雪魄氷姿
おやおや、貴方のその口端から顎にまで伸びる一本線はなんでしょうねぇ。先程まで気持ち良く妾の膝で眠りこけていた帝統さん？

なんて、嘘ですよ。だから私の手巾でそのように口回りを乱暴に拭わないでください、手巾が嘆いていますよ。

僕も暇じゃない筈、なんですけどね？いやぁ日頃の行いが良く今日は偶々午前に作品一つ納品出来まして。なので気分も良く時間もあったので、この幸せそうに惰眠を貪る男の寝起きに挨拶でもしてあげようかと。帰宅してからまぁ眺めていた訳です。いやぁこれがまた、面白くて…おっと、誰か来たようですね。これ以上は麻呂だけの秘密、という事で。おじゃ。

そのまま、今日はゆっくりする流れ、となりそうです。まぁもしかしたら、乱数辺りには声をかけるかもしれませんね、帝統が。いや、俺は今日まったりと過ごすつもりで居たから、喧騒に包まれた空間も嫌いではないですけど、想定していなかった、というか。まぁ結局は誰が居ようと手放し難い貴方との空間に相違はないので構わないのですが。

独言

ふふふ、誰を呼ぶか、結構悩み抜いたんですよ…？真っ先に思い浮かんだ子では、捻りが無いかと思いまして。オオサカの彼もいつかやって来るんじゃないですかね…なんて、嘘ですよ？