11 :
財前光
2013/05/22 14:42
>>10三回死んでも治らん阿呆みたいで、堪忍です。
四回目は、アンタも道連れで良ェですか、?
…………すみません、本真に……恥ずかしいッスわ、俺。
何年、アンタで泣けるんやろ、なァ……このボケ犬也、覚えとれ。
……ごめん、もう、せん、もうせんから、………嘘、ごめん。
(――………、目に留まりたい、なんて……ごめんなさい)
10 :
財前光
2012/01/24 05:14
本真、謙也さん――…やなァ。
俺は謙也さんがホストで働いとる時から、アンタに惚れてンねん。
…惚れるな?
―――もっと事前に頼みますわ。
膿んだ傷口も、案外良ェで。
傷口が痛む度に貴方と過ごした記憶が全て…脳裏に甦る。
心臓が貴方を愛してると咽び鳴く。
貴方に囚われた事で貴方が俺に囚われて呉れるんは、至極魅力的。
でも、―――もう、潮時か。
良ェ加減、終わりにせな厭きませんね。
逢う、
たりませんわ、阿ー保。
もう…此の傷毎な、膿み毎なァ、俺の存在意義やねん、謙也くん。
貴方に逢えば又、傷を作る。
貴方に惚れて、俺は貴方から逃げた。
でも、何でなんかなァ…何の因果か亦出逢うて仕舞うて、亦…貴方に惹かれて。
阿保な俺は心、捧げて仕舞うた。
惚れるな、謂われて、如何為ようも無ァ成って…でも愛してた。
―――アンタだけ、愛してるン。
俺な、
俺、と云うか…白石部長。
女の姿で、恋人が、出来たンです。
謂うて、半月保たんかったケド。
愛されて、処女を捧げて、
好きに成れた、思うた。
でも其の瞬間、漸く貴方に逢える思うて…亦……泣いたンですわ。
全部、全部、アンタを求めてた俺は、其奴を亦傷付けた。
繋がった時の涙も、愛された時の涙も全部、貴方から欲しかったモンで…敵わな過ぎて、泣いた。
―――傷付けて、去って、多分、泣かせた。
アカンのです。
俺が俺で在る限り、俺は貴方に固執為て貴方に迷惑掛けて仕舞う。
貴方に愛してると告げたァ成る。
せやから、な。
貴方に対する想いを守る為に、俺は此の世界、全てから去る事に。
貴方に貰うた贈り物も、華も、貴方が為てた首輪も。
夢の様な言葉達も…全部全部、俺だけのモン。
唯、貴方だけで良ェ…貴方に貰うた想いと記憶、宝物。
其だけで良ェから、
抱き締めて、眠りに就きたい。
全163