はーーーー今日もクソカワかよ俺の恋人。可愛い。可愛い。可愛い。ハァ可愛い。何か、何だろう。多分彼奴に其の気は無いんだよね。可愛く見せようとか可愛く思われたい、だから狙ってそういう事を言ったりしたり、そういうのじゃない。と、思う。いや正直そういうのでも全然容易く軽率にときめくから良いんだけどさ。
俺の名前を呼ぶ声が可愛い。俺の顔を見て安心したみたいに笑顔になるのが可愛い。律儀に挨拶して来るのが可愛い。嬉しいとか楽しいを大袈裟な位表現してくれるのが可愛い。可愛くて、愛おしい。お前が何を意識するでもなく、等身大で肩肘張らずに居られる場所が。張った気を緩められる場所が、年相応に笑顔の咲く場所が。俺の隣で、俺の側であれば良い。そう思ってるよ。陽だまりみたいなお前の笑顔も、聞き慣れて鼓膜に馴染む其の声も。全部好き。愛おしい。心臓の底から湧き出て来る此の気持ちに名前を付けるなら、お前の名前になるだろうな。なんて。
お前が居なかった日を、出会う前の日までを、どう過ごして来たのか思い出せない。何て事は無い。俺の事だから多分積みゲー消化しながら何となく起きて何となく寝て何となく食って何となく働いてたんだろうと思う。お前が手を伸ばしてくれたのも偶然、俺が其の手を取ったのも偶然。重なった偶然は必然になって、必然は今の愛しさに満ち満ちた現状に繋がってく。お前の事を考えて眠れない日は初めてで、明日も当たり前に仕事なのに、お前の所為で寝不足になるなら其れでも良いかな。なんて、思う。
お前の事を考えて、息を吸って、お前の名前を落とすみたいに、息を吐く。お前の事を考えて、心臓が脈打って、お前を呼ぶように、血が巡る。好きだよ。好き。此れ以上、最適な言葉が見当たらない。お前の事が、好き。
仕事中とか話せない時にうっかりあんなところやこんなところ、あんな事言ってたなアレ可愛かったな、ってのを思い出して正に話してる真っ最中みたいなレベルで思い出しときめきをする事があるんだけど此れ病気?話してないのに今言われた事みたいに思い出して盛大な溜息が出るんだけど此れも病気?