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┗777.花一匁。【保存】(20-24/63)

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24 :嘴.平.琴.葉(鬼.滅.の.刃)
2021/01/31(日) 00:00


# 極楽教コソコソ噺

貴方さまの居る夜はとても静かで穏やか。毎夜おひざもとで睡れる幸せ、噛み締めるどころか吸い付くように味わっているのです。甘い蜜を吸うように。貴方さまの鋭い青紫の爪、獣のような牙、時折におう異質な香り。
私には全部視えないんです。さあ、お唄を歌ってあげましょうね。幸せだねぇ…この時間ずっと続いて欲しいねぇ。


  ゆびきりげんまん お守りしましょう 
   約束しましょう あなたをずっと、





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23 :堕.姫(鬼.滅.の.刃)
2021/01/30(土) 00:00


# お茶

参ったねぇ、この調子じゃアイツはまた帰って来ないよ。私もう限界。十七日も食事をしてない。うちら遊女は体型管理も仕事のうちだけれど、もう見てよこの背中とくっつきそうなお腹をさ。こんな女の子を見たら、客は糞みたいな差し入れを持って来るんだよ。ころっけ、かすていら、わざわざ料理人呼んで御膳を運ぶような奴も居る。どれも金持ちの食べ物ばかり……待って勘弁して頂戴よ、アタシ肉しか食べないって。ねえねえ、勘弁してくれ。ねえ。

色男が留守にしてる間、稀血を垂らしたという香り袋をあの方から戴いた。「まだ嗅いではいけない」と言って、一ヶ月は寝かすように念押しをされたんだけどね。こないだやっと一ヶ月が経って、袋の紐を解いたのさ。とても不思議な、重厚な甘さで、鬼となったこの身で、おそらくは初めて生血以外で芳しいと思った香り。血ってこういう…?いえ…これって稀血…かしら?荒んだ心が穏やかになって、その日だけは新造をいじめる気もぜーんぜん起きなかった。

あの方曰く、この香り袋には血術が掛かっていて『想い人の血の香りに変わる』細工が施してあるんだって。
大したものよ。きっとアンタの血って、この香り袋みたいに夢のような味がするんだろうねぇ。ああ……、早く来てよ。本当に、早く、乾涸びちゃうんだから。




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22 :蛇.喰.夢.子(賭.ケ.グ.ル.イ)
2021/01/29(金) 14:00


# 凡そ半月

16日ぶりに鈴井さんが帰って来るそうです。ええ…それで今夜は何を賭けましょう?生爪にします?それとも丸々指一本に致しましょうか?
あらぁ、どうしました、怯えていらっしゃるのですか…けど貴方はとても断れるお立場じゃありませんよねぇ。
うふふふふっ…鈴井さんっ…今から楽しみですね♡体の一部を賭けるギャンブル…ああ狂ってる…!!ハアッ…私…滾ってどうにかなってしまいそうですうッ…♡




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21 :堕.姫(鬼.滅.の.刃)
2021/01/28(木) 00:00


# いちしちしち

夢神経逆撫で……ねぇ、一体どれが苗字でどれが名前なんだい?フフフッ。見たまんま潔癖症で完璧主義なアンタに何度私が「大丈夫」と声を掛けたってアンタ一向に聞きやしない。それどころかもっと気になり出して、居ても立ってもいられなくなるみたい。挙げ句には私が悪いって言ってきたのよ。有り得ないわ。糞野郎め。だったら最初から言わないで頂戴よ。私、頭が悪いから気の利いたこと言えなぁい。

あーやだやだ。美意識の高い色男って最高に手がかかって、もっともっと愛おしくなるんだもの。




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20 :栗.花.落.カ.ナ.ヲ(鬼.滅.の.刃)
2021/01/27(水) 00:00


# 限りなき思ひに焼けぬ皮衣

人は誰しも自分の中に男と女を飼っている。独善的でいつまでも子供の心を持つ男と、無償の愛を注ぎ続けたい、
けどほんの少しだけ媚びも売りたがる女。貴方にはそれほど理解が得られなかったみたいだけど、どれも私である
ことに変わりはない。今までも、これからも。貴方がたびたび口に出して言うことは、本当はちゃんと分かってたの。
でも…貴方を繋ぎ止めたい一心で、あの人……ずっと貴方を愛してた。過去形じゃないけどね、今もだから。
好きよ、本当に大好き。心から貴方を慕ってる。〝薄気味の悪いもの〟と忍耐強く、辛抱強く向き合ってくれてありがとう。
──貴方に五年と五ヶ月の歳月をかけて私の中の男が掻き消されていたなんて、貴方に言われるまで気付きもしなかった。



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