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鎮魂歌
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439 :
橘 杏
2007/01/24 03:02
意味深な夜の恐怖に
苛まれるふりをしてみるものの
聡明な君に小細工は無意味
秒針が逆に廻る時計まで
あたしを急かして病まないのでは
鼓膜に伝わる己の鼓動に
もう此の画面は砂嵐
飲み込む唾液が
その喉を落ちていかぬなら
だらし無く垂れ流してみては如何
幻聴めいた耳鳴りが
響き渡る無音の空間で
息を止めたら、誰に成るの
仮に満天の星空を望んだとして
与えられるならば低い天井
闇の中、光追い求め巡る夜行蟲
「夜が怖いのです」
朝露反射す陽に手を伸ばし
砂と化すのは、厭わないので……
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