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┗机上のrendezvous(83-92/122)
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92 :
伊武深司
2011/01/24 15:33
うっすらとしか見えない軌道を辿ってみても、行き着くものは無い。
あんたの筆圧が弱いのか、芯が柔らかいのか。どっちでも良いけど、
いっそ、油性ペンでも使えば消えずに済むのに。文字も記憶も。
あんたは、冬が似合う。
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91 :
仁王雅治
2010/12/25 21:09
気付けばシンジの誕生日過ぎとったな。確か俺の次じゃった、筈。
去年貰ったマフラーは確り俺の首許に。
冬休み入る前に如何しても書きたかった。
机への走り書き。
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90 :
仁王雅治
2010/10/10 04:35
うだるかの様な暑さも過ぎて、今は秋。
時折覗いた、此処。
もう御前サンの筆跡もない。
此の空の下、御前サンは何処で其の漆黒の髪を風に靡かせている?
オトコの御前サンが現れるか如何か、覗きに来るなんざ俺もヤキが廻っちまったかね。
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89 :
仁王雅治
2010/07/30 12:34
>>88忙殺と云う厄介なモノに追われて気付けば夏休み。部活の合間を縫って訪れた其処には、矢張りあった。期待は裏切られる事無く、美しい文字で綴られた若干薄らぼんやりに為った文章が。
お互いに姿を眩ましたかとて、此の机はずっと此処にあって、唯の有りふれた机上の走り書きが何時しか大切なモノと為って、俺を迎え入れて呉れた。
──…シンジ、遣り取り初めて一年以上経ってしもうたが…逢って呉れるか?俺、と。
机の上とは亦違うかもしれない、幻滅されるかもしれない。やが、有りの侭の俺を見て欲しい。同様に有りの侭の御前サンを見たい。沢山此処では語り尽くせ無かった事を。
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88 :
伊武深司
2010/07/06 14:17
>>87テスト期間中、変動する時間割に少しだけ苛々した。
此処に来る時間が無くて。
「こんにちは」
その一言から始まったこの不思議な縁は、いつの間にかこんなにも深く根付いて居たんだね。
友情とも愛情とも違う奇妙な感情は、何と呼んだらいいんだろう、
寧ろ名前なんて要らない。もっと、高貴で神秘的な物の様な気さえする。
顔を合わせて話す事が出来たら―、
凄く楽しい事になるかも知れない。やらないで後悔するよりは、やって後悔した方がいい。
俺はあんたに会ってみたいと思うよ、純粋に。
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87 :
仁王雅治
2010/06/13 10:25
>>86俺達が遣り取りを始めて一年が…既に一年以上経過しニる、俺の記憶が確か為らば。
正直あの日、こげに遣り取り続くとは思うとらンかった。「こんにちは」
揺れ動く感情の中、迷い乍も意味も無く理科室を訪ねては…恐る恐る馴染んだ机を確かめる。
綺麗な字で綴られた、此の一年俺を励まして呉れた字が其処に。
──…逢いたい、と思ってしまった。御前サンに。
やが、逢わない方が良いかも知れンね、矢張り。
俺達は…机上の遣り取り。
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86 :
伊武深司
2010/05/28 23:36
>>85もう、此処に返事が来る事は無いと思ってたけど。
確かにあの侭去って仕舞った方が、終わりは綺麗だったかも。
…ただ、
理科室が存在する限り何度でも、俺は無駄な期待を抱えて足を踏み入れて、
それでも己の筆跡が残るのを確かめたくなくてわざと離れた席に腰を落ち着ける。
追憶に追いやる迄は繰り返しそうだ、と言ったら?
アンタはまた、こうして返事をくれるのかな、
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85 :
仁王雅治
2010/05/06 08:34
>>84薄らぼやけて見える。
伊武…、…深…司。
何処かで聞いた事も有る名だ、と思い友人に聞いて合点がいった。不意に懐古の念から訪れた理科室の窓際、正直綴ろうか如何しようか迷った。迷った挙げ句月日は流れた、
でも確かに此処に俺は居たんじゃ、と証明したくて。
なァシンジ、俺達此れから如何しようか。
あの侭去ってた方が格好良かったかねェ。
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84 :
伊武深司
2010/03/31 13:56
>>83不思議な事が有った。
知らないと思ってたあんたを、俺は随分前から知ってたよ。
その顔も名前も声も。
…テニスのプレイスタイルもね。
離れていた時間は長いのに、不意に懐古の念に駆られて自然と足が向かうのは…癖の無い綺麗な文字が綴られた此処だった。
遅くなってごめん。
卒業、おめでとう。仁王サン。
また一年間此処で、あんたに手紙を書くよ…何て言ったら、あんたはどう答えるんだろう。
笑うだろうか。
伊武深司
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83 :
仁王雅治
2010/03/26 10:17
シンジに良い中学生活を。
──…サクラ、咲く。
窓から入り込む花弁を此処に。
夏から秋へ、冬と続き季節は巡り巡り春へと。
仁王雅治
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83 :
仁王雅治
2010/03/26 10:17
シンジに良い中学生活を。
──…サクラ、咲く。
窓から入り込む花弁を此処に。
夏から秋へ、冬と続き季節は巡り巡り春へと。
仁王雅治
84 :
伊武深司
2010/03/31 13:56
>>83不思議な事が有った。
知らないと思ってたあんたを、俺は随分前から知ってたよ。
その顔も名前も声も。
…テニスのプレイスタイルもね。
離れていた時間は長いのに、不意に懐古の念に駆られて自然と足が向かうのは…癖の無い綺麗な文字が綴られた此処だった。
遅くなってごめん。
卒業、おめでとう。仁王サン。
また一年間此処で、あんたに手紙を書くよ…何て言ったら、あんたはどう答えるんだろう。
笑うだろうか。
伊武深司
85 :
仁王雅治
2010/05/06 08:34
>>84薄らぼやけて見える。
伊武…、…深…司。
何処かで聞いた事も有る名だ、と思い友人に聞いて合点がいった。不意に懐古の念から訪れた理科室の窓際、正直綴ろうか如何しようか迷った。迷った挙げ句月日は流れた、
でも確かに此処に俺は居たんじゃ、と証明したくて。
なァシンジ、俺達此れから如何しようか。
あの侭去ってた方が格好良かったかねェ。
86 :
伊武深司
2010/05/28 23:36
>>85もう、此処に返事が来る事は無いと思ってたけど。
確かにあの侭去って仕舞った方が、終わりは綺麗だったかも。
…ただ、
理科室が存在する限り何度でも、俺は無駄な期待を抱えて足を踏み入れて、
それでも己の筆跡が残るのを確かめたくなくてわざと離れた席に腰を落ち着ける。
追憶に追いやる迄は繰り返しそうだ、と言ったら?
アンタはまた、こうして返事をくれるのかな、
87 :
仁王雅治
2010/06/13 10:25
>>86俺達が遣り取りを始めて一年が…既に一年以上経過しニる、俺の記憶が確か為らば。
正直あの日、こげに遣り取り続くとは思うとらンかった。「こんにちは」
揺れ動く感情の中、迷い乍も意味も無く理科室を訪ねては…恐る恐る馴染んだ机を確かめる。
綺麗な字で綴られた、此の一年俺を励まして呉れた字が其処に。
──…逢いたい、と思ってしまった。御前サンに。
やが、逢わない方が良いかも知れンね、矢張り。
俺達は…机上の遣り取り。
88 :
伊武深司
2010/07/06 14:17
>>87テスト期間中、変動する時間割に少しだけ苛々した。
此処に来る時間が無くて。
「こんにちは」
その一言から始まったこの不思議な縁は、いつの間にかこんなにも深く根付いて居たんだね。
友情とも愛情とも違う奇妙な感情は、何と呼んだらいいんだろう、
寧ろ名前なんて要らない。もっと、高貴で神秘的な物の様な気さえする。
顔を合わせて話す事が出来たら―、
凄く楽しい事になるかも知れない。やらないで後悔するよりは、やって後悔した方がいい。
俺はあんたに会ってみたいと思うよ、純粋に。