友人……といってもいいのよね？いいわよね？
あれだけ色々話しているんですもの、お友達よね？

と、ともかく！久し振りにマスターのことを思い出す機会があったから、確か、と思って保存していたログをね？いえ、これは私が保存してもらったというか、他の英霊に見てもらって──って、そんなことはどうでもよくて。
兎に角、昔の思い出に浸りたくなったから触れてみたの。

……ああ、なぞるだけで思い出せる、色褪せない思い出。
きっと、どこかの国の彼が愛した感情もきっとこんな感じなのかしら、なんて夢を見ていて。

残念ながら終わってしまった記憶を、物語を、また紡ぐことが出来たら……なんて思わなくもないけれど。
……きっと、応えてくれないわね。いいえ、それで思い出を汚したくない、私の弱さなのだわ。……弱いところは、変わらないのね。

なぁんにも知らない人が、なぁんにも知らない癖に、愛してる、なんて言わないでください。鳥肌が立ちます。

ねぇ、大人しく愛されてくれていればそれでいいのに、どうしてそうしてくれないんですか？
私からの愛だけ受け取ってくださいよ。ねぇ。
愛して欲しいなんて言ってません。
愛さないでって言ってるでしょう。

知りませんよ、何も。誰も、私を見ないで。


私の事なんて、知らないでいいんです。

ねぇ。
>こんな醜い私なんて、見ないでください。