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┗月とネオン(201-210/310)
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210 :
跡部景吾
2008/06/16 16:25
穏やかな午後
少し出来た時間のお供は
お気に入りの洋書とバ/イシャダペドラ
仄かな香りが鼻を擽る
ミルクを入れるのが
勿体なくなった
こういう午後の一時も悪くねぇな
たまには休息も必要って事だ
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209 :
跡部景吾
2008/06/13 20:25
今日は暑い1日だった
レギュラー以外は暑さで
練習に身が入らない始末
まぁその中で
黙々と練習メニューをこなす
レギュラーはさすがと言うか
当たり前と言うか
これぐらいの暑さで
へばっている様じゃ夏の試合は
こなせないがよ
学校といえば
６月だと言うのに
クーラーの運転を始めた
今からクーラーじゃ
夏バテすんだろ？
思いながら
ジャケットを羽織っての授業
俺様にはまだ肌寒い
さて
部活も終わった
生徒会の書類を片付けよう
22時ぐらいまでは
学校も解放されているしな
明日は学校も休みだから
ゆっくりしたい
今日中に片付けばの話だが
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208 :
跡部景吾
2008/06/06 20:37
授業が始まる前の会話。
忍足の元まで俺様がわざわざ出向いてやった。
いや、用事がある俺が出向くのは当然だ。
ちょうど人の少ない廊下にいる忍足。こういう話をするには都合が良かった。
恋人と身体を重ねる時、常々疑問に思っていた事がある。
それについての話だったからな、人目に付きたくはない。
切々と質問を投げ掛ける俺に忍足が良い案があると言う。
聞かなかった事にしよう。
俺の疑問に実戦で答えると言うが、これはかなりの賭けだ。
結局解決には至らなかったが、足掛かりは見つけられそうだ。
こうして少しづつ歩み寄ればいい。それが俺達だ。
やっぱり良い恋人を持ったと思う。
例え公には出来ない男であってもだ。
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207 :
跡部景吾
2008/06/06 20:18
ここ数週間、友人不二と会う機会に恵まれた。
お互い時間が合えばなんて話していたが、久しぶりにあった友人は相変わらず元気な様に映った。
忍足が合流し、自分自身を守るのに必死だったと言うのはここだけの話。
そうそう、友人の恋人も後から合流。
ただ一言だけ言いたい。
俺がは断じてセクハラなんてしてねぇ！
分かるだろう、なぁ分かるよな？
セクハラは…アイツだ！
まぁ、見れば分かるだろうがな。明らかにそれは濡れ衣だ！！
可愛らしく恋人と友人が戯れている姿に癒される暇もなく、心が休まらねぇ。
相手の恋人に食らい付く俺の恋人。
さながら肉食獣に食ってかかる草食獣のようだ。
俺には出来ない…。
皆から｢格好いい｣と生暖かい優しい言葉を貰いつつ、へタレを再認識。
そんなにヘタレ、へタレ…。
俺はヘタレだ、分かっている！（笑）
THE FIREFLY THAT DOESN'T BARK BURNS WITH LOVE.
覚えておけ！
だから変なところにスイッチがあるのかもな。
スイッチを入れて光り出す蛍ってか？（笑）
それは玩具だ。
それにしても、グッジョブ不二。
忍足の、振りこそ無かったがあの言葉には感涙ものだった。
そしてお前のタイミングには笑わせてもらった。
そんなつい先週の話。
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206 :
跡部景吾
2008/06/06 14:03
やっぱりお前だと思った。
お互いの価値観すらシンクロする俺達。
俺達が出会ったのはいつだったか、付き合い始めたのはいつだったか…そんな話をしていた部活前。
いつだったか？
お互い頭に｢？｣を浮かべながら、アイツの日記を捲る。
アイツの日記には出会った日の事が書いてあったからな。
５月２１日 付き合いスタート
今日は何日だ？
祝いどころか、声もかけてねぇ。
そんな俺に笑う忍足。
お互い様だと。
価値観が近いと、喧嘩にもならない。
そういや、喧嘩って喧嘩もなく１年が過ぎた。
これからもお互い様だ、忍足。
１年楽しかったぜ？まぁ、これからの月日の方が更に楽しくなると思うがな。
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205 :
跡部景吾
2008/06/02 20:06
独りでの食事には慣れている。
まぁ使用人達と一緒に食事ってわけにもいかないだろうしな。
今日はどうしても食べたい物があった。
先日、忍足が食っていたインスタントラーメン。
俺がインスタントラーメンを食った事がないとかいう話じゃないぜ？
アイツが旨そうに食べるから食ってみたくなった。
メーカーも商品名もしっかり聞いてきた。
正直、知らない商品名だった。
商品キャラクターまで完璧に覚えて、店へ赴く。
無い。
アイツが言う袋に入ったその商品はどこにもない。
仕入れが違うのか？
何度も忍足に連絡し、商品の特徴を聞いて探してみても見つからない。
だが、カップに入っている同じ商品は見つける事が出来た。
一つ手に入れて屋敷に戻る。
前もって今日の夕食はいらないと話してあるから問題はない。
自室に入ると湯を運ぶように指示を出し、カップラーメンの説明を読む。
湯を入れるだけか…。
運ばれた湯を注ぎ、ほのかな白湯にも似た香りに忍足を思う。
アイツが食べていたもの。
アイツの唇の味…白湯か…。
色気も何もねぇな。
スープに浮かぶのは間抜けな顔をしたカップラーメンのキャラクターを模したなると。
アイツとダブるのは気のせいか？
気のせいだろう…。
近々、忍足を誘って食事でもしたい気分だ。
独りでの食事には慣れている。
だが、独りでカップラーメンを食べるのには慣れそうにねぇな。
心気臭ぇ。
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204 :
跡部景吾
2008/05/07 16:46
世間は大型連休
勿論、学校も休みなわけだが、かと言ってテニスに対する日々の努力は惜しまなねぇ。
ジムでトレーニング、そして久しぶりに両親との食事。
最近の時世ネタ話ばかりだが、それぞれの考えが面白い。
そういえば、この連休、恋人と出かけてねぇな。
さすがに両親の前で恋人と甘い会話も出来ないしな。
寂しい思いをさせていると思う。
今度の休日はアイツの為に時間を作ろう。
一緒に買い物でもして、喜ばせてやるとするか。
アイツが喜ぶと俺も嬉しい。
他人の喜びが自分の喜びになるなんてな。
俺も甘い。
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203 :
跡部景吾
2008/04/11 16:18
日差しがすっかり春になっている。
そんな事にも気が付かず今日まで過ごしていたのだと思った午後の授業中。
ぼんやり窓の外を眺めれば、体育の授業を受ける生徒の姿。
数人の女性とが俺と視線が合ったとざわめきだす。
視線が合っただけだろ？バーカ。
まぁ、恋人が出来てからその気持ち、分からないことも無くなったがな。
恋人と視線が合って喜ぶ俺でもないが、姿が見えると気分がいい。
今度はどうやってアイツを喜ばしてやろう。
こうやって他人のことを考える俺を誰が想像できただろうな。
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202 :
跡部景吾
2008/04/08 01:53
外を足早に歩く人間を見ていた。
ただそれだけだが、時間をつぶす事ぐらいは出来る。
この雨が花散らしの雨となる事は明確だろう。
今年の桜も見事。
そして儚い。
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201 :
観月はじめ
2008/04/01 19:58
形ある物は壊れてしまう。
仕方の無い事かもしれませんが、こうも続くと何かしらの力を感じるざる得ません。
幼少の頃、母の友人が母に贈ってくれたカップがありました。
それは見事な細工で、桃、青、緑色と三セットになっていまして、子供ながらに見入ってしまったほどです。
僕があまりに見つめるものだから、母が僕専用のカップとして緑色の一セットを使ってくれた事を思い出しました。
ところが、母が洗う時に割ってしまい、とてもガッカリした品物です。
時は過ぎ、
そのカップの事を忘れかけていたころ、ふと覗いたショップで同じ物を見つけ、購入。
しばらく使っていましたが、これは僕のミスで割ってしまいました。
同じ緑色のカップです。
去年の末、
多少デザインは違うもの、同じブランドの同じ形のカップを見つけました。
こちらはたくさんの色がありましたので、桃、青、緑と３セット揃えましたが、
今日、割ってしまった次第です。
しかも、緑色なのが不思議ですね。
このブランドのこのデザインのカップ、そして緑色は必ず割ってしまう。
他の物と扱いも頻度も同じなんですがね。
やはり、美味しい紅茶はお気に入りのカップで飲みたいものです。
また、僕のカップ探しが始まるかもしれません。
んふっ、それも趣味の一つなので楽しいんですがね。
毎回同じカップばかり割れると言うのは不思議です。
きっと、またどこかで同じカップを購入するのでしょうね、僕は。
先ほども言いましたが、お気に入りのカップで紅茶を飲みたいんですよ。
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