のちほど。
◼️あけおめ
今年もよろってことで。今更だけど2020年初日記。
『今年の抱負はずっと紬さんといること』
っつー俺に、
>それって抱負なの?
って首傾げる紬さん。そんなの抱負にするまでもなく当たり前のことだって。新年早々可愛すぎる俺の恋人。
紬さん、年始は昔の仲間と飲み会だった。そのままの流れで丞さんとオールすることになったって連絡LIMEにくれたんだけど、なんかそれが無性に嬉しくて。
楽しい飲みの席で、そのまま二次会なってノリになった時にさ。あ、俺に連絡しなきゃってすぐ思ってくれたとか。こういうのも、一緒にいんのが当たり前ってヤツ?すげー幸せ。
今大学もろ定期試験期間だし、なかなか紬さんと過ごす時間取れねえけど…それでもあんまり不安はない。お互い身体には気ぃつけて、今年も仲良くしような。
(16ヶ月記念日確保してなくてショック受けてなんかねえからな……)
◾️戯れ
俺が綴る愛の言葉なんざ見てぇらしい酔狂者に宛てる。
初めは食えねえやつかとばかり思ったが。こうして肌を重ねてみりゃ、なかなか素直なもんで。
……いや、違うな。こんなときばかりはきっと、わざと思いを真っ直ぐ伝えてくるんだろう。それが、愛おしいと思った。どうしようもなく絆されちまう。
>素直になれない左京さんの代わりに、俺が素直に言葉を尽くしただけですよ。まぁ、素直じゃなくても伝わってきてるけど。
眼鏡同士がぶつかっちまう余裕のねぇキスも。悪い顔して笑ってみせるお前の声も。
悪くねぇと思えるくらいには、……惚れ込んでるらしい。
股開いて、ぐちゃぐちゃな全てを明け渡して、みっともなく縋って。そうして同じ体温になっていくことが、幸せだと思い知った。
>…直接的なことを聞くと触れ合った時間を思い出してなんだか、来るものが…。
#「骨抜きにします。ずるんと。」
なんて宣う恋人サマはとんだ物好きだが、本当にそうされちまってもいいと思ってる俺も大概だ。
上等だ、抜けるもんなら抜いてみろ。俺の心はなかなか骨太だぞ。
骨抜きあって、終いには互いの支えがなけりゃ立っていられねえ始末になっちまったら……。これほど愉快なことはない。
お前もそう思わねえか。なあ、卯木。
>出会った頃は真逆のタイプだったのに、すっかり俺に骨を抜かれて。そんな変化も愛おしいな。
…触れ合ったあとは幸せもひとしおだが、恋しさも増すからかなわねぇな。