:東/海/林(不/自/然)
2018/04/29(日) 17:51
他人によって境界線は違う。わかっているのに、いつまで経っても見誤る。好きになるほど、わからなくなってしまう。ああ、また間違えてしまった気がする。リセットしたいわけじゃないけれど、それでも戻りたくなるの。
>繋がっていたいと願うだけのわがままは、一方通行
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:海_野_亮_太(S_P_E_C)
2018/04/27(金) 13:36
善意を偽る悪意というものは厄介だなあと、メロンソーダを飲みながら僕は思う。久々に飲む炭酸は、これでもかと言わんばかりの人工的な味わいである。メロンよりもメロン味。美味しいとは思わないが、懐かしさを感じる。
そうして、君は聞かなくてもいい言葉に苛まれていた。分かりやすい悪意ではなく、善意を装うシロモノだ。心優しい君は、その優しさゆえに柔らかい心を持っている。心配されたら大丈夫であろうと、気丈さを優先してしまう。
貴方のためを思ってと切り出す内容の大半は、自分の興味本位でしかない。他人の言葉の又聞きなんて、貴方(が傷ついたり落ち込んだりするのを楽しむ私)のためを思って、くらいには悪質だ。
知らなくていいことも、この世の中にはある。残酷な現実から目を逸らしているのは、ただの逃避ではない。というか、逃避だったら悪いのか。わざわざ傷だらけになれと茨道しか勧めない人間と、僕は決して仲良くはならない。
行儀悪く泡を立てて憤慨すれば、子供っぽいですよと君は微かに笑った。君を傷つける者をすべて排除してやりたいとは、君が悲しむから言わないけれど、言わないだけだからね。
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:境宗介(あげくの果てのカノン)
2018/04/25(水) 10:00
人間は心があるから厄介なのだなんて、まるで自分が人間ではないようで笑える。うん、まあ、もう人間とはとっくの昔に言えない身体なんだけどね。心があるから捕らわれるし、囚われる。情に絆されてしまうし、嫌な記憶には何時までも苛まれる。普通の人間は、大変だなあ。“修繕”することで感情もまた一から構築されて、薄れていくばかりの僕とは違う。確かに過去は在るけれど、そこに思い入れはなくなってしまう。変化はいつだって、残酷なまでに平等に訪れるのだから。
ああ、だけど一つ救われているコトがあるよ。他ならぬ君が、教えてくれた言葉だ。その言葉のおかげで、僕は今日を生きられる。絶望しかない世界で、希望を抱けない世界で、生きていこうと思えるのだから凄いや。素敵だよね。君はやっぱり、僕にとって────だ。
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:伊/能/栞(わ/ろ/て/ん/か)
2018/04/25(水) 01:36
嘘を吐いている。傷をつけないための嘘を。傷を負わないための嘘を。大小問わない嘘は、仮面であり蜜であり毒であり水となる。僕は僕として生きてきたから、この嘘を手放すことが出来なくなっていた。悲しい顔をさせてしまいたくなくて、なるべく減らしてはいるのだけどね。
それでも僕は、僕よりも君に幸せでいて欲しいから、嘘を吐いてしまうのだ。騙すのではなく守るためとは、僕にだけ都合のいい言い訳だろう。素直さが美徳であることを知りながら、正直でいられない僕をどうか許してほしい。君と自分を大事にするための嘘を、許してほしい。君が笑ってくれるなら、苦しい真実ではない笑える嘘を吐いてしまう僕を許してほしい。
やがて沢山の嘘は本当になるから、嘘は嘘ではなくなるから。
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