▼拙き言葉紡ぐは、 貴方のため。 ええ、嘘ではありませんよ? 昨夜は少しでも声が聴けたので安心しました。 お互いにかなり咳をしておりましたけれどもね。 この季節は本当に体調を崩しがちで困りものざんす。 妾の喉はいつ治るのでおじゃりましょう... これでは愛しの武士様と御簾越しにすら お声を聴く事が叶いませぬぅ。 ......おや、何かご不満がおありで? まぁ可愛らしい戯れと捨て置き下さい。 毎日、なんて凄い事ですね。 やつがれは今までこんなに想い人と 連絡を取り合った事がありません。嘘無しで。 信じられないな、なんて思う程には。 なのに、まだ足りないなんて、 随分と強欲になってしまいましたね...。 こんな筈ではなかったのに。 これでも困っておりますよ。 困惑、が正しいやも知れませんが。 共に在りたい。 そう願ってしまいます。 貴方の傍で生きたい、なんて殊勝な言葉ですか? それとも図々しい言葉ですかね? 今何よりも怖いのは帝/統を失う事、だと言ったら、 貴方はどんな顔をなさるのか。 呆れます?それとも笑い飛ばして下さいます? それとも...、 また何時もの真剣な眼差しで この心を射抜くのでしょうか 嗚呼...あの双眸には弱いんです... 勝てる余地もない、鋭い眼光には、 彼らしい優しさが滲み出ている事を 小生だけが知り得ていればいいのに...。 ほらこうして、長い一日の朝 会いたい、と心が呼ぶのです。 営業妨害は程々でお願い致します。 |