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┗静かの海(411-420/500)
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420 :
日吉若
2009/01/22 13:47
昨日はあの人を待つ間に自主練でも…とコートに足を運び、一通り汗を流して休憩していると丸井さんに会った。
同じトレーニングウェアに身を包み、まるで兄弟だと笑いながら軽い打ち合いを。
部活以外の場で、あの人以外と打つのは久々だった。
鳳は部活後だの休憩中だのに「今度練習付き合ってよ」と言う割に、それが叶った試しがない。有言不実行。
あの人が今から帰る、と連絡を寄越したので、仁王さんによろしくと伝えて帰宅。
どうも疲れているらしいあの人が甘えたがるので、ベッドで体温を分けて眠った。
買ってくれた物は、今日の夕食後にするとしよう。
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419 :
日吉若
2009/01/22 00:42
朝帰りに拗ねるだけ拗ね、あれが食いたい、買って来ないと機嫌を直さないと我が儘三昧をしても跡部部長は怒らない。
疲れているクセに帰りに店をはしごして俺が指定した物を探すとか、やっぱり振り回され属性じゃないか。
バカな人だ。土産なんざなくたって、悪かったと抱き締めてくれりゃ俺なんかあっさり機嫌を直すのに。
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418 :
日吉若
2009/01/21 18:01
俺は基本的に批判意識が旺盛だ。
「これはどうなんだ」「くだらない」「正しくない」「そんなのおかしいでしょう」と、あの人と話す中でもよく口にしている気がする。
そのノリを日記に、とは思わない。これはあくまで俺の意識の問題であり、人が見てどうかというのはまた別の問題だからだ。
自分自身に関わる事以外で、批判的な事を日記には出来るだけ書くまいと心がけている。誰の逆鱗に触れるかも解らないからだ。
俺らしくない、と思われても仕方のないラインだろうが、これは俺の一種の美意識になる。
対面で生意気な口を利く分には、誤解を解く機会もある。だがこうして一方的な情報発信となる場で誤解されてしまえば、その後相互理解に努める機会にはそう恵まれない。
窮屈になるのは嫌だと、ただそれだけの事なんだが。
あの人に対して話せない事は何一つとしてない。
だから俺はここを捌け口にする必要がない。…まあ、だからこそ日記を書くネタがないのも事実なんだが。
日常で起こった些細な出来事、不満、全てはあの人に話している。
いつも俺より遅く帰って来るあの人に、今日はこうでこうでこうだった、と。笑いながら聞いているあの人は、半分ぐらいは俺の話を聞いていない。
何故か。半分はぼんやりと「可愛い」としか考えていないから、らしい。バカか。
一緒にショートフィルムを見ている間でさえそうだ。病気すぎる。
そういえば先日、あの人は俺が女になる夢をまた見たらしい。このオヤジーズめ。
一度目に見た夢の中で突如女になった俺は、あの人に触られそうになった瞬間部屋の隅まで逃げたらしい。どういう意味で触ろうとしたんだ、一体。
頭をかち割って中身を覗いてみたい。
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417 :
日吉若
2009/01/21 12:24
朝帰りに拗ねた。
以上。
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416 :
日吉若
2009/01/20 23:43
冷えた体に、母が手ずから柚子を煮詰めて作った柚子茶が実に染み入る。
あの人の帰宅前に、部屋を温めつつ柚子茶の入った瓶を眺めている。
鮮やかな黄色。…何色と呼ぶんだろうな、こういうのは。生憎俺は色彩に造詣深くもないのでさっぱり思い当たらないんだが。
体が温まると眠くなる。
早く帰って来い。ハゲ。
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415 :
日吉若
2009/01/20 01:59
とんでもない決断を聞かされてから数日。俺も覚悟が決まったというか、腹を括ろうという気になった。
出逢った事も、その手を握った事も後悔はしたくない。だからこそ、あの人の為に俺は強くなろう。あの人に勝つ為ではなく、共に歩む為にだ。
今日二人で眺めたショートムービーは、BGMのセンスが実に良かった。
見終えた後にクレジットに流れた名前をインターネットで検索し、同者の曲をいくつかサンプルで聴いた。
やたらとうるさい曲は好きじゃないが、音楽が嫌いなわけじゃない。むしろ好きだ。嫌いなのはカラオケだ。インストは声の好みに左右されずに聴けるからいい。
あの人と俺はこういった趣味が近いから、今度CD買っといて下さいと強請った。二人でいる時に部屋で聴きたい。…買ってくれと強請るぐらいなら喜ぶんですよ、あの人。振り回されたがりですからね。
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414 :
日吉若
2009/01/17 23:22
ここ数日俺の頭を悩ませていた罪悪感やら幸福感やらに気付いていたのか、俺の態度がバレバレなのか、それとも誰かが示唆したのか。
よく解らないが、あの人がいつになく言い聞かせて……でも、ないか。いつも通り、俺が不安になった時はいつもそうするように、言葉を尽くしてそれを払拭しようとしてきた。
つくづく真摯で、バカな人だ。
引く手数多だろうに、どうして俺なのか。
出逢った頃からお前は特別だった、と。あの人がぽつりと零す。それはこっちの台詞だと俺は思う。
目を奪われて、気になって、でもきっと届かないだろうと諦めようと努力した。
それでもまた目に入る姿にどうしようもなくなって手を伸ばし、俺を見たその目に胸が高鳴ったのを覚えている。夜中、だった。
最初からそういう対象だったわけじゃない。ただ、こんなにも話していて気分が高揚するのは初めてだった。
あの人を信用するきっかけの一つは、前の恋人から連絡が来た時の事だった。
お前はどうしたいんだと問われ、突然すぎてどうしていいのか解らないと混迷を極める俺に、突発的なイベントに弱いなと笑いながらも、混乱して当たり前だと宥めてくれた。
一方的に甘えるのも嫌だとごねると、こんなのはたかがタイミングだろ、と。性格とタイミングなだけで、後から「甘えるのが難しい」だなんだと言うようなヤツをばっさり切り捨ててみせたのを今でも覚えている。
とても嬉しかった。
そして一ヶ月目の夜。早朝の海は、未だに俺の中に焼きついている。あの人を、守りたいと思った。
沢山の日々を抜けて今がある。
あの人を守りたいという気持ちに嘘はない。誰よりも幸せになって欲しいと思う。そして、願わくばそれが俺の隣にあるようにと。俺は強欲だ。
そしてあの人は、俺と共に在りたいと言ってくれている。捨てる事が出来るのも嬉しいのだと笑う。
今まで変われなかった自分を変えてくれたのはお前だと、そう言う。
俺はあの人が言うようにバカで、くだらない事で思い悩む。それも知った上で、そんな必要はないのだとあの人は言って聞かせてくれる。
とても真摯で、バカな人だ。
そんな人に愛されて、俺はきっと、世界で一番幸せになれるんだろう。
だからいつか「捨てさせた」のではなく、「選ばれた」と思える日が来るといい。あの人の傍で、何の罪悪感もなく、笑っていられるように。
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413 :
日吉若
2009/01/17 10:33
不安よりもただ罪悪感だろうか。
あの人に、ただ俺一人だけを選ばせてしまう事への罪悪感。
あの人は「跡部」を捨てるつもりだ。
十数年そうやって生きてきた、この先も続くであろう輝かしい未来。それよりも、俺を選ぶと言う。
捨てて、自分自身の力で幸せを勝ち取ってみせると、俺がいれば何とかなると笑う。
俺を幸せにする、と。
今時世襲制なんざ流行らねえよとあの人は笑うけれど、あの人はけして血筋だけで後継者なわけじゃなかったはずだ。
悔しいが、人の目を引く。指導力も、カリスマも、裏での努力だって十二分にある。
そんなあの人を、俺だけのために奪っていいんだろうか。
俺は本当は、あの人の傍から離れるべきではないのか。あの人の幸せを願うのなら。
だが、あの人は自分の幸せは俺にあるのだと言う。
俺はあの人を幸せにしたい。あの人が俺がいて幸せだと笑うから、それに甘えてしまう。未来から目を逸らして。
罪悪感に苛まれる。
俺は本当に、「跡部」を捨てるだけの価値があるんだろうか。
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412 :
日吉若
2009/01/15 23:46
寝顔が愛しい。
寝息も誰にも譲れない。
全部、この人は俺の物なんだと思う。
アンタは俺を泣き虫だ、泣くのが趣味だと呆れるけれど。もうアンタの前でしか泣かない事を知るべきだ。
人前で泣いたのなんて、数えられる程度の事です。
アンタと出逢って、涙腺がおかしくなった。一ヶ月の時点で、誰かの為に悔しくて涙を流すなんて経験をさせたのはアンタだ。
起きたらまた、キスをしましょう。アンタが俺の物であるように、俺もまた、アンタだけの物だ。
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411 :
日吉若
2009/01/15 19:39
一つ、また一つとあの人が壁をぶち壊して進んでいく。
やっぱりアンタを尊敬する、と伝えると不思議そうな顔で、お前がいたからだろと笑う。
バカな人だなと俺は思って、傍にいるだけですよと答えた。
例えば大事な人間が疲れ果てて帰って来たのなら。
心の芯まで冷え切り凍えてしまったのなら。
傍にいて、包む事の出来る存在でありたいと俺は思う。
何も出来ないわけじゃなく、ただそこに在る事そのものが支えとなるような。
俺にとってのあの人がそうであるように。
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