あれからもう、あっという間に1ヶ月が過ぎて。
まだ前に進めない私を貴方は笑うでしょうか?
お別れをした事で少しでも貴方の負担が減ったならそれでいいんだと思って、変わらず居てくれるだけでいいんだとどんなに自分に言い聞かせても、今でもまだ朝起きてから、撮影の合間に、夜眠りにつく前に…貴方に会えないだろうかと考えて…けれど私から会いに行く勇気はなくて。
いっその事、本当のお別れを何度も考えました。
だけれどやっぱり無理みたいです。
部屋に刻まれた(2)を見て安心している私が…貴方から離れるなんて出来ない。
良い人なんて見つかりませんよ。
貴方じゃないと駄目みたいです。
何をしたって貴方との思い出は変わらなくて、今でも鮮明に思い出せてしまう。
出会いも、他愛ないやりとりも…貴方がくれたお揃いの腕時計も。
あの腕時計はまだ、貴方の腕にあるのかすら分かりませんが…
こうして貴方をひっそり思う事は許されるんでしょうか。それも重荷になってしまうんでしょうか。
会いたい。