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400.Just Be〆
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<link href="https://dl.dropboxusercontent.com/s/b7axs1k07eb770j/jb.css" rel="stylesheet" type="text/css"><div class="def"><center><span class="t1">Embers</span></center><hr class="line"> これは弔いだ。今日、やっとお前の日録を読み返せた。過去のお前がぽつぽつ残してた言葉を読み返してたら、情けねえけど、堰を切ったように泣けてきた。先に言っておく。あれはもう俺のもんだから、破るんじゃねーぞ。 胸がはち切れて死んじまいそうなくらいでけえ感情が今、ここにある。読めて良かった。もう数え切れないほど鎮めようとして、深奥に仕舞い込んでた燃え滾る感情が久しぶりに自由になれた。 これは過去の、きっとひとり暗い影の中で蹲って遣り切れなさと戦ってたお前に向けて言わせてほしい。 愛してたよ。兵頭、愛してた。愛してる。なんで人生の岐路にお前と出会ったのか。どうしてあんなに好きだったのに大切にしきれなくて、何もかも言い訳で、お前が全てを諦めるまで気付くことさえ出来なかったのか。俺が未熟だったからだ。本当にごめん。 それでも、確かなことがある。俺はお前を全身全霊で愛してた。 本音を言えばお前の腕を掴んで引き摺って、誰も知らないところに連れ込みてえ。どんな手を使ってでもお前の隙間を俺が埋めてえ。けど、俺が見てえのはお前の困った顔じゃねえんだ。お前が惚れてくれた過去の自分に顔向け出来ないほど、腐りたいわけでもねえ。だから今日も明日も、気合い入れてしっかり地面を踏み締めて前を向く。 あーあ、馬鹿みてえに楽しかったな。世界が煌めいて見えた。今まで生きてきた人生が偽物だったのかと思うくらい、生きてるって実感に満ちてた。お前のことが好きだった。本当に、愛してた。 俺の色褪せた人生に、燃え滾る熱源と、死ぬまで煌めき続ける宇宙、こんなに心底夢中になれるもんをくれて、俺を受容してくれてありがとな、兵頭。 見たことのねえ景色、見せてもらった。 </div>
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