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┗プライスレス日記(268-277/317)

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277 :日吉若
2009/01/27 01:45

ご無沙汰しております、まさかこれ程日付が空くとは…。
宍戸先輩の方は自分からわざわざ部活の雑用を引き受けてしまって折角の日曜日を潰したりしながらも毎日をそれなりに過ごしているようですよ、ご心配無く。

俺の方といえば、送った電信がエラーで返ってくる日がきたらどうしようと笑い事でいったつもりが本当になって、口は災いの元だと後悔しました。
さて、どうしたものか。一体何時の間にあの人は俺の傍を離れたのか。色んなことを考えました。
(俺の方も忙しく、結局2週間以上空いていたので彼の判断が何時下ったかなど俺に判断する事は容易ではありません)
結局のところ、探す以外術もなく単調な捜索文を書いて待つしかないと思い実行したわけですが…。
あれは本当に心臓に悪いですね、久々に生きた心地がしない感覚と自分がこの板を使う日がくるとは…と情けない気持ちでいっぱいでした。

あの人がいなくなる理由を俺は2つ程心当たりがあり、数日後新しい連絡先の載った電信が届いた時、そのうちの1つとかち合ってしまい、小さく溜息を零さざるを得ませんでした。
あの人の弱さくらい、知っているつもりだったんですけどね。

俺の幸せは貴方が傍にいることです。
月に1度でいいから貴方から会いに来てくれれば、それで十分ですよ。
抱きしめる腕は此処に有るというのに、どうして勝手に飛び出していくんでしょうか。
…分かってるんですけどね、自分の不甲斐なさくらい。
俺にだって、貴方が必要なんですよ。必要なら、傍に居て下さい。

俺を満たせるかどうかは貴方自身の物指しで見る事も可能でしょうが、どう感じているかは其の物指しでは見えませんよ。
勝手に一人で決めないで、きちんと俺に言って欲しい。
貴方からそんな台詞や想いを口にさせてしまった俺が悪いのかもしれませんが、そういう気持ちでいること、忘れないで下さいね。
好きです。貴方が手土産を持って逢いに来るといってくれて、本当に嬉しいですよ。

もう、離しません。離れないで下さい。
願いはそれだけです。これからも俺の傍に…。


此処で別れました、と報告する気だったので帰ってきてくれて本当に安堵しています。
俺がもし此処を離れるようになれば宍戸先輩はあの調子ですしね、千石さんくらいしか書き手がもういませんよ。
千石さんについては宍戸先輩と相談中です。
アノ人が書くと日記の品が落ちる気がします。…まあ、俺が嫌がっているだけで宍戸先輩は気にしないでしょうけどね。
俺に任せている時点で断る理由なんて無いでしょうし。


春の訪れには早いですが、色んな変化が周りで起こっています。
少々気後れしますが全ての人が個々なりに幸せであってくれれば、と願っていますので、この願いが届きますように。


では、今日はこの辺で。

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276 :日吉若
2009/01/03 15:03

明けましておめでとう御座います。
如何お過ごしでしょうか、俺は新年早々体調を崩したりしましたが、今ではすっかり元気です。

あの人とは、特に変わらず…というところでしょうか。
結局、俺が折れて自分から連絡をしたんですが、「貴方は変わらないですね」という俺のたった一言に「どっちの意味で?」と答えられるのは、きっとあの人だけなのだろう。
いい意味でも悪い意味でも、変わらない貴方が好きです。
俺が梃入れをして、変わってしまうあの人を見たくはないものの、それでも1通目に「時計兎を追い掛けたい好奇心がまだあるなら」と一言添えてしまう自分は意地悪なのだろう。

フラストレーションが溜まって仕方ない。
そういう俺に大ボケをかまして三大欲求のことかと問うところがまた素晴らしいんだが、きちんと畳み掛けて意味が分かった途端しょげる姿をみて、こっちが凹みたくなった。

俺には必要なんだ、と言われる度に、俺が信じ切れていないんだと痛感せざるを得ない。
必要だというのに、傍を離れるあの人を俺はどうやって自分のものだと思えばいいのだろう。
相変わらず、見えない恋愛をしているな、と思う。
別に、それに不満があるわけじゃないが。
溜まったフラストレーションをぶつけるが如く、首筋にでも噛み付いてやればよかった、と今更ながらに思う。

取り合えず、携帯の相性…というよりは向こうの携帯会社が微妙なので、31日の夜に「携帯会社信用できないから、明ける前におめでとう言っとく」と連絡がきたのが、あの人らし過ぎて笑った。
俺の意表を常についてくれるのはあの人だけだ。
遠慮がちに綴られる今年も宜しくの言葉に、俺が包むのは、言葉とあの人の気持ち、両方だろう。
俺にここまで甘い言葉を言わせるのは、あの人があまり言わないくせに、酷く心配性なところがあるからだ。

「日吉の隣りは、倍率高そうだから」

そういうあの人は可愛い。けれど、努力する素振りが見えないのが面白い。
(口では頑張らなきゃ、というが平気で1週間以上連絡してこないのは何なんだと俺は勝手にツッコミを入れる羽目になる)
俺は、貴方の隣りの方が倍率高いと思いますけどね。
座ったと思っても、座れた気がしない場所なんて、俺は今まで知りませんから。

こういう恋愛を、2009年も変わらず重ねていくんでしょうね。
これを、酷く切ないと思いながらも誰よりも楽しんでいるのは俺なんだろう。
今年も宜しくお願いします。


皆さんによっても良い一年でありますように。

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275 :日吉若
2008/12/27 13:08

クリスマスが過ぎ、年末がやってきましたね。皆様如何お過ごしでしょう。
俺の方といえば特に何が変わったわけでもなく、師走の忙しさに流されるように浮遊しています。

あの人と連絡を取ろうと思えば、きっと、ひどく簡単なのに何と無くという曖昧な言葉で自分の欲を押しつぶし、更に重なる自分の欲と戦っています。
単刀直入に言えば、連絡を待っている…といったところだろうか。其れもまた、何処か違う気がする響きなんだが。

意地、なのかもしれないけれど、そうは思いたくない。
必要とされていたいから、それを得れる方法が此れだというのは、本当は酷く不恰好で滑稽なのだろう。
けれど、俺があの人にとって必要であるというのなら、師走の忙しさの中で、俺を欲してもらいたいんですよ。馬鹿みたいですけどね。

其れでも、この気持ちが揺るぐのはあの人の脆さを知っているからで。
何時か俺に言ってきた詞を思い出す。
俺は、居なくなりませんよ。
だから、追いかけて見て欲しい。その足で。

少し、否、大分意地の悪い方法だとは知っている。俺が想いを告げたあの日に言った詞の節々にも、あの人の弱さを垣間見てしまったから。
泣く程の事など、俺は何一つ言っていないのに、それでも灯火だと告げた俺に視界が歪んで俺さえ見えないと言ってしまう人だから。
だから、守ってやりたくなるし、そっと包みたくなるんです。

エゴでもいい。
其れでも俺はあの人のためになら、自分の持つ多少の物を、捨てても良いとは思っているから、出来れば笑っていて欲しい。
忙しさに潰れていない事を祈る半面で俺の事を考えて欲しいと思うのが例えどれ程傲慢であったとて、其れも本心なのだから、と、笑って見逃して欲しい。
きっと、あの人は、其れすら嬉しいなんて言ってしまうのだろうけれど。

俺の愛情で、沈んでしまわなければいい。
俺が告げる詞の重さを、きっと俺以上に知っているのはあの人だから、少し、怖くなる。
綺麗事なんて言わないけれど、好き故に、好きであることが恐ろしくなる日だってきてしまうから。逃げたくなってしまうから。
俺のその浅はかさを、あの人自身の手で、止めて欲しいと思う。
きっと、優しいから、逃がしてしまうその手を。
結局握り潰してしまうのは俺なんだろうか。

引き寄せた腕をどれ程きつくしても、一つになんてなれやしないから。
だから、俺はこうやって、慣れない詞を口にするんです。
その矛先は、何時だってあの人にしか向かないものだから、困ったものだけれど。

ねえ、貴方にとって
俺は本当に必要なんでしょうか。

呼吸が出来なくなるという貴方の息が、何時まで持つのか。
もし、俺から電信を送ってみて、エラーで返ってきたらどうすればいいのか。
なんて、たまに思ってしまいます。

意地の悪さと「不健康な思考」は何時だって健全な話で。
困った顔が見たいという、全くもって大事にしていない言葉を吐きながら大事だから優しくしたいとも思ってしまって。
気持ちの整理がつかないことが多すぎるこの手には、物が多く乗りすぎていて。
貴方を落とさないように、貴方を一番大事に出来ればいいのに、と思う半面、何時だって俺達は一番遠くにいる気がする。

その指先に、赤い糸を絡みつけたとて、何時か解けそうな気がする程脆いのに。
なのに貴方は透明な糸を愛おしそうに見るような目をするから、俺は何時でも貴方に逢えば、少し其れを信じたくなってしまう。

矛盾の波の奥に、何があるんでしょうね。
…最悪、正月には連絡をいれます。というか、こないと今回は流石に拗ねましょうか。
簡単に絆されてしまうのは分かっているけれど。


優しい唄を歌おう。
貴方が下手な美声を響かせてくれる日がくるまで。
貴方が唄うのなら、俺は其れがどれ程酷くったって、その手を握って眠ってみせましょう。
だからもう少し、優しい夢を。

愛してますよ。

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274 :宍戸亮'
2008/12/24 11:46

人間いつまでたっても昔のしこりっつーのが取れねぇもんだなあと思う今日この頃、宍戸亮だぜ!

ここんとこ死ぬほどついてない気がする。
大事な日に電車反対方向乗って大遅刻かましたり、何かもう、え、何か呪われてる?とかマジで思った(ズーン)
つか、遅刻してもいいように1時間以上前には駅につく電車に乗ってたのに現地についてなきゃいけない時間の1時間後に駅に着くって何?電車が1時間一本の町とか初めて行った。
んで、帰りも1本で暇潰しに本読んでたらいつの間にか電車が出て行ってて、結局2時間無駄にしたり、な(ははははは)
…、まあ、そんな日もある(遠い目)


最近出来たダチに、「今小旅行から帰ってきたとこ」とか言われたから「何だよ、デートか?」っつったら「どうだろうね(笑)」とか言われた件。
どう考えてもいるだろ、恋人!!
まあ、少なくとも俺ならもっとうまい言い方するんだけどなあ、とか思って変に「可愛いな」とか思った。
ほら、ある意味裏表ねー解答だろ?もっとはぐらかそうと思えばいくらでもはぐらかせること可能なのに、よ。
つか、俺の場合ダチとでも「デートいこう!」とか素で使うし聞かれたとこで「デートだぜ!」とか普通に言うけどな。
…見栄じゃねーよ!!(笑)
ま、ある意味究極の逃げのパターンかもしんねぇなこの使い方、とか思う。でも実際独り身だから使う時もない俺。普通に否定する確立何パーセントとか乾に言われそう(遠い目/2回目)


そんなわけで近状報告。
イヴだからって何が変わるわけでもねーんだよなあ。当たり前だけど。
そんなわけでもうちょっとしたら走りに出かけようかと思う。
頭をすっからかんに出来るのがいい。
やっぱ昔から自分の身体に根付いてることをするってのは原点に戻れる気がしていいよな。
ふわふわした思考と、ぐるぐるしちまってる部分を全部捨てて、無駄に息切らして限界に挑むのが好き。

ガキの頃、母親が「長距離ランナーなんて絶対マゾだ」とか言ってたけど、それに限らず運動する奴ってそういうとこあると思うぜ。
自分の身体痛めつけて、限界の上に限界重ねなきゃいけねーんだし。
頭脳戦とかもそういうとこはあるんだろうけど、直に身体に刻み付けるって意味では、運動かもなーとか思う。

ああ、別に俺マゾ宣言してるわけじゃねーぜ(今更のフォロー)

走ってる時は音楽すら邪魔で、マジで何もなしでいい。
携帯も家において、その身1つで出来ることがあるってのがいいよな。
溜まってるメールはこの際どうでもいい。(町の奴等には返したから言える台詞/…)
現実と非現実の狭間に生きたい時、生きてんなあとか思いつつも、色んなもんから切り離してくれる運動ってのは有り難いと思う。
…結局、現実の厳しさと優しさが俺には肌に合わないことが多すぎんだよなあ(笑)
それでもテニスがあってよかったなとこういう時しみじみする。基礎中の基礎の走るってことが、今の俺にとっては結構大事らしい。

んあー、要するに、俺だって色々あんだぜーって話だったり、そうじゃなかったり。

まあ、そんなわけで(どんなわけだ)町の皆がいいクリスマスと年を迎えられますようにってことで。
年賀状書いてねーや、きた分だけ返すとか失礼なことかましていいかな、え、あ、ごめん(…)



******************

ラル、300おめでとう!
ベラドンナの若、バトンさんきゅ!スゲー嬉しかったぜ(きゅん)

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273 :日吉若
2008/12/20 21:38

手が空いたというよりは、暇を持余した週末になりそうなので、何方かお手の空いている方がいらっしゃれば…、ということで。



集会という名を付けるのもおこがましいので、俺との交流をして頂ければ光栄、という程度にしておきます。
よろしければお越し下さい。

では、交流会の品書きを。

1,主催者は初主催です。お手柔らかに。
2,俺には友達が居ません、よって身内会話は非推薦でお願いします。
3,宍戸先輩は来ません(聴かれそうなので先に。)
4,ドッペル可です。
5,ロルは無し~短文で。アンカも臨機応変に。
6,日記をお持ちの方は挨拶ついでに教えて頂けると嬉しいです。勿論差障りがなければ、ですが(笑)


基本的には数人でゆったりとした会話が出来れば、と思っています。
有り得ないと思いますがもし人数が膨らんだ場合は一時的に鍵をかけさせてもらうかもしれません。

_______________

ということで、以下の方々が駆けつけて下さいました。

‘ ソック/ズの忍足先輩
ア ビバ/ノンノンの丸井さん
芥川先輩
雪/白の俺(というか翡翠の忍足さん?)
ZE/ROから開くNe/xt Ga/teの宍戸先輩


丸井さんとレポートの話をしたので真面目に書いてみようかと思ったのですが、何分21時半~3時半迄という時間を完レポしろというのが無理な話です、ええ。
そして俺はログ等を取らない男なので、詳しく述べたとて楽しさを綴り切れる自信が全くありません。本当に申し訳ない。

簡易レポは一応俺個人の思い出として投稿しておきますね。
開始直後から「もし何方も来られなかった場合何分待機して撤退すればいいのだろう」という事でした。
しかし、暫くした所で忍足先輩が登場。「(ソッ)」という文字からもしかしてソック/ズの忍足先輩だろうか?とは思ったものの、初対面故「窺いにきました、そっと」の「そっ」かもしれない…とも思い口に出せませんでした。
氷帝のオカンの話から俺の変換ミスのせいで話が物凄い事になりました。是非戦って欲しい。
そうこうしているうちに丸井さんが登場。
丁度恋愛話に切り替えるタイミングだったのでそのまま3人でクリスマスの過ごし方についてを語る。あっと言う間に年末ですからね。
シャンメリーとポテチを頂き、2人で恋人の話に花を咲かせていた処に芥川先輩がいらっしゃいました。
何処の何方だったのか聞きそびれてしまったのですが、ふわりとした雰囲気をお持ちの方で可愛らしかったです。
箱の調子が悪く帰宅されてしまったのですが、また話してみたいですね。
そして忍足謙也さんの登場。通り名に覚えが無かったにも関わらず「久し振り」と言われて狼狽しました。本当に。
雪白だと名乗られドペの事を思い出しましたが(笑)
よくよく考えれば俺が出かけたのはドペ以来なので、久し振りなのですが、それ程間を感じませんでしたね。(実質2ヶ月位経っているのですが…。)
ゼロ宍先輩の登場にも少し驚かされましたが、彼らしい対応で和みました。俺が言うと失礼かもしれませんが、可愛らしい雰囲気でしたよ。

年末トークが多かったんじゃないでしょうか。
師走なので忙しいにも関わらず、予想以上に沢山の方と交流が出来て嬉しかったです。
そして俺の許容範囲はゆっくり喋るには自分を抜いて3人位ではないか…という事も分かりました。ログをしっかり追うには矢張り少人数がいいですね。
基本的に俺の返事が2、3行になっていることも原因でしょうが…コンパクトに纏められないのは昔からですので、愛嬌という事にして頂ければ幸いです。

恋愛トークに関しては、とな上とするくらいだったので丸井さんの話は嬉しかったというか、とても参考になりました。
1組1組、違うストーリーなのは分かっているのですが、自分とは違う恋愛というのは興味深いですし、矢張りためになります。
自分とは違う考えやあり方だからこそ、なんでしょうね。


何だかだらだら書いてしまいそうなので、この辺りで切っておきましょうか。
参加された皆さんの日記、これからしっかり愛読させてもらいます。宜しければ今度個人的にでも遊んでやって下さい。
そして、来たかったと言伝を残してくれたココ宍先輩、有り難う御座います。体調の方は如何でしょうか。
気紛れでしょうがまたこういう会を設けたいと思っていますので、その時は是非。

皆さんが良いクリスマスと年末を過ごせることを願って。

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272 :日吉若
2008/12/14 21:02

月の満ち欠けがあるように、人の気分も似たようなもので。
聴きたい声とは別の声は全て雑音のように耳障りに響く。
己の弱さと浅はかさだと、実感しながらも、押し殺した感情の行き場が無さ過ぎて、空を仰ぐしか術はない。

こういう瞬間、テニスをしたい、と思ってしまうのは、きっとテニスに失礼な事だろう。


酷く、不愉快な音が耳に残って、僅かな苛立ちが体温を上げた。
本当に望んではいないくせに、まるで試すような言葉をかける癖のある人が、俺は酷く苦手だ。
何とか、ギリギリで抑えて「じゃあ、一言だけ。」と、静かに告げられるようになったのは、成長したからだろうか。
あの日、俺が泣かせてしまった人を、思い出してしまうと、少しばかり申し訳なくなる。
嗚呼、人の弱さよ…

「そんなつもりじゃなかったんだけど」
じゃあ、どんなつもりなんだ、と、問えばきっと間の抜けた顔をして首を傾げるのだろう。
「気をつけます」
そういって、一体何日が過ぎたのか。
守れない約束を必要としないように、出来ないのならばするなんて言って欲しくない。
自分で言葉の重みを軽減させる人の愚かさを、目の前で見せて欲しくはない。苦手だ。

人の薄っぺらさを、そんな所で感じてしまう自分の詰まらなさに、動揺でもすればいいものの、経験はそうはさせてくれず、真っ直ぐに其れを見てしまう。
口から漏れるものが、吐息だけであれば良かったのに。

「次はないですよ」

そう、吐き捨ててしまえたら、と。
見捨ててしまえれば、いっそ、清々するのだろうか。
衝動的に、顎先を乱暴に引っ掴んで、暴言を吐きたくなる。
そうすれば、「自分」に会えるのだろうか。会いたくもないけれど。


ユラユラと揺れるのは、眼か、心か。

時々、掴める腕が欲しくなる。
雑音の中から響く、アイツの声が、憎らしい。

「何、お前、そんなコトになってんの?…俺と一緒に、堕ちるか?」

口元に浮かんだ笑みは、きっと歪なものだったろう。
それでも、その笑みが嫌いじゃない俺はきっと、馬鹿だ。

「そんなこと、しません」

薄く笑みを貼り付け、キッパリとそう言ったけれど、きっと、俺と堕ちるコトを可としてくれるのは、アイツしかいないのだろう。


「なァ、アイツ、浮気容認しやがった」

「頭、可笑しいんじゃないですか」


歪な会話を、静かに重ねる。
間違いだらけのこの世界で、俺は容易く息を吸えるのだから、虚しい。


「年が明けたら、会いましょうか」

「あァ、そうするか」


下らない世界に、少しでも色を重ねなければ、俺達は生きてはいけないから。
その弱さを、その儚さを、その――。

全てを、包めるのは何だろう。


腹が立った理由なんて、きっと、単純で滑稽だ。
それでも、知らない振りをして、事実から目を逸らすしか、知らない。



「ねえ、俺は――なんでしょうか」

誰に問うわけでもなく、そっと、空に向かって呟く。
囁ける人が、傍にいれば、と酷く思うくせに、誰の手も手にする事は出来ない。

逢いたい、と、こういう時思うけれど、塞き止めるものが多すぎて、眩暈がする。
もし、この気持ちを表す言葉があるとするのなら、其れを聴きたいとは思わない。
そんな、名前というものに固着して、自分を見失いたくはないから。

俺は、俺で居たい。



空に瞬く星が、流れ星になって降り注いでくれればいい。
満月のように、丸く穏やかな気持ちが、帰ってきますように。







夢の中で恋をしたけれど、その人が兎を見捨ててしまった場合、それでも愛するのは可笑しいんだろうか。
目覚めの悪い日、優しさが悪夢を連れてきて、酷く動揺した。
何を優先するかで正義が問われてしまうなら、きっと俺は悪に近い。
 
#テレビの見過ぎだったのかもしれない。



100越え、おめでとう。

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271 :宍戸亮'
2008/12/14 01:29

今月も14日がきたなあ、とぼんやり。6月からだともう半年。はえーもんだよな。


久しぶりにハバの文字に触れると、ああ、やっぱり好きだなあと思う。
あいつ独特の雰囲気がスゲー好きで、幸せだなとか思っちまうくらい。

何を伝えたかったわけでもねぇんだけど、久しぶりに日記を書いてそれに反応があるのは嬉しい。
優し過ぎるあいつの世界が、俺が思うより少しでも柔らであればいい。

元気だっていうくせに、俺の事になると弱音に似た言葉を言ってくれるハバを、俺は心底好きで安心しちまうと同時に、頑張ろうと思える一番の言葉だとも思う。

俺だって、まだやれるし、あの日一緒に見た海を忘れたわけじゃねぇんだ。大丈夫。
言いたいことが山ほどあったとしても、少しだけで伝わるといい。
きっと、ありがとうより大好きって一言で、通じるんじゃねぇか、なんて、自惚れてみる。

ホント、大好きだ。

ほね.っこ食うか?にすら癒される俺は、相当お前が好きなんだと思うぜ(笑)
鳥じゃなくてもさ、気持ちが傍にあればそれだけで十分。
つか、ハバが鳥で俺が犬だったら色々大変そうだよな。
桃.太郎の香りがほのかにしてきそうだ(笑)
猿と肝心の主人公がいねーんだけどな。まあ、俺らの冒険は既にしてるし、延長戦で戦えばいいか。
その場合、鳥じゃなくてカボチャになっちまうの、か。
うん、どの道大変だな、安心しろ。転がしてやっから。(!)

朝、天気が良いことをちょっと期待。

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270 :日吉若
2008/12/09 16:47

久し振りにあの人に連絡をしてみれば、自分の大切な日も忘れる勢いだったようで。少々呆れてしまいました。
まあ、そういうところが彼らしいんですが。

何時訪れても、変わらない場所なのは善い事、なのでしょうか。
たまに其れを壊してみたいと思うのは俺の意地悪なのか、唯の気まぐれなのか。

#何かして欲しいことがあったら、どうぞ。

そう言った俺に迷った末にこにこと微笑みながらウサ耳を渡すところが恐ろしい。
失言だったか、と激しく悔いた。
来年は見てろ…下克上だ、と密やかな決意をしました。
普通、そういうチョイスは無いだろう。
本当に俺を飽きさせない人だと思う。計算じゃないところが凄いんだが。

時計兎だ、というので、アリスの衣装でも着てみますか?と口から出るのも無理はない。
けれど、可愛いから、と鼻先にキスを落とすから、笑ってしまう。どっちが可愛いんだ。

貴方がアリスで、俺のためにあんな奇天烈な森を抜けてきてくれればいいのに、と心底思う。
まあ、追いかけるまでもないかもしれないし、あの奇天烈な森の住人と仲良く出来そうな人なので、全く山のない話になりそうだが。
むしろ俺がチェシャ猫に嫉妬していそうで嫌だな…。
あの人を惑わす存在は俺だけであって欲しい。


…どうしてうちの会話はこう、メルヘンなんでしょうか。
絶対、向こうサイドのせいだと思うのですが、不思議な人だなとつくづく思う。
深いところに触れられたことが有るようで、実は無いような気がする。
知っているのはあの人の言葉だけで、俺は其れを信じていくしかないのだろう。

ふと、口を出そうになる言葉をぐっと押し込めて。


#もう、そんな例え使わないでね。

あれは失言だったけれど、それでも、何処か事実だった。
貴方に修正してもらえたから、俺は呼吸が出来たのかもしれない。

嗚呼、恋は、愛は、どうして喜怒哀楽の生活をこんなにも齎すのだろう。
もう少し、柔らかくいさせて欲しい。
けれど、少量の毒のような甘さと、儚さがなければ成り立たないような気がしてしまって。難しい。

溢れ出した愛情を、何所にぶつければいいですか。
貴方にはきっと重過ぎて、きっと、貴方の船は沈んでしまう。
あの、詩のように。

それでも、俺は、出来るだけ貴方と一緒に居たいんです。







手が空いたら、フリーを使って集会とまではいかなくとも、数人の方とゆっくり話をしてみたい、と思う。
まあ、先ず俺と話したいという人がいるかが問題なんだが。
…、友達の少なさがこんな形で浮き彫りになるのは何としても避けたいところだ。

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269 :宍戸亮'
2008/12/08 23:02

忙しい時ほど現実逃避がしたくなって携帯から遠ざかりたくなる。
こう、何つーの?現実との接点をぐっと近づけてくるよな、コイツ。
まあ、一番現実生きてんのは俺なんだけどよ。
それでもこういう固体にやられちまうのは無性に腹が立つ。
嬉しい事も良くねぇ事も運んでくれるから困った奴だぜ(ふ)
つか、一番困る存在は俺だよな。メール返せてなくてわりぃ、元気にしてんぜー。(誰か俺を殴りにこればいい、マジですいません)


どうでもいいけど、重たい雰囲気が嫌いでそういう時ほど空気読めない行動を取りたくなる。

「先輩、愛してるってどういうものでしょう」

あんま、真面目に言われたくねぇテーマだよな。これ。
本気な雰囲気ほど痛々しいもんはねぇ。
え、お前俺にそんなの聞いちゃう?とか茶化したら普通に白い眼で見られたけどな。
分かってるくせに聞いてんじゃねーよ、とも思わなくはない。

ちょっと拗ねたくなったから、

ああ、去年うちの学年で流行ったぜ、俺におはようっていう代わり(?)に「亮!愛してる!」っていうの。
初めは1人の奴が言ってて、俺もノリで「おー、俺も愛してる」っつってたらガチでカップルだと思われてよ、それ修正すんのが大変だったなあ。
で、最終的に学年全体に広まって皆にそういう挨拶されるようになってよ。
跡部の奴が生徒会じゃん?
体育館に迎えにいった時、マイク通して教壇?ひな壇?わかんねーけどあの上から「亮、愛してるぜ」とか言われた時は流石に笑った。すげーよな、俺モテてんじゃねーかって思った。マジで(笑)

って、長々と話してやったらマジで刺すような目を向けられた。
いや、嘘ついてねーよ。
事実だぜ?っつったら、「アンタの学年可笑しいですよ。」って言われた。軽く凹む。
跡部が生徒会してる時点でおかしくね?

この話マジで着色ねぇんだけどなあ。
同学年にしかあの雰囲気はわかんねーんだろうな。

まあ、俺に愛してるなんていう奴はそういうノリでしかねーだろ。
好きとかすらダチにしか言ってねぇし、別にそういう対象の奴もいないし。

そういや昔クリスマスに2人でプレゼント交換しようって俺の前の席に座ってた女子と話してて、いざプレゼント交換したらスゲー高価なもんもらっちまってよ。
困ったんだけど返せねーし、とか思ってたら家に電話かかってきて、告られたのを思い出した。
その瞬間まで自分がそういう対象にされてると思ってなかったし、焦って「え、何、それ俺以外に何人言った?」とか言った気がする。
今考えるとエグい。エグ過ぎるな俺。
空気の読めなささが痛々しい。
まあ、結構俺の周りの奴でそいつに告白されたって奴いたし。
でも、よく考えりゃ頼んでねぇのにMDの編集してくれたり、色々世話してもらったりとかしてたなあ、とか、後から思い出す。(…)
ああ、だから俺鈍いって言われんのかってこういう瞬間思う。
だってよ、何で俺?周りに俺よかいい奴なんていくらでもいんだろ。

まあ、とにかく俺は恋愛ネタ、軽くて可愛いのしか受付らんねーとこあるって話。
ダチの深刻な話は聞くけど、愛してるって何?とか、恋愛しててこそ分かるもんじゃね?俺に聞くなよ、と思わず恨めしくなる(笑)
ちゃんと本気な解答も用意したけどな、参考になるかは俺にはわかんねーや。

くそさみーけど俺は今年も独り身を貫きそうです。
母さんの心配をよそに、例の同学年のはっちゃけメンバーと年を越す予定。
いつまでたっても馬鹿なことしてはしゃげる奴でいてぇな。

日吉のちょっといい話っぽいのを平気で崩す俺の日記。
どこまでも空気よめねー男でごめん!(笑)
ま、俺の日記だしいいだろ、っつーことで。

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268 :日吉若
2008/12/08 17:19

昨日は久し振りに祖父母の家を訪問した。
何が変わるわけでもない俺を見て、にこにこと笑う祖母はいつも綺麗だ。
歳の割には若く見える、それだけでなく、人としての美しさとでも言えばいいのだろうか。

#若ちゃん。これ、貴方に。

そう言ってそっと出された袋には白い、小さなお守りが入っていた。
小学生が鞄にぶら下げているようなものとは少し違うそれを、俺は繁々と眺める。
どうしたんですか、と聞くにはあまりにも野暮なのだろうが、それでもこの時期にどうして、という眼で祖母を見た。

#お参りにいったらね、貴方にって言われたのよ。

祖父母を初め、うちは割りと神社やお寺と縁が深い。
祖父が僧侶であるおかげで幼少期からそういった類の場所との触れ合いが多く、家に遊びに行って俺がよく見ていた絵本も、「くもの糸」を子ども向けにした本であったのを覚えている。
まあ、だからといって彼等が俺に宗教の有り難さやお経を読めるようにしておけ等を口に出した事は1度もなく、おかげで俺が唱えられる言葉など殆ど皆無なのだが。

そんな家柄もあり、こういった物を貰う事に疑問は無かったのだが、それでも彼女の言葉には驚いた。
俺に関してのお告げ等を口にした事はなかったし、彼女自身、こういった事は初めてだという。
どういう意図があるのかは分からないが、そういう思召しがあるのなら、少し気合を入れ直そうと思う。

祖母はよく、姓名判断では兄弟の中で貴方が1番家族の役に立つ子なのよ、と言って聞かせてくれた。
俺の覚えていない俺の話をする彼女を見ながら、不思議な気持ちになるのはいつもの事で、子どもながらに可愛げのなさすぎる俺をこの人はどう思っているのだろうと思う時もある。

一度された話では、今よりももっと幼い時、お小遣いをあげるから好きな物を買ってきなさいといったら、兄貴は玩具を買ったのに俺が持ってきたものは箸箱だったらしい。
玩具じゃなくていいの?と聞く祖母に俺は「今使っているのが壊れてしまったので、これがいいのです」と頑なに言ったらしい。
何て可愛げのない。兄貴のように伸びやかに育てばいいものを…。一体何時から俺は俺なのだろうと恐ろしくなる。
祖母はそれを計画的で、貴方が1番お金に関して厳しいから将来の心配もないわねところころと笑ってたが、本当に申し訳なくなる。
その頃から、俺は成長しているのでしょうか。


祖母が逢う度に俺にいって聞かせるのは母の事で、割と兄貴よりも俺にそういう話をする事が多い。
何度も何度も繰り返されるその話は、内容に波があるわけでもない。彼女自身、幾度となく俺に話してきている事を理解していながらその話を俺にするのは、どういう意図があるのだろうか。
其れを耳にしながら、いつもそんな事を思う。
そして、母への愛情の深さを感じずにはいられない。
俺に欠けている部分が、少しだけ、疼いてしまうのが哀しいが、本当はきちんと分かっているのです。
もしかして、其れが分かっているから話すのではないだろうか、と思ってしまうのは深く読み過ぎているだけであって欲しい。
俺も何時か孫が出来た時に、自分の娘息子が如何にいい子であったかを話せればいいと思う。
まあ、我が子だけに、期待は今から既に出来ないのだが…。母のように優秀であれれば、と思う。
きっと、努力次第なんだろうが。

祖母は祖父の悪口を子どものようにして口に出し、祖父が其れを見て苦笑いする。
風貌がどう見ても僧侶には見えぬ祖父の、お茶目な悪戯も好きだ。
(外に出る時サングラスをする時点で何か違うと思うが、母の弟もまた、アチラの世界の人に見えてしまう節があるので人間見た目じゃないと思う。)
そんな空間が俺は大好きで、幸せだと感じる。
きっと正月には会えぬだろうが、1月中にまた顔を見せる事が出来ればいいと思う。

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