05/23

ラブレターの日らしい。ってことで。
あの人ここもう見てないとは思うが、たまには面と向かってじゃねえ言葉も残したって良いだろ。

もうすぐ出会って一年立ちますね。
覚えてます？あんぽんたん事件。でもあれって結局…俺の心が決まってない内に選択肢狭めたくなくて、広い間口で言ってくれた事だってのは今はちゃんとわかってます。
あの日からあんたを意識して、今まで、昨日より今日、明日はさらに、どんどんあんたを好きになった。
好きになる事が怖かったのに、怖いより積み重ねる愛の方がでかくて。
今は逆に…好きすぎてあんたに見合う自分で在れるのかって部分でビビってますけど。それでも、あんたはいつでもまっすぐに「恵じゃないとだめだ」って言い続けますよね。俺も本当にあんたの幸せを考えたら…って部分ですげえ頑固だけど、それに対して呆れる事なく俺の居場所があんたの隣なんだと示してくれる言葉に……いつも、感謝してます。

あんたは俺に助けられてるって言うが…逆も、どれだけだろう。初めてこんなに素を見せて、恥も弱いところも晒せると思えるようになってきた。感情の発露が希薄で自分の欲がわからなかった俺はどこに行ったんだと思えるくらいに。
全部、あんたが相手だから。

本当、弱い俺ですみません。自分を変える勇気が足りないのを…幻想の誰かにあんたを託す未来で誤魔化してる。俺がその誰かに、ならねえとなのに。
俺のままで良いって言ってくれるあんたと、ずっと一緒に居るために…自分で許せないところを直したい。

ラブレターというか懺悔みたいになっちまったけど……一応、こう、残しておけば覚悟になるかと。

いつまでもあんたに隣で笑っていて欲しい。
愛してます。俺の悟さん。

02/13

更新速度は亀になりつつあるが、毎日あの人と過ごしてる。

愛しさが溢れてまたこうして筆を取るんだが、相変わらずあの人はかわいい。柔らかく名前を呼ぶあの人の声が愛しくて、捻くれる暇もなく応答してしまう。

たまに甘やかしたい時、世話を焼きたい時、俺たちはお互いの髪を乾かす。
あの人の髪に水滴がついているときらきらしていて。飴細工みたいで。こんぺいとうの精ってこういうのか、とか甘ったるい考えまで浮かんでくる。
そんな綺麗なものを無防備に差し出して、気持ちよさそうに俺に全てを任せるあの人は。とてもかわいい。

自分を世話焼きだと言って、面倒を見る事が得意だと言うあんたを、一番に甘やかせる立場がうれしい。
腕の中でふにゃふにゃに笑う顔を見れるのが、一番のしあわせだと感じる。

俺を呼ぶ声がずっと続いて欲しい。
たまに短く。たまに間伸びして。
いつもあまい。あんただけの声を。
末永く聞かせて。

11/23

めちゃくちゃ久しぶりに筆を取る。相変わらず二人で元気にやってる。
最近はあの人と温泉旅行へ出かけたり、先輩後輩になってやり取りをしたりもして、また新たな一面が見えたりと嬉しい。

このところずっと穏やかだったわけじゃなく、谷も山もあって。その度にお互いの存在を強く噛み締めて、無くちゃならねえ相手だってのが身にしみる。

あの人に出会う前の心がニセモノだったみたいに、良くも悪くも心が動きすぎて、正直その度に疲れるし手放してしまいたくもなる。
でも、やっぱり、隣に居たいから。
時間をかけて擦り合わせるし、足りない部分はつけ足して…あの人のための俺になる。
隣に胸を張って居られるように。あの人が安心して笑って居られるように。