きっと飴村君ならこう言うだろうね。
「お前がそっちやんのかよ!!!…と。
そうだね。感情の起伏的な意味では私がキミで、キミが私であろうだろうけれど…まあ良いんじゃないかな。
飴村君との思い出をカルテに記しておこう。
私「ところで、前にくれたお醤油なんだけど、あれはシブヤにしか売っていないのかな?」
飴村君「Amaz○nで買ったよ」
私「Amaz○n」
Amaz○nはとても便利だね…お醤油すらも売っているだなんて。
伏せ字になりきれてないのは気のせいだよ。
飴村君「ボクもサウナは嫌い!」
私「暑いからね…お風呂はどうなのかな?」
飴村君「お風呂もそんなに…のぼせやすいから」
私「……」
ーーーここで私は暫く考えた。この間3分。
とても飴村君の体質に実に興味が湧いたのだけど、思ったことを正直に打ち明けたらきっと飴村君はこの色ボケジジイとでも罵って来るだろう。
だから懸命に堪え、冷静に大人としての回答を考えた。
私もここまで長らく生きては来たけれど、これほどまでに本能と理性を自分の中で戦わせたのは初めてかもしれない。
寧ろ罵られても良いのではないだろうか?
きっと飴村君はそれでも仕方ないなあと言いつつ聞いてくれるだろうね。
よし。
私の本能 (飴村君、ちょっと今日は一緒にお風…)←ここまで打った
飴村君「そう言えば来月の休日の話なんだけど〜…」
私の理性(!?)←消去ボタンぽちー
私「!?!?!?!え!!?!?!?」
飴村君「えっ、だ、だめ?」
セーフ。
過剰に驚いてしまっているけれど飴村君にはバレなかっただろう。
飴村君、お仕事お疲れさま。
醤油は他の物を買うついでにAmaz〇nで買っただけだし、お風呂の件はセーフじゃないからね!スケベじじい!一緒に入ってあげてもいいけどさ!あの時過剰に驚くせいで僕までびっくりしたんだからねー。謝って謝って謝って謝ってよ!(民族学者の真似)
うんうん...ごめんね。つい動揺してしまってね。私もまだまだ未熟者だね。スケベではないけれど、一緒にお風呂は入ろうか。スケベではないけれど。