雲を恋う。 - DIARY

🎮食べ歩きデートの話

万里とのデートは大抵「良さげなカフェ見つけたんで付き合ってくださいよ」って万里が持ちかけるんだけど、今回も例に漏れず。忙しい俺に遠慮して6月は耐えていたみたいで、我慢ならなくなって強引に約束を取り付けたって感じではあったけどね。

いつもどこのカフェに行くとか予定を立ててくれるのはあっちで、俺はそれに引っ張られて美味しいものをご馳走になってるんだけど今回も万里のセレクトはよかった。
俺は万里いわく「まだ3回しか食事したことないような食べ方をする」みたいなんだけど、今回もそう見えたらしい。普通に食べてるつもりなんだけどな……？こういう食べ方になった理由の一つかもしれないって出来事を前に話したことがあって、その時に「ぜってー美味いもん食わせてやるから！とりま焼肉な！」って憤慨してくれてた。ら、焼肉に連れてってくれました。
一人焼肉とかも行っちゃうくらいお肉が大好きな万里は、るんるんで肉を焼いてて。ほら食えって俺の皿に肉を乗せる万里が手際いいな、とか、お肉美味しい！って味を噛み締めてるところとか。俺にはない感情みたいな……マイナスイオン？みたいなのがぶわって放出してるのを見るのは割と楽しい。

焼肉のあと腹休めでコーヒーショップに行ったんだけど、そこで飲んだ夏限定フレーバーがかなり美味しくて。俺はかなり好きな味だった。でも、万里に飲ませたら「モヒートみたい」って微妙な顔してて面白かったな。
そのあと薬局に寄って俺が使ってるやつと同じシャンプー買わせたり、万里が行きたがってたカフェに足を伸ばしたり。雷雨の中帰ってきたりね。今回もすごく楽しかった。

俺が他の友達に「最近忙しくて〜」なんて説明していた時万里は「え？忙しかったんすか？」って言っていたけど、俺にだってプライドがあるんだよ。余裕に見せたい……っていうか。あと、万里との時間は何が何でも確保しておきたいっていうか。それが出来るうちに、万里といちゃいちゃしてたい。

お金があればいつだって誘いに乗りたい気持ちは膨れ上がっていくばかりだし、また今度誘ってよ。