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┗1972.Corpse Reviver【〆】(80-84/248)
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書 84 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/03/14(日) 14:29
WhiteDay. The answer is... >>83 から俺が選んだのは、 ──青い箱。 捻くれ者の俺は、“ホワイトデー”“いじわる”、相反するその組み合わせに惹かれて細いリボンの包みを解いた。 またカードが入っている。再び手に持ち綴りを読む。 「……あいつらしいな。」 文言が聞き慣れた低めの声で再生され、思わずくすりと笑みが零れた。 カードを退けた下からは手製らしい菓子が覗く。甘苦く大人っぽい芳香に鼻を擽られ、唆られるまま口に運んだ。 「美味い。」 菓子作りと、覚えがあると豪語する普段の料理とは別物だろう。しかし嫌味のない甘さが後を引き、つい二枚目へと手が伸びた。 「ん?」 ふと。クッキーの合間から薄桃色の包みがうかがえた。摘み上げ、剥がした小さなメモ紙を目元に運ぶ。 「──……キザなやつ。」 短いそれは見てすぐに判断できたが、押し寄せる慕情が続く動作を苛んで、暫しそのまま縫い止められた。 どこが“いじわる”なんだ。手作りだし。 照れくささに漸くと額を掻く。 『ヨルク様』 そこへ廊下からメイドの呼び掛けとノックが響き、油断に大きく肩が跳ねた。慌てて相好を引き締める。こんな腑抜けた顔は誰に見せる訳にもいかない。 深呼吸して何事もなかったかのように繕うと、足早にドア口へ向かい、扉を開けて臣下を迎えた。 「どうした?」 『早朝より申し訳ございません。本日の使節団の謁見ですが──』 . . .
Another side. 他に道があるとすれば、 ✧開たのは黄色い箱。
俺もお前の顔が好きだ。沈黙した際の爽涼な美、日差しに似た心からの笑顔。女性に向ける艶麗な表情も…まあ悪くない。高い上背と伸びやかな手足も綺麗だ。愛してるよ。お前が幸せなら、俺は何でも。
#平らな形状にブラックの小洒落たリボン。まるであいつそのものだ。適度にラフ、それでいてスマート。掴みどころが無く、いつも手から擦り抜ける。 ┄┄┄┄┄ ✧開たのはチェリーピンク。
家族、友人、恋人──俺はお前があちら側に忘れてきた全てになる。自由でいてくれ。もっと笑って。悲しみは俺が取り除く。 …なあ、どうすればお前、幸せでいられるの?
#愛らしさと高級感を感じる箱。中身も相応で、甘く、五臓六腑を満たして蕩かす。はは、強請ったからか?随分と大盤振る舞いだな。 You’re the one. >ぜんぶ開けてくれたのか。…にしても、意外なの選んだなあ。 >“何でも”なんて冷てぇな。アンタの気持ちも見せてくれ。ちなみに俺は…──アンタが幸せなら幸せだ。 >バニラが肌で、ピスタチオが瞳。フランボワーズは…なんだと思う?今を変えたいと思わない。つまり、俺は幸せってことだ。 #Ho perso la testa per te. [
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83 :
黒沼アラヒト
2021/03/14(日) 07:03
ナイトテーブルに小箱が3つ。 それから、メッセージカードが1枚。Happy White Day! どんな俺が好き? いつもの…黄色い箱 あまい…ピンクの箱 いじわる…青い箱
黄色い包みに黒いリボン、平たくてシンプルな箱 人気店のキャラメルナッツタルト と、黄色いメッセージカード。
顔が可愛い。見た目が好き。面倒なこと言わねぇし、連れ歩いてる時に浴びる羨望の視線も、けっこう気分がいい。貧乳なのは仕方ないとして、もうちょっとばかし尻があれば完璧。たまには女の子と遊びたいけど、週5くらいは余裕で抱ける。好きだぜ、ヨルクちゃん♡
大きな白いリボンが目立つ、チェリーピンクの丸い箱 有名パティシエのマカロン (フランボワーズ・バニラ・ピスタチオ)
と、ピンクのメッセージカード。
本当は笑った顔も好きだ。泣かせるのも、怒らせるのも簡単なのに、笑わせるのは難しい。里の連中には優しく微笑みかけるくせ、俺の前じゃたいていクールな顔だ。なあ、どうしたら笑ってくれる?愛してる。俺の太陽、かわいい向日葵ちゃん。
細いグレーのリボンがかかった、正方形の青い箱。 手作りほろにがココアクッキー と、青いメッセージカード。
ぜんぶは受け取れない。選択肢はいくつか持つべきだぜ。
箱の底にまだなにかある くちなおしのいちごミルクキャンディー に張り付いた付箋。
けど、俺の最後はお前がいい 起き抜け。隙間から朝日を取り込むカーテンを開けようとしたところで小箱を認めた。 添えてあるカードに気付き、手を伸ばす。 視線を這わすと同時に綻ぶ口元。やがて見定めたのは── (Which one did I choose? take a guess.) #♡ >やっと抜けた。今日中には諸々返す。 #声が聞けると嬉しくてつい反応してしまう。スマートにやれず済まない。兎にも角にもお疲れ様。ゆっくりでいいし、仕切り直してもいい。適度に流しながら調整しよう。 #それにしてもこのサプライズは……心臓がもたない。忙しい合間を縫ってのものだと思うと殊更に。ありがとう。 >ありがとな、待っててくれて。また後で。 #待っていていいなら幾らでも、だ。俺も出直す。またな。 [
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82 :
黒沼アラヒト
2021/03/12(金) 13:54
#俺は幼少アラヒトと幼少俺で虫採りに行きたいなあ。お前が嫌でなければ、シチュエーションを交互に出し合って一話完結で話すのもいい。手紙でも、ここでも。 お前が採りたいのは虫じゃなくて俺の一目惚れだろ…? ──…いいなそれ。とりあえずここでやってみるか。どうせなら中身の時間も戻そうぜ。夏休みに爺さんちに遊びにきた俺は、謎の新種カブトを追ううち、見知らぬ森に迷い込んでいた。#(そんな考えは微塵もなかったものの、よくよく考えれば的を射ている。顔を顰めてそっぽを向き) #場所の用意と脚色に感謝を。――…教育係が夏風邪に倒れ予期せぬいとまを得た俺は、目付け役の目を忍んで単身森に踏み込んだ。 アラヒト 10さい/145cm 好きな教科は保険・体育・給食。英語の授業で先生がシックスっていうたびにニヤニヤしながら後ろの席を振り返るタイプ。 好きな子に意地悪するなんてダセェまねはしねぇけど、恥ずかしくてちょっとよそよそしくなっちゃうぜ。さいきん近所に住む中学生のリカコちゃんに彼氏ができてショックがでかめだったものの、今は新しく赴任してきた音楽の先生に夢中。 ヨルク 10さい?/137㎝ 朝から晩まで帝王学の履修にいそしむ絵に描いたような優等生。子どもはコウノトリが運んでくると思っている。 よし、今日は珍しい虫をたくさん採るぞ。観察して楽しんだあとは速やかにキャッチアンドリリースだ。女の子に見える?そんなこと言う奴は踵でつま先踏んでやる。 …こんな感じでどうだ?#素晴らしい。 待たせたな。そんじゃあ虫とり大冒険、始めようぜ。#ああ、この森には何でもいる。ヘラクレスオオカブトをとるぞ。タマムシもアリだ。 次元とき を駆けるカブト(こっちに飛んでいったはず。虹色を散らす甲虫の追跡に気を取られ、背高い草間から現れた影へと勢いそのまま突っ込んだ。起き上がって見れば──金髪の女の子。外国人だ。まずい、ゴメンって英語でなんだっけ。シックスとバナナしか出てこない。あー、えっと。逡巡のち手を差し出して)……ゴメン。痛かっただろ。…立てるか? 採れた…!(壮大なタイトルに使命感を覚えつつ。ゲットしたイナゴを斜め掛けしたカゴに閉じ込め立ち上がりしま、何か硬いものにぶち当たって派手に尻もちをつき。痛みに先行する驚きで見上げた先には、高い太陽と蝉時雨を負った美しい黒髪の少年がいた。目を奪われること数秒、遅れて手を取り立ち上がって)――…こっちこそ悪かった。お前は?ケガしてないか。 (小さな顔が持ち上がった途端、熟練の天使に心臓を射抜かれ固まった。かわいい…。リカコちゃんやマユちゃんより…いや、ゆかり先生よりも。白い肌はバニラアイスを思わせるが、掴んだ手は暖かい。暫し呆けていたものの、問う声に我に返るなり慌てて手を離し)…ん。鍛えてっから大丈夫だ。──それより、レインボー・カブトが飛んでこなかったか?こっちに逃げたはずなんだ。 (鍛えてる…?まさかこいつも武を尊ぶ王の血脈か?確かに健康的に焼けた肌に並ぶパーツからは、そこはかとない品格を感じる。ところで問われた虫には覚えがなく)…初めて聞く名だ。(否定にかぶりを振った刹那、視界の端を七色の輝きが過ぎ去り)──!おい、今の、 アイツだ…!(飛び去った方向は、生い茂った草から枝葉の飛び出す獣道。危険そうな香りに興奮混じり叫び)女には危ないからそこで待ってろ!採ってきて──お前にやる!(啖呵を切りつつ草叢へ飛び入り、虹色を追って走ること暫く。…見つけた。茂みより覗く輝きへとしたり顔で近づき、虫とり網を振り下ろした──…が。違和感を覚えるより早く、虹色の眼を光らせた巨大カマキリが姿を現し)……っな、なんだコイツ。カマキリのおばけ…!? [
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81 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/03/06(土) 07:58
愛用の茶革の手帳。時おり記すしがない走り書き。 あらひとさんじょう えるふごってきょうつうごよりもむずかしいな おお!共通語以外も書けるようになったんだな! しかしいつの間に手帳を…ねてるあいだにはいしゃくした愛してる (日本語で) 字面から察するに日本語だな? 読めるように書いてくれよ。黒沼アラヒト (日本語) つづりがわかんねえや かけるようになったら、かくよ。 そうか…なら致し方ない。 心待ちにしているよ、愛しいひと。あいしてるよ おれのたいよう
前を行くあいつの足元になにかが落ちた。手帳だ。拾い上げたその項には短い文章。切れ切れに読める。 ──背後から腰を抱き、間延びした声で名を呼んだ。 驚き振り返った唇を攫って、「落としたぜ。」手帳を胸に押し付ける。 それから、あっさり離れて歩き出す。 抱きついた時と同じく、勝手に。 口唇に残る熱に寸刻、動作を奪われる。 読まれたかもしれない――…しかし懸念は一瞬にして霧散した。 あいつは文字を覚えることに熱心でない。さも勢いで綴った乱筆だ。 手記をしまい込み、飄々と行く前の足取りに続いた。 #このまま保存 2021/05/30 [
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80 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/03/03(水) 11:19
アラヒトと俺は似過ぎている。と、たまに思うことがある。同じ形をしたパズルのピースを必死に嵌めようとぶつけ合っている。愛おしくて、笑える。だったら、アンタも気付いてんだろう?同じ形なら、重なっちまえば、隣同士のピースよりも近くなれるってさ。ぶつけ合いながら重なりかたを探そうぜ。 お前、心底温厚で思慮深くて可愛らしいヤツだよな。救われるよ。ドーナ/ツの穴は存/在?空/白?どっちだ。 お。いつものやつか。…フラフープや指輪を見た時、穴が空いてるように見えるか?存在も空白もない、ドーナツは完全だ。俺にとってはそういうもんだよ。アンタの答えはどうだ? ふふ…俺には穴は穴と見える。指が突き抜ける。腹にたまらない。それは即ち無に他ならない。空白、と認識しているよ。 お前がね、気づきを与えてくれるところも好きなんだ。異を否として退けない。その心構えと向き合い方。 俺は捻くれてるだろ。アンタは素直で、そこが眩しい。世界の見えかただって違うのに、どうしてだか似てるよなあ。確かに。 はは。否定できるほど偉大でも幼くもねぇってだけさ。それはそうと、ヨルクちゃんがカラフルなドーナツ食ってたらかわいーだろうなァ。 素直…まあそうだな。お前が寛大だから思うまま振る舞えている。裏を返せば、捻くれるのは俺が狭量なせいだろう。自覚はある。……甘えたいか?…聞くもんでもないか。 (スッ)(ダ○キンドーナツ)俺もアラヒトが口いっぱいにものを頬張る様子、好きだ。(無理やり突っ込み) どうしてそうなるんだよ。アンタは大人だ。そう見える。……俺が甘えると重いぜ?たぶん。 気づきって話なら俺もそうだ。頭のいいアンタと話すために、普段使わない頭を全力で回してると、自分の不明瞭な部分が形になったりしてな。 ンンッ!?(暫し黙々と咀嚼)──…ったく。ヨルクちゃんの前じゃ俺もまだ子供ってか。 むくれた顔を見たいがために、わざと意地悪くすることもある。くだらないだろ?……お前が楽なのが一番いいよ。 買い被りすぎだ。地頭が悪いから同じところを回ってる。俺は、お前のおかげで過去に感謝できるようになった。 (ニヤニヤ)100歳だぞ?28歳なんて可愛いもんだ。 アラヒト、俺、実はな……「悦い」の方がセクシーだと思うんだ。ちり紙の時みたいに古臭いと言われそうで、これまで「善い」を使っていたんだ…。 はは。そーだな、くだらない 愛しい 。俺は今、最高に楽だし居心地がいいよ。けど、それでアンタに負担をかけたくはない。好きなようにやってほしいと思う。 同じとこを回らねぇと気づかないこともある。…アンタの一部になれたなら嬉しい。 なるほど、読めたぜ。俺に可愛いなんていうのはアンタとお袋くらいだが、つまりオバ──…ご婦人が若手俳優を可愛がるのと同じ感情ってことか。 ……お、おう。んじゃ、「悦い」に統一する?俺はどっちでも…。善いと悦いに年代差なんてあんのか…? ふふ。こんなにも自由で楽しいことがあるんだな。 俺もお前の一部にしてくれ、俺は残る人生の全てをやる。律儀に返そうだなんて思うなよ。そんなものは求めていない。 …………孫を可愛がるオジイチャンのほうがマシだ。可愛いはたまにオジイチャンで、たまに違う。お前の可愛いも幼子や動物に向けるあれだろう。 大正昭和の文学作品は専ら「悦い」を使ってないk言われなくとも、お返しなんてするつもりはねぇさ。俺がやりたいものをやるぶんには構わないだろ?受け取るも突き返すも自由だ。 …珍しく薄い本以外読んでたと思ったら、アレ官能小説かよ。エッチなとこも好きだぜ。 今日も愛してる。 『荒仁の舌が這ゐずり回り、志づ世は思わず悦ゐと声を──』(朗読) 俺もだ。 fin. [
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