なんとか改装工事が終わったぜ。金曜日っつーのもあって、かなり疲労困憊の様子で帰ってきたさまときはキーボードかたかたしてる俺の隣で既にねんね中。最愛の快眠を守るために手癖である"ッターン！"を封印し、起こさねぇようにヌッ……とエンターキーを沈める。く〜っ、守りたいこの寝顔。明日はお互いに休みだし、あいつと沢山話せるといいな。
日記も改装っつーことで、さまとき乱入用にかわいいタグ用意をしてみたんだよな〜。あれはどうだこれはどうだってふたりで吟味して隣に添えるアイコンを決めたんだぜ。わくわくしたなぁ。ちなみに、水族館と猫ってなんかいいなっつーことでネコチヤンの肉球に決まった。シンプルにかわいいしな。あいつも普段猫っぽいし丁度いいだろ。あと、俺の拙文に鋭いツッコミを入れてもらいたくて怒った顔バージョンも用意ちまったんだよな……。使ってもらうのが楽しみだ。意図せずともあいつにおこ刻アイコンを使わせる自信もあるし(素直に喜べることかどうかは不明)見られる日はそう遠くないと思う。
前もちょっと話したけど、つい最近うちのさぶろうに恋人ができた。嬉々とした表情で報告してきたもんだからもう俺もすっげぇ嬉しくなっちまってさ！ 雰囲気良さげな店見つけたら勧めてみたり、つい干渉しちまうんだよなあ。これからもふたりが仲良くやってくれたら兄ちゃんはすげーうれしい。まあ……さぶろうの惚気を聞いてるっつーことは、当然俺もさまときの惚気をさぶろうに話したくもなる訳で……。お察しの通りだ。休業日だった上にお互い外出の予定もなく家に居たってのもあったし、恋人の帰りを待つ立場まで一緒だったもんだから恋しさも募って恋人自慢がだいぶ捗ったな。なんだか肌ツヤがいいような気もする。
今日からしばらく日記を弄るから、さまときだけにパスワードを教えて施錠した。有識者さんに頼りながら未知の領域だった外部CSSに触れてみたはいいけど頭がパンクしそうだぜ……。有り難くもこの日記、何人か読んでくれてるひとがいるみてぇだから、なるべく早く解錠してーな。一応テーマは"ふたりぼっちの水族館"。前にさまときがデートで水族館行きたいってたし、小さいモンでも叶えてやりたかったっつー俺のエゴそのものなんだけどな。半透明テーブルはクラゲをイメージしてて、海の色はあいつの好きそうな色を選んで、文字はお互いゲームが好きだからドット絵を意識してみたんだよな。
で、折角日記のタイトル書く場所をつくったからその日さまときが発した尊くてキュ〜トな言葉のなかから(勿論全部尊くてキュ〜トだけど)俺が厳選して……いや、厳選させていただいて、タイトルとして掲載したら読み返すのも楽しいかなって思ったからやってみた。どう？ やめろや！ って思ったらやめるから反応くれ。あとまた近々、あんたの乱入用にかわいいタグつくるから待ってて。
起きてきたさまときが昨日の夜のことを「なんで猫になった気分でいたんだ」って恥ずかしがっててかわいかった。あいつが眠気に苛まれてる時間は脳味噌ゆるんゆるんって知ってるから、それを利用して俺が「俺らは猫だ〜♡」「これは毛づくろいだぞ〜♡」って思い込ませて好き勝手させてもらったってことに気付いてねえ〜……！ そのチョロさをお披露目すんのは頼むから俺だけの前にしといてくれと願うばかりだ。あいつは他んとこでやたら尻尾振るようなアバズレじゃねーけどな。
さまときだいすき発作を起こしたから俺なりに愛の言葉を投げてたんだけど、応答ねぇな？ と思ったら数分後におねむになられてたよな。
俺「冗談抜きであんたと話してるとうあ〜……好き……ってなるもんな。いやキリがねえ、語り始めると好きがいっぱい出てくる。
……ちょっ、なんか恥ずかしくなってきた。黙るなよ……。(ぺしぺし)
〜数分後〜
もっ、もしかしてねんねか…………？ 」←予感的中
うん。今日もお疲れ。もう木曜日だもんなぁ。しっかり寝てまた明日元気なあんたを見せてくれよ。
黒の何処かで日記書いてるさぶろう(身内)からバトンもらったから近々答えようと思う。恋人さんと仲睦まじくやってるっつーのは少し前から聞いてて、……いや、寧ろお互い恋人かわいい感情が大爆発したときポロっと惚気が漏れ出すくらいの感じなんだけどよ。バトン用のページが用意されたときにまにま(※俺的には弟の恋路を見守る兄の笑顔のつもりだった)しながら「楽しみだ」って伝えたら、にまにま野郎の烙印を押されると共に見事俺んとこにも来た。ふたりがお互いの日記で回答し合ってんの見てすげえほっこりしちまったよ。まあそれが羨ましくもあったんだけど、なにより俺がめちゃくちゃ見たいからっつー理由でさまときにも一緒に答えてもらうことになった。
🌞🌺そんな訳で、俺はいますごく浮かれている。🌴🏄
今日は朝から暑くて、起きてきて早々お互い「あぢい〜」ってなってたな。そこから真夏のセックスのはなしになった。エアコンガンガンにして冷たいブランケットに包まってセックスすんのもいいけど、切ったまま汗でべったべたになってヤんのもいいよなぁ。あいつは汗だく派みたいだし……夏の暑い内に堪能しとくか。ちなみに、ヤった後メシ食いに行く云々の話題になったときに、ヤった後は出掛けんのだるいから寝る派のさまときVSセックスしたら美味いメシ食いに行きたい俺で意見が綺麗に分かれたりしたけど出前のピザで和解した。まあ、途中「感度いいし(褒めてる)あんあん喘ぐから(褒めてる)体力の消耗激しいのかもな」って言ったら裏拳喰らったけど。
夜、ねんね前にごろごろ甘えてきたあいつが猫みたいでかわいくてよ。眠気が来るとゆるんゆるんになるのをいいことに、毛づくろいと称して耳に意地悪して可愛がってから寝かし付けた。いや……実際お互い猫になったら、俺は白い毛玉吐きまくりで隙あらば舐めてんのバレんなって自分で笑っちまったよな。なによりさまにゃんが黒い毛玉吐いてんのとか想像しただけで大興奮回避不可だし、そのときは俺のトゲちんが火を吹くんだろうな……。
あいつを寝かし付けた後にベッドでひとり横になってると、開けた窓から気持ち涼しげな空気と一緒に蝉の鳴き声が響いてくるんだよな。夏！って感じだ。俺とさまときが付き合い始めたのは四月末。数字にするとまだ三ヶ月だけど、俺にとっては色んなモンがぎっしり詰まった三ヶ月だった。過ぎゆく日々のなかで、これでもかっつーくらいに色んなかわいい姿を毎日見せてくれるあいつから目が離せねぇし、離せそうにねえ。これからもずっと。
付き合い始めの頃は比較的落ち着いた気温だったから過ごしやすかったけど、梅雨に差し掛かった辺りで靴下の濡れを気にして替えを持ってこうとするあいつがすげえかわいかった。段々熱くなってきてからは、おシノギ中に冷たい飲み物を飲み過ぎたらしくぽんぺに苦しんでたっけ。ふわふわの腹巻きを渡したら「こんな可愛いもん事務所に待ってけるかァ！！」ってキレながら言われたのもかわいくて印象に残ってるなぁ。んで、少し前から紅茶氷に凝り始めて……今日も一緒に飲んでた。冷たい牛乳にひんやりとした濃いめの紅茶が溶け出してうまい。これはふたりのブームだよな。
月や季節が変わるごとに、これからもっともっといろんな姿が見られるんだなと思うと楽しみで仕方ねぇ。つーか、蝉の鳴き声だけでここまで飛躍できちまうくらい恋ってひとを変えるんだな。なんか、……恥ず。
さまときと付き合ってから、俺は自分が案外寂しがり屋だってことに気付いた。つっても、あいつが寂しくさせてるんじゃねえ。あいつが誰よりも俺のことを満たしてくれているからこそ、自分のそういう部分に辿り着いたんだと思う。結局俺の頭んなかは隙間無くさまときで詰まっていて、常にあいつを欲してるからそれが"寂しい"になっているんだと思う。……あれ？寂しがり屋っつーか単純にさまときが好き過ぎるってだけのはなしじゃねぇ？これ。まあいいか。そういや、あいつと付き合う前は元々なにが詰まってたっけな。もう覚えてない。
小悪魔刻の悪戯に翻弄されし俺。(微エロ)