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9 :
越前リョーマ
2010/10/01 19:00
(不意に訪れた、広大な図書館。知らない人間同士を繋ぐ不思議なノートは効力も薄れたか、パラリとめくった紙面に、見慣れつつあった文字は見当たらなかったものの。ヒョイと腰をかけるとペンを取り、何処か面白そうに口許を緩め)
////////////////////////////////////////////////
Hello, ...How are you?
忙しそーッスね、さすが三年生ってヤツ?
まあ、期限が決まってるワケじゃないし、こんな不特定多数向けのノートに決まった相手から返事が送られてくるコト自体が、むしろ幸運なんだろうけど。
返事待ってマス、…なんて、口が裂けても言わないんで。
まあ気が向いたらぼやけばいいんじゃない? 一言でも。気づけば返すし。
気が向かないなら、このノートが新しく切り替わって処分されるまで置いとけばいい。…楽なもんでしょ?
コレは単なる偶然の鉢合わせみたいなもんだし、そっちの肩に期待なんて重い物押し付けるつもりまったくないんで、それだけ書きに今日は来ました。
さーて、優しーい先輩が気に病まない内に。
... See you again, ?
Bye.
////////////////////////////////////////////////
(書き終わるとペンを添えて、カタンと席を立ち、マイペースな足取りでその場を後に)
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8 :
越前リョーマ
2010/09/11 00:10
>>7(夏休み、…と言われたところで、大会や練習に明け暮れていれば、休んだ、という自覚もうやむやのままに、始まった新学期。何だかんだとそれなりに通って埋めた課題、となれば件の図書館へと通う理由も無かったが、思い出すのはチープな一冊のノート…その中でやり取りをしていた、年上の誰か。月が変わって一週間はとうに過ぎたものの、未だ暑い空の下向かったのは広大な図書館で、…不意にあのノートが気になって勝手に足が向かったのは、恐らくそんな事を考えていたからだと、不可解な自分の行動に悪態づく。机の上に広げたノートへ書き込まれた見慣れつつある字体を目にすると、カタンと椅子を引いて腰を下ろし)
////////////////////////////////////////////////
ドモ、ちょっと久しぶり。
別に気にしなくていーッスよ。三年って話だし、忙しいんでしょ?
俺も今回空いちゃったし。
…むしろ、返事あってビックリした。
へえ、たまに気が向いたら来れる程度の距離、…って感じ?
まあ、確かにここほど大きい場所は見ないよね。だから俺も来たんだけど。
…ちょっとあるけど、多分アンタよりは多少遠いくらいじゃないの? ぶらっと来るほどじゃないけど、目的あればって感じ。
そーなんだ? ウチもそう。
って言っても、確かに先輩達も卒業に向けて何か色々思うところあるみたいだけど。同じメンバーとは、少なくても一年は一緒に過ごせない訳だし。
……何か無駄に音の多い道案内どーも。
そんな場所じゃ、普通に通ったくらいじゃ分からないね。今度覗いてみるッス。
逆によく見つけたよね。散策でもしてたんスか?
英語…まあ、それなりに。物の名前とかはよくポロッと出る。知り合いにもいるんスか、俺みたいの?
綿菓子…人の恋愛のぞき見…。
…アンタいちいち、発想が豊かだよね。そんなふうに考えたことないし。恋愛か…あんまり興味無かったけど、きっと面白いもんは面白いんだろうね。
そう? ならちょうど良かったけど。
へえ、生まれが関西だったんだ。いつ頃こっち来たのか知らないけど、訛りって消えないもんなんスね。…そりゃバレバレでしょ。
? 嫌いじゃないッスよ。耳慣れなくて楽しいし。
気にしないでそのままでドーゾ。
////////////////////////////////////////////////
(一気に書き連ねると、ノートを閉じて。おざなりにペンを戻してから席を立ち、目的は果たしたと言わんばかりに、ドアをくぐって館外へと出るその口元には小さな笑み一つ。また時間が空いたら来ようかななどと考えながら、宵闇の帰路へと)
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7 :
忍足侑士
2010/09/04 08:11
>>6(新学期も始まり暫くした頃。ミーティングや練習に終われ忙しく過ごした月末を乗り越えて訪れた図書館の一角。朝とは言え残暑とも言えぬ暑さ、引かぬ汗を拭いながらテーブルの前へと。急ぎ気味に確認したノートに記された己への返事、即座にその日付を確認して今日までの間を指折り数えた後に一つ溜息を漏らしてペンを握る)
―――――――――――――――――――――
お早うさん。えらい遅れてしもて、ホンマ堪忍。
色々なもんに終われててな…。
このノート、まだ見ててくれたらええんやけど。
学校、この辺っちゃこの辺やな。
めちゃめちゃ近い訳やあらへんけど。
ただ一番近い大きい図書館ってここくらいなもんやろ?
資料山ほどあるし、つい来てしまうねん。
自分は学校どの辺なん?
まあ卒業言うてもエスカレーターやからな。
そのまま上がる奴が殆どや。
俺なんかもそうやし。
でも中学を卒業する言うんがな、なんちゅうか、寂しーい気にさせるんやわ。
店、ちょい分かり難いかもしれん。
大通り沿いやないから。
図書館出て、大通りに出るのと逆の方に進むんやけどな、その道ガーってまっすぐ行って途中の小道二つ目をピュッと入ってちょい行ったらないか?
……えらい英語が堪能やな。なんや知り合い思い出すわ。
ラブストーリーは、あの綿菓子みたいな柔らかさとドキドキ感が同時に楽しめるところがええんや。
ホンマの恋愛は面倒になるけど人の話し聞いてるだけやったら面白い、みたいなもんやな。
人の恋愛覗き見してるみたいな感覚。
ラブストーリー、期待してへんへん。
生まれは関西やで。
なんで?…て、まあバレバレか。
隠すつもりもないけどなぁ。
関西弁、嫌いか?
―――――――――――――――――――――
(空白の時間を埋めるように一気に書き連ねると、一呼吸。付属のペンを元へと戻せば、満足そうに暫し見遣る。ふ、と踵を返すとシャツの裾を軽く揺らしながら足取り軽くまた炎天下の夏の小道へと戻って行き)
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6 :
越前リョーマ
2010/08/24 09:15
>>5(あれから一度、少し課題を埋めようと訪れたものの、その時点ではまだ返事はなく。代わりに増えた子供向け有名キャラクターの落書きや、その日の授業で覚えたのだろうと推測される英単語に、詩の一節。どれにもそれなりに気は引かれたが、どこか…たとえば口寂しくて不意に飴を舐めたくなるような不可思議な気分に、その日は結局後回しにしてしまった課題を消化しようと練習前に遠回りして訪れた、図書館。やはりまずは向かった机の上、件のノートを捲れば己の書いた文面を過ぎ、間を置かずして目に映る見知った自体、その文章を読んだ後、満更でもなさそうに口角上げてペンを取り)
////////////////////////////////////////////////
ども、はよッス。
今日も暑い。何かテレビ見てたら、今年は夏に入ってから熱帯夜が40日以上あるって言っててウンザリした。…そりゃ、暑いワケだよね。
やっぱそっちも? へえ。お互いカン、冴えてるね。
わざわざ図書館なんかに来るって事は、この辺の学校ッスか? 三年生だと、この時期忙しそ…こっちの先輩もバタバタしてる。
やっぱ、卒業とかって寂しいもん? 宿題なんかにすら思い馳せちゃうって、すごいね。思い出、たくさんあるって事なんだろうけど。
まだ見付けてないッス。
休み中は来れなくて、ここ来る前に少し見たくらい。わかりやすい?
若くて可愛い娘、…アンタ結構、女泣かせなタイプ?
detective story…向こうにいた頃は空いた時間に薦められたやつ何冊か読んでみたりしたけど、あれ眠くなるね。面白い本なら、眠くなる余裕も無いくらいのめり込んじゃうんだろうけど。
Nonfictionはあんまり無いッスね。オススメあるなら読んでみたい気もするけど。…Lovestoryは全然。面白い?
さあね。どっちだと思う? …なんて、冗談。こんな女いないでしょ。これで俺が女子なら、それこそLovestoryになったんだろうけど。裏切ってスイマセン。
…そういえば今更だけど、アンタ実家が関西とか?
////////////////////////////////////////////////
(普段なら字を書くことすら億劫だというのに、このノート上ではやたらと饒舌な事実に軽く肩を竦めればノートを閉じて。ペンを戻すと、そのまま目的の書架へと。以前目星をつけておいたタイトルを探しながら、「……今日は飴、いらないや」とぽつりと呟いた)
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5 :
忍足侑士
2010/08/23 08:44
>>4(立っているだけで汗が滴る夏、続く快晴の下での練習に滝の様な汗に塗れる日々。課題が少ない事だけが救いとばかりに過ごす毎日の最中、やや遅くに始まる練習の時間の前にと立ち寄った図書館。早くから調べ物をと勤しむ学生を尻目に、己は真っ直ぐ目的地へ。大きな机、そしてその上の一冊のノート。迷いも無くページを捲れば言葉への返信を見付け、ふと目尻が和らぐ。付属されたボールペンを手にするとその先をノートへと滑らせて)
――――――――――――――――――――――
お早うさん。
今日もええ天気や。暑うなりそうやわ。
やっぱり学生か、大当たりやな。
そう言う自分も当たり。俺三年やねん。
今年で卒業や。三年はなー色々考える年なんやでー。
無くなった宿題にすらセンチになるわ。
看板は見付かったか?
古い店でなー、おばちゃんとおっちゃんがやっててたまに若い可愛らしい娘さんが手伝っとるわ。
まあ、俺も言うほど本読まへんけどな。
たまに推理小説とか読みたなる。
いつもはノンフィクションか、恋愛小説が多いなぁ。
「俺」って使うてるし、自分、男子やんな?
――――――――――――――――――――――
(僅かな情報で知って行く手順にまるで推理小説でも解いているような高揚感。自然漏れる笑みを抑える事なくノートを閉じてボールペンをその上へと丁寧に重ね、鞄を担ぎ直せばまた残暑厳しい日光の下を歩くべく図書館を後にする)
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4 :
越前リョーマ
2010/08/19 20:56
>>3(連日の耐久練習のせいで時間がとれず、はかどらない課題を頭の片隅に、そういえばあのノートはどうなっただろうと時折考えながら過ごした日を越え、ようやく手に入れた時間、道行く足先は無論かの図書館を目指し。冷房のよく効いた館内へ足を踏み入れると、向かった先は資料となる本の書架ではなく簡素で大きな机。片隅にぽつりと置いてあったノートを手にとってパラパラと捲り、自ら記したそのページを見つけると静かに瞬いた。応える言葉、その内容に小さく笑うとボールペンを手にとって)
////////////////////////////////////////////////
ども、こんにちは。誰かサン。
…へえ、このノート経験者? じゃあ、俺の先輩だね。
アタリ。しっかり学生。
そっちもなんだ? 課題無くなって寂しいとか、今じゃまったく想像つかない。こんなの楽しめるワケないでしょ。…課題なくなったって、もしかして三年とかッスか?
…それちょっと、興味あるんだけど。安くておいしいなんて、親切ッスね。看板…今度、暇な休みにでも探してみよ。
子供多い?
俺が来るくらいの時間じゃもうそんなに残ってないや。ま、そうだね。夏休みだし。普段よりかなり多そう。
特に希望は無いッス。
本なんてあんまり読まないんで…選り好みするほどジャンル知らないっていうか。
そっちはどんなのが好きなんスか?
////////////////////////////////////////////////
(カチリと芯をしまうとノートの縁にペンを挿して、顔も知らない相手の事を想像してみる。最初に予想した二択の前者、暇で優しい人。単なる思い付きと好奇心からペンを取っただけなのに、随分と特異な縁を拾ったという事に満更でもなさそうに笑うと、ノートを置いて書架へと向かい、またいくつか課題を埋めてから、夕食の待つ自宅へと)
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3 :
忍足侑士
2010/08/17 03:05
>>2(部活のミーティング帰りに或る程度離れた涼み場所。三年間宿題でお世話になった場所ではあるが、今は三年故に軽い課題のみで用は無く。しかし些か気になってか立ち寄ったその某所、巨大で調べ物に事欠かないその図書館内を散歩がてらに見回ってから、汗が引くとそろそろ帰宅と出口へ向った。が、とある机の一角。懐かしのノートを見付け、思わず表紙を一枚捲り。二枚捲り、三枚捲り…知らずと口角が上がる自分を自覚する頃には最後のページに辿り着き、その文字を読むと暫し思案してからボールペンを取り出し)
―――――――――――――――――――――――
懐かしいわ。昔よう書いてた。
部活で課題っちゅう事は、中学生か高校生か?大変やなぁ。俺も学生やけど、今は殆ど課題無しや。なくなったらなくなったで寂しい。今の内にエンジョイしときやー。腹減ってたら、この近くに安うて美味い定食屋があるで。ワンコインで腹一杯食える。看板出てるから探してみい。
デカ過ぎるからガキがあんま騒がんのやろ。でも流石に小学生は多いか、夏休みやし。
オススメ、なぁ…小説が好きか、ノンフィクが好きかとかあるか?
―――――――――――――――――――――――
(書き終えると久しぶりの感覚に口角を更に持ち上げボールペンを終い一息。踵を返し短い滞在時間を館内の時計にて確認すれば、そのまま出口へと向かい書き綴った定食屋へと)
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2 :
越前リョーマ
2010/08/16 05:21
(授業の課題で出された難問。…難しいという意味ではなくひたすらに面倒である内容のそれは、曰く『以下について図書室・図書館で調べ、提出する事』などというもので、委員会柄それなりに見知った学校内の資料では役不足と判断した瞬間に辟易したが、仕方ないと腹を括ると部活動後の遅い時間帯、都内の巨大な図書館へ直行し。一度では調べきれない量にウンザリしながら幾つかを適当に調べ終え、早く帰宅して空腹を満たしたいと立とうとした席の一角、一冊のノートが目に留まり手にとってパラパラと捲ってみるものの、中身の陳腐さに思わず半眼になる半面、ふと、その気軽さに沸いた衝動に、備え付けのペンを手に取り)
////////////////////////////////////////////////
FreeNote、だって。
…何でも書いていいって言われると、何を書くか逆に迷うね。
今日はすげーめんどくさい学校の課題で来たんだけど、一回じゃ終わる訳ない量で、本当…先生の気が知れない。こっちだって部活あるし、めちゃくちゃ腹減ってんのにね。
ああでも、デカイって聞いたから初めて来てみたんだけど、意外と居心地良かった。うるさ過ぎないし、静か過ぎないし。
課題終わるまで何度か来るし、たまには本でも借りてみようかな。…ちゃんと読むかわからないけど。
オススメとか、ある?
////////////////////////////////////////////////
(一通り書き綴るとペンを挿し紙面を閉じて、わずかに浮かぶ満足感に軽く笑みを落としてから席を立ち。次はいつ来ようか、…その頃には暇で優しい人間が返事でもしてくれるのか、悪ガキが悪戯に憎まれ口でも書き殴るのかとぼんやり考えながら、腹の虫が喚く空腹押さえ、図書館を後に)
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1 :
越前リョーマ&忍足侑士
2010/08/16 04:45
都内、某所。
交通の便が良く賑わっている巨大な国立図書館。
広大なスペースの隅、アンケートや告知チラシと並んで置いてある一冊のノートには、「フリーノート 自由にお使い下さい」の一文と、挿してある簡素なボールペン。
子供の落書きと思春期の少年がふざけた悪戯、アニメのイラスト。
……何となく、気が惹かれた。
> 他校のライバル兼先輩と、気が向くままに埋める紙面。[
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2 :
越前リョーマ
2010/08/16 05:21
(授業の課題で出された難問。…難しいという意味ではなくひたすらに面倒である内容のそれは、曰く『以下について図書室・図書館で調べ、提出する事』などというもので、委員会柄それなりに見知った学校内の資料では役不足と判断した瞬間に辟易したが、仕方ないと腹を括ると部活動後の遅い時間帯、都内の巨大な図書館へ直行し。一度では調べきれない量にウンザリしながら幾つかを適当に調べ終え、早く帰宅して空腹を満たしたいと立とうとした席の一角、一冊のノートが目に留まり手にとってパラパラと捲ってみるものの、中身の陳腐さに思わず半眼になる半面、ふと、その気軽さに沸いた衝動に、備え付けのペンを手に取り)
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FreeNote、だって。
…何でも書いていいって言われると、何を書くか逆に迷うね。
今日はすげーめんどくさい学校の課題で来たんだけど、一回じゃ終わる訳ない量で、本当…先生の気が知れない。こっちだって部活あるし、めちゃくちゃ腹減ってんのにね。
ああでも、デカイって聞いたから初めて来てみたんだけど、意外と居心地良かった。うるさ過ぎないし、静か過ぎないし。
課題終わるまで何度か来るし、たまには本でも借りてみようかな。…ちゃんと読むかわからないけど。
オススメとか、ある?
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(一通り書き綴るとペンを挿し紙面を閉じて、わずかに浮かぶ満足感に軽く笑みを落としてから席を立ち。次はいつ来ようか、…その頃には暇で優しい人間が返事でもしてくれるのか、悪ガキが悪戯に憎まれ口でも書き殴るのかとぼんやり考えながら、腹の虫が喚く空腹押さえ、図書館を後に)
3 :
忍足侑士
2010/08/17 03:05
>>2(部活のミーティング帰りに或る程度離れた涼み場所。三年間宿題でお世話になった場所ではあるが、今は三年故に軽い課題のみで用は無く。しかし些か気になってか立ち寄ったその某所、巨大で調べ物に事欠かないその図書館内を散歩がてらに見回ってから、汗が引くとそろそろ帰宅と出口へ向った。が、とある机の一角。懐かしのノートを見付け、思わず表紙を一枚捲り。二枚捲り、三枚捲り…知らずと口角が上がる自分を自覚する頃には最後のページに辿り着き、その文字を読むと暫し思案してからボールペンを取り出し)
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懐かしいわ。昔よう書いてた。
部活で課題っちゅう事は、中学生か高校生か?大変やなぁ。俺も学生やけど、今は殆ど課題無しや。なくなったらなくなったで寂しい。今の内にエンジョイしときやー。腹減ってたら、この近くに安うて美味い定食屋があるで。ワンコインで腹一杯食える。看板出てるから探してみい。
デカ過ぎるからガキがあんま騒がんのやろ。でも流石に小学生は多いか、夏休みやし。
オススメ、なぁ…小説が好きか、ノンフィクが好きかとかあるか?
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(書き終えると久しぶりの感覚に口角を更に持ち上げボールペンを終い一息。踵を返し短い滞在時間を館内の時計にて確認すれば、そのまま出口へと向かい書き綴った定食屋へと)
4 :
越前リョーマ
2010/08/19 20:56
>>3(連日の耐久練習のせいで時間がとれず、はかどらない課題を頭の片隅に、そういえばあのノートはどうなっただろうと時折考えながら過ごした日を越え、ようやく手に入れた時間、道行く足先は無論かの図書館を目指し。冷房のよく効いた館内へ足を踏み入れると、向かった先は資料となる本の書架ではなく簡素で大きな机。片隅にぽつりと置いてあったノートを手にとってパラパラと捲り、自ら記したそのページを見つけると静かに瞬いた。応える言葉、その内容に小さく笑うとボールペンを手にとって)
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ども、こんにちは。誰かサン。
…へえ、このノート経験者? じゃあ、俺の先輩だね。
アタリ。しっかり学生。
そっちもなんだ? 課題無くなって寂しいとか、今じゃまったく想像つかない。こんなの楽しめるワケないでしょ。…課題なくなったって、もしかして三年とかッスか?
…それちょっと、興味あるんだけど。安くておいしいなんて、親切ッスね。看板…今度、暇な休みにでも探してみよ。
子供多い?
俺が来るくらいの時間じゃもうそんなに残ってないや。ま、そうだね。夏休みだし。普段よりかなり多そう。
特に希望は無いッス。
本なんてあんまり読まないんで…選り好みするほどジャンル知らないっていうか。
そっちはどんなのが好きなんスか?
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(カチリと芯をしまうとノートの縁にペンを挿して、顔も知らない相手の事を想像してみる。最初に予想した二択の前者、暇で優しい人。単なる思い付きと好奇心からペンを取っただけなのに、随分と特異な縁を拾ったという事に満更でもなさそうに笑うと、ノートを置いて書架へと向かい、またいくつか課題を埋めてから、夕食の待つ自宅へと)
5 :
忍足侑士
2010/08/23 08:44
>>4(立っているだけで汗が滴る夏、続く快晴の下での練習に滝の様な汗に塗れる日々。課題が少ない事だけが救いとばかりに過ごす毎日の最中、やや遅くに始まる練習の時間の前にと立ち寄った図書館。早くから調べ物をと勤しむ学生を尻目に、己は真っ直ぐ目的地へ。大きな机、そしてその上の一冊のノート。迷いも無くページを捲れば言葉への返信を見付け、ふと目尻が和らぐ。付属されたボールペンを手にするとその先をノートへと滑らせて)
――――――――――――――――――――――
お早うさん。
今日もええ天気や。暑うなりそうやわ。
やっぱり学生か、大当たりやな。
そう言う自分も当たり。俺三年やねん。
今年で卒業や。三年はなー色々考える年なんやでー。
無くなった宿題にすらセンチになるわ。
看板は見付かったか?
古い店でなー、おばちゃんとおっちゃんがやっててたまに若い可愛らしい娘さんが手伝っとるわ。
まあ、俺も言うほど本読まへんけどな。
たまに推理小説とか読みたなる。
いつもはノンフィクションか、恋愛小説が多いなぁ。
「俺」って使うてるし、自分、男子やんな?
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(僅かな情報で知って行く手順にまるで推理小説でも解いているような高揚感。自然漏れる笑みを抑える事なくノートを閉じてボールペンをその上へと丁寧に重ね、鞄を担ぎ直せばまた残暑厳しい日光の下を歩くべく図書館を後にする)
6 :
越前リョーマ
2010/08/24 09:15
>>5(あれから一度、少し課題を埋めようと訪れたものの、その時点ではまだ返事はなく。代わりに増えた子供向け有名キャラクターの落書きや、その日の授業で覚えたのだろうと推測される英単語に、詩の一節。どれにもそれなりに気は引かれたが、どこか…たとえば口寂しくて不意に飴を舐めたくなるような不可思議な気分に、その日は結局後回しにしてしまった課題を消化しようと練習前に遠回りして訪れた、図書館。やはりまずは向かった机の上、件のノートを捲れば己の書いた文面を過ぎ、間を置かずして目に映る見知った自体、その文章を読んだ後、満更でもなさそうに口角上げてペンを取り)
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ども、はよッス。
今日も暑い。何かテレビ見てたら、今年は夏に入ってから熱帯夜が40日以上あるって言っててウンザリした。…そりゃ、暑いワケだよね。
やっぱそっちも? へえ。お互いカン、冴えてるね。
わざわざ図書館なんかに来るって事は、この辺の学校ッスか? 三年生だと、この時期忙しそ…こっちの先輩もバタバタしてる。
やっぱ、卒業とかって寂しいもん? 宿題なんかにすら思い馳せちゃうって、すごいね。思い出、たくさんあるって事なんだろうけど。
まだ見付けてないッス。
休み中は来れなくて、ここ来る前に少し見たくらい。わかりやすい?
若くて可愛い娘、…アンタ結構、女泣かせなタイプ?
detective story…向こうにいた頃は空いた時間に薦められたやつ何冊か読んでみたりしたけど、あれ眠くなるね。面白い本なら、眠くなる余裕も無いくらいのめり込んじゃうんだろうけど。
Nonfictionはあんまり無いッスね。オススメあるなら読んでみたい気もするけど。…Lovestoryは全然。面白い?
さあね。どっちだと思う? …なんて、冗談。こんな女いないでしょ。これで俺が女子なら、それこそLovestoryになったんだろうけど。裏切ってスイマセン。
…そういえば今更だけど、アンタ実家が関西とか?
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(普段なら字を書くことすら億劫だというのに、このノート上ではやたらと饒舌な事実に軽く肩を竦めればノートを閉じて。ペンを戻すと、そのまま目的の書架へと。以前目星をつけておいたタイトルを探しながら、「……今日は飴、いらないや」とぽつりと呟いた)
7 :
忍足侑士
2010/09/04 08:11
>>6(新学期も始まり暫くした頃。ミーティングや練習に終われ忙しく過ごした月末を乗り越えて訪れた図書館の一角。朝とは言え残暑とも言えぬ暑さ、引かぬ汗を拭いながらテーブルの前へと。急ぎ気味に確認したノートに記された己への返事、即座にその日付を確認して今日までの間を指折り数えた後に一つ溜息を漏らしてペンを握る)
―――――――――――――――――――――
お早うさん。えらい遅れてしもて、ホンマ堪忍。
色々なもんに終われててな…。
このノート、まだ見ててくれたらええんやけど。
学校、この辺っちゃこの辺やな。
めちゃめちゃ近い訳やあらへんけど。
ただ一番近い大きい図書館ってここくらいなもんやろ?
資料山ほどあるし、つい来てしまうねん。
自分は学校どの辺なん?
まあ卒業言うてもエスカレーターやからな。
そのまま上がる奴が殆どや。
俺なんかもそうやし。
でも中学を卒業する言うんがな、なんちゅうか、寂しーい気にさせるんやわ。
店、ちょい分かり難いかもしれん。
大通り沿いやないから。
図書館出て、大通りに出るのと逆の方に進むんやけどな、その道ガーってまっすぐ行って途中の小道二つ目をピュッと入ってちょい行ったらないか?
……えらい英語が堪能やな。なんや知り合い思い出すわ。
ラブストーリーは、あの綿菓子みたいな柔らかさとドキドキ感が同時に楽しめるところがええんや。
ホンマの恋愛は面倒になるけど人の話し聞いてるだけやったら面白い、みたいなもんやな。
人の恋愛覗き見してるみたいな感覚。
ラブストーリー、期待してへんへん。
生まれは関西やで。
なんで?…て、まあバレバレか。
隠すつもりもないけどなぁ。
関西弁、嫌いか?
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(空白の時間を埋めるように一気に書き連ねると、一呼吸。付属のペンを元へと戻せば、満足そうに暫し見遣る。ふ、と踵を返すとシャツの裾を軽く揺らしながら足取り軽くまた炎天下の夏の小道へと戻って行き)