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8 :
古/市/左/京
2020/09/25(金) 00:23
毎日続けるのは難しいな。元々習慣じゃねえ事を習慣化させるっつーのは、余程性に合わねえ限り無理がある。少なくとも、俺にとっての日記は性に合う訳では無さそうだ。まだ休む前だからセーフだろう。かなり滑り込みではあるが。
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19:30
今日もとい昨日、帰る前に連絡が数度来ていた。
「すみません、何だか体調が思わしくなくて」
「冷凍してあるカレーでもいいですか?」
「すみません」
人の夕飯より自分の体調を心配しろ、と小言を言ったのは、その直ぐ後、俺が帰ってからだったが。
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22:00
因みに、飯を食う前にプロテインを摂取しちまったから、らしい。俺がカレー食ってる隣で、何故かコイツは俺が作り置きしておいた豚汁食ってた。体調が良いならそれで良い。
が、プロテインで体調崩すの3度目だろうが。
今日2回目の小言が始まった。
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7 :古/市/左/京
2020/09/23(水) 21:26
プレゼントを買った。
それなりに値は張ったが、良いだろう。
これを渡したら、果たしてお前は喜ぶのか。
それとも、こんなに高い物を、と怒るのか。
来月、お前に渡そうと思う。
腹括っておかねえとな。
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6 :古/市/左/京
2020/09/22(火) 17:13
昨日の疲れが残ってんのか、コイツは随分ぼんやりしてる。
カラオケに来たいっつったのはお前だろうが。
仕方ねえんで、膝枕くらいはしてやる。
早くだらしねえアホ面晒して見せやがれ。
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5 :古/市/左/京
2020/09/21(月) 22:10
ついつい長く書いちまうのは悪癖だな。もっと端的に、出来る限り長期的に書くことを目標に設定する事とした。今回からは端的にする。具体的な文字数まで制限することが望ましいが、ここは某青い鳥とは違って今現在どれくらいの長さまで書いているのか、見ただけで判断することが難しい。であれば、今書いているように、文で改行するのではなく、続けて書いた行数で判断することがベストだと考えた。…が、やはり俺の悪癖は直せないらしい。長さは問わず、一日一度は記事を残せるよう努める事を目標にする。
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閑話休題。
旅行から帰った。最後の運転を伏見に任せ、再び寝こけていて動きの遅い俺とは違い、上機嫌に歌いながら荷解きをする背中をぼんやり眺めている。先に風呂頂きますね、と言いいそいそと風呂場に向かったでけぇ背中を見送ってから、二人で買った焼き物が入った紙袋に視線を移す。
ここに、俺が買って隠した猫の置物が入っているとも知らず。
風呂場からはシャワーの流れる音と、上機嫌な鼻歌が聞こえる。
これを見たら、アイツはどんな反応をするんだろうか。
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知人への私信
そもそも、俺がここに日記を移したのは知人からの誘いだった。そいつは年上のヒーローと恋人になっている。そいつの特徴を詳しくは知らんが…強いて言うなら、羽の生えたヒーローか。
おい、見てるか?テメェの希望通り、ヤクザが日記の鍵、外してやったからな。
――――――――――――――――――――
23:30
これ何でしょう、俺買いましたっけ?と言いつつ包みを開ける様子を、キッチンで洗い物しながら眺めてた。そしたらコイツは、勢い良く泣き出した。どうやら、飼っていたペットに酷く似ていたらしい。大の男…もとい、恋人を泣かせるつもりがあった訳ではないから、俺も戸惑った。結局、最後には笑って「大切にしますね、ありがとうございます」と言われ、デカい身体に抱き締められた。寝る。
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4 :古/市/左/京(A/3/!)
2020/09/21(月) 18:27
オフを合わせて、2泊3日で寮から抜け出した。
事前の用意に抜かりはねえ。組にも監督さんにも話は付けてある。
泊まった2日は泥酔。
最終日は伏見に運転を任せ切りで、来たかったと言う公園に。道中俺はうたた寝しちまったが、それにコイツがとやかく言うことも無かった。
訪れた公園には、何時かを彷彿とさせる程、一面の秋桜。
嬉しそうに持参したカメラのシャッターを切るコイツを、適度な距離から眺めていた。
ふと辺りを見回すと、家族連れの多いこと。自粛中とは言え、ガキが家ん中で大人しくしていられる訳がないだろうな。
そん中でも、小せえ赤ん坊を抱き締めた父親を、母親が写真を撮っていた、その様子から目が離せなかった。
微笑ましく、幸せに溢れた光景。
だが、俺には無縁であろう光景。
目の前でファインダー越しに俺を見つめる男の、だらしねえ笑顔を見て、僅かに心が刺さくれ立った。
コイツは、本気で俺と共に在るつもりなのか。
お前なら、一般的に幸せな家庭だって築ける筈だろう。
思った事が顔に出ていたのか、俺よりもでけぇ男が俺を見下ろす。何があったのか、体調が悪いのか、疲れたのかと、あれやこれや世話を焼いてくる。
普段ならば吊り上がり気味な眉が、情けねえ程下がっている様子に、思わず笑って、そのまま考えていた事を呟いた。
どうやら、伏見は機嫌を悪くしたらしい。
人が来ようが手は離される事は無かった。
挙句、車に乗り俺が運転を始めれば、手を擽られ甲へ口付けられた。
離す気は毛頭ないのだと、俺とまだ一緒に居たいのだと、歯が浮くような言葉を延々と掛けられた。
そうか、と呟き赤いであろう顔を逸らせば、漸くコイツもだらけた顔になった。
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