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きらきら。 
(ありがとう
)
┗423
423 :
跡部景吾
2008/11/04 01:50
見つかっちまった。
俺様を見つけたアイツは、カツカツと下駄を鳴らして走ってきた。
# かくれんぼ中に迷子になってたなんて、言えるか、バカ。
# 探しに来なくて良かったし、探しに来い…なんて言ってねぇ!
僅かながら乱暴に握られた手を振りほどこうとする俺。
# アイツの腕があがって………殴られる、と思った。
# 悪戯し過ぎだって……
# ふざけるなって…
# お前なんかもう、要らない、って
# 捨てられるかと思った。
次の瞬間。
俺の頬に当たったのは、アイツの暖かな胸。
ぎゅ……って、息をするのも苦しいくらい
すげぇキツく抱きしめられた。
久しぶりのアイツの温もりと吐息。
# どうしよう。
# すげぇ好きだ。
# アイツの腕無しには生きていけない位、
# 俺はアイツにはまってる。
心と体の全部を使って恋するなんて、
きっと
最 初 で 最 後 だ。
アイツの口づけを奪ったまま、少しだけ爪を立ててアイツの肩に腕を回す。
アイツと俺がいれば、そこが世界の中心になる。
小さな国の世界征服と放浪猫。
俺様の世界の全て。
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