あれからもう、あっという間に1ヶ月が過ぎて。
まだ前に進めない私を貴方は笑うでしょうか?
お別れをした事で少しでも貴方の負担が減ったならそれでいいんだと思って、変わらず居てくれるだけでいいんだとどんなに自分に言い聞かせても、今でもまだ朝起きてから、撮影の合間に、夜眠りにつく前に…貴方に会えないだろうかと考えて…けれど私から会いに行く勇気はなくて。
いっその事、本当のお別れを何度も考えました。
だけれどやっぱり無理みたいです。
部屋に刻まれた(2)を見て安心している私が…貴方から離れるなんて出来ない。
良い人なんて見つかりませんよ。
貴方じゃないと駄目みたいです。
何をしたって貴方との思い出は変わらなくて、今でも鮮明に思い出せてしまう。
出会いも、他愛ないやりとりも…貴方がくれたお揃いの腕時計も。
あの腕時計はまだ、貴方の腕にあるのかすら分かりませんが…
こうして貴方をひっそり思う事は許されるんでしょうか。それも重荷になってしまうんでしょうか。
会いたい。
言葉にできない気持ちを曲に込めて。
私にとってあなた以上はいないから。
次、なんて有り得ない。
あなた以外と寄り添うなんて考えられなくて、それなら一人のままでいいんです。
この先、あなたとどんな関係になったとしてもそれは変わらない。
それだけ私にとってあなたとの出会いは大切で、何にも変え難いもの。
まだまだ世間は落ち着かないですし…無理はしないで。頑張り過ぎるあなたのことだから。きちんと体を休めてくださいね。
まだ実感がわききらないままで。
言葉に出来ないぐらいに色々な感情が渦巻いて。
何が正解なんでしょうね。
あなたへの気持ちを手放してしまう事なのか。
想い続けていいのか。
手放すなんて出来ないので、答えなんて決まっているのに考えてしまいますね。
正解なんてないと分かっているのに…私もこう見えて頑固なんですよ。…知ってると思いますけど。
聞き分けがいいのを演じるのは精一杯の強がりです。
薄々感じてはいても、やっぱり言葉にされるとどうしようもないぐらいに悲しい。
誰かを大切に思う気持ちも、とても愛おしく思う気持ちも、全てあなただから持てたこと。
あなた以上を探すくらいなら、私は一人でいることを選びます。
今はまだ実感が湧かない部分もあって。
なのに涙が止まらないのはどうしてなのか。
本当に…大好きでした。
過去形ではなく、今も。
それでもあなたの負担になるのならこの結末が正解なんだと思える日まで、それまではあなたを思って泣くのを許してください。
次はちゃんと笑えるように。