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┗忍ぶ猫の足跡が残る部屋(51-60/455)

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60 :跡部景吾
2011/10/12 12:36

晴天だった空。風が変わった刹那見る見る内に辺りが暗転する。
空を見上げると急に暗雲立ち込め灰色の世界に支配され雷鳴轟きスコールが降り注ぐ。
その合間に閃光が濁った雲の隙間から何度も何度も地表に突き刺さる。

騒々しく俺の横を駆け足で走り抜ける人々。
取り敢えず精密機器だけ学生鞄の奥に押し込め走り去る人の背後眺めて濡れるが侭雨宿り場所探し流離い駅近くの書店入口に避難。

どうせ一時期的なモンだろうと高を括っていたが中々止まない雨足を見ながらぼんやり考える。

昔流行った傘がないって歌の歌詞の意味を。






ああ…そうか。

傘が無くても俺は行きたい場所に行く。











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59 :跡部景吾
2011/10/11 17:57

行き着けのアパレル店へ足を踏み入れる。

服を購入する際、デザイン性、色、品質の三拍子が無いといけない。
一つでも要素が欠けて妥協し購入たら飽きが来るのも早く直ぐ着なくなる。
良い布は腕を通した瞬間の滑りの良さと身体を包む着心地の良さが粗雑な繊維で作られている洋服とは雲泥の差。そして長年着用出来る。
品代は満足代として割り切って支払う。安物買いはしない。



人との関わりも同じ。選ぶ選ばれるは御互い様。
俺には拘る洋服選びと似通う。
心地好く肌に馴染む感覚、長年付き合える奇をてらわないオーソドックスなスタイル、それで居てエレガント。大量生産では得られない補正しなくても丁寧な縫製の美しさと身体に沿って馴染む自然なライン。



自分だけの貴重な一着は勿論オートクチュール。
戯れに着る洋服は必要は無い。

それを手に入れる為手間隙掛かるのは当然だって事。







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58 :跡部景吾
2011/10/11 01:12

秋の夜長哀愁を帯びた旋律に耳を傾け、
透明色の声音が奏でる夜奏曲を傍らに穏やかな心持ちで想い耽るのは彼奴の事。


それはほんの些細な出来事。
されどそれだけでも嬉しいと思える。


こんな俺は御前は知らない。


御前の前の俺は御前しか知らない。







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57 :忍足侑士
2011/10/10 12:23

君は何か俺に聴いて欲しくて声を出す事が多くなった。
回りくどいアクションは熟知しつつ無視。
俺からは問わへん、息詰まったら自分から問い掛けてみぃや。

楽したいなら俺の処に来たらえぇ。
表面上優しく君の望む答えも行動も全て示したる。


せやけど

それ遣ってたら何時までも君は成長せん子供の侭。

後は君次第。
俺は傍観。
頑張ったら頭ぐらいは撫でたるで。

大事なのは己で淘汰したその事実。





*****

子羊捕獲の綴り拝見し珍しく他者を羨む。
思えば…俺の周囲カップルばっかりや。
桃色のオーラは睡魔を誘引する。




謙也、跡部に祝辞おおきに。その内又財前交え話そな。








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56 :跡部景吾
2011/10/08 13:06

友人の忍足に鳩を出す。彼奴も通り名明記出来ないので必然的に表記は忍足になる。忍足の友人が多いので如何表現して良いか困るのが悩み。
如何しても彼奴に見せたい映像が有ったので呼び出す。
「御前今晩暇か」「今からやったら大丈夫やで」
何時もそんなノリ
観賞会開始
そして終了

「ほう…こないな事が有ったんや、俺ってSやんな、ちゅうか何してんねん…」「全くだぜ、俺だったら翌日口聴いてやらねぇ、最低最悪だな御前…」
「俺何もしとらんやん」
「まあそうだけどよ」
「こないな関係やったんや…ふぅん…ヤリおるなぁ」
忍足と知り合って多分6年目に突入して思う事。

ずっと見渡しの良い平原を歩けるのと我儘言える存在は俺には非常に助かる。
秘密主義派だった事は今遠い記憶の彼方。
色恋的な艶めいた雰囲気が限りなく0に近い意味奇跡。吹く風も爽やか以外何者でも無い。初恋は檸檬の味的柑橘系微風。我ながら良い例えだ。

何の映像見てたのかは言え無いが静かに盛り上り終わる。
で、彼奴の製作してるあの物の行方が気になる。
彼奴にもついに気になる奴が出来たのか。
久々の良い話かもしれねぇと期待するが勘違いだったら己が悲しいからやめておく。



友人違いで書いちまったな。ヴァカンスの話もう諦め気味。頭の中で纏め切れ無い。

そして久方ぶりに偶には艶めいた文でも綴ってみたいモンだが独りで悦に浸る様な気がして書くのを躊躇う。








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55 :跡部景吾
2011/10/07 09:47

流石俺様、晴れ男伝説は健在

だが未だ時期は早かった。


今日は手塚の目出度い日。
手塚誕生日おめでとう。

そして手塚の誕生日に俺を祝ってくれた 、有り難うよ。

……。三日前に終わってるんだが、完全にウケ狙いなのかと一瞬首を傾げた。が、そうでもなさそうだな。
天然か?…そうしておこう。
一番最後に祝いたいと忘れてた理由を流麗に擦り替え慌ててギリギリ鳩を飛ばして来た彼奴の野望を見事打ち砕いた事実も有り珍しく爆笑したぜ。


俺の周囲は愉快な奴が多い。
そして暖かく人の気持ちを思い遣る奴が多い。
だから俺も生かされている。

金木犀は今時期の花なんだろうか。
ちょっと調べてみよう。ああ…時期花だったんだな。
花器に活けておくぜ?

****


昨夕、興醒めと言う意味合いを生まれて初めて解した。あの年月粉々にしてくれた事への感謝を。本当に御前は…(ふぅ)ま、いいか。
最後の最後まで本当に御前らしかった。


****


余り人気の無い遠い地で柔らかく響く声を聴くのが日課になりつつ有る。静寂の中淡々と語る言葉に癒され久方振りに上質な羽根枕を与えられた感覚。
見ず知らずの貴殿に感謝。






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54 :忍足侑士
2011/10/07 04:33

旧友の跡部と話しそしてこないな時間。君にはホンマに幸せで居て欲しいと願わずには居られないで。彼と未来永劫添うていってや。と…陰日向ながら。

彼と話してて信頼関係を構築する大切さを改めて実感した。

距離感も大事…
せやけど遠過ぎると何も見えん、反面近過ぎると要らん感情も微々でも沸き上がるのは体験済み。

人間の感情てそないな簡単に割り切れるモンや無い。

今回のパターンは初めての経験で躊躇う部分が多い。
いや、俺やないんやけどあくまで俺は語り部に過ぎん。

押し付けは好かん、アレに対して全く興味が無いなら己の自己満足に過ぎんし。せやけどもし、彼奴が不安や猜疑心が僅かでも感じとるなら1から10まで答える心構えは何時でも有る。



心の傾け方だけで難儀になっとる処でもうアカンのかもな。 







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53 :忍足侑士
2011/10/06 12:38

過去の戀人から今の恋人の相談紛いの話を聴く。

耳が痛いのは当然で全て以前己に向けられた言葉とオーバーラップして聴いとった。


彼に求める物が多過ぎると背中向けるで、かと言って小細工施したら面倒臭くなり終わってまうよと言うたら、
おまえもそんな奴だったのかと今更責め言われる。

君の気持ちより彼の気持ちを察し彼側のアシストを考えてまう辺り何やろ…


それより俺の此れからの時間を奪われる事の方が気になる。

もう関係あらへん存在には普通の反応。
寧ろ適当。





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52 :忍足侑士
2011/10/05 10:07


強請るだけ強請る性格、ちっとも変わらへんなぁ。

君は以前と同じ、俺が変わってもうただけ。


年間スパンで飛んで来た鳩を見てふと思うた。

君は只我儘なだけの人。







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51 :跡部景吾
2011/10/04 23:54


両手一杯の薔薇の花束、
静かに受け取り胸に確り抱き締めた。

彼奴の身体も抱き締めた。

深々と過ぎるこの日も後少し


嬉しかった______、有り難う。





祝ってくれた友人達


有り難うよ。




月の満ち欠けを見る様になったのは、

夜空が綺麗に清んできたから。








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