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┗月とネオン(292-301/310)
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301 :
跡部景吾
2011/12/08 21:29
「…いっつも樺地、樺地や。」
「…はい、樺地の話は終わり!」
恋人に言われた言葉。
何気ない会話で俺を喜ばせるのが上手くなった。
俺はそんなに樺地の事ばかり話しているのか?
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300 :
跡部景吾
2011/07/10 02:41
300ページ。
5年。
途中で投げ出す事だけはしたくない。
性分かプライドか…。
書き終わるのに10年はかかりそうだ。
4年前の今日は、
この町で初めて見た金魚掬いについて書き、
3年前の今日は、
この町の祭りで金魚掬いで俺の美技を披露する事について書き、
2年前の今日は、
全く日記に触れていない時期で、
1年前の今日は、
惚気ていた。
過去の今日を振り返るってのも悪くねぇ。
日にちを指定して振り返って分かる事もある。
ここの夏祭り、毎年来てたんだなと。
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299 :
跡部景吾
2011/06/08 01:05
恋人が妬くのは、専ら俺自身の技量が足りないからだと考えるのが俺。
浮気はバレなければ良いと言っている様にもとられそうだが、それは別の話として。
先日、何気ない会話に侑士が妬いた。
それは侑士が俺に見せた恋人同士が抱き合う一枚の写真。
男が女を後ろから抱き締める…所謂「ア/ス/ナ/ロ抱き」。
そういえば何時だったか。相手は恋人だったか、悪友だったか…学園の女だったかは覚えていない。
「跡部君は後ろから抱き締めるのが好きよね?」
そんな事を言われた事を思い出した。
深い意味など無かった。
そういえば昔、俺にそんな言葉を吐いたヤツがいたと。俺は後ろから抱き締めるのが好きだと。
だが、侑士から返ってきた言葉に自らが犯したミスに気が付く。
>「俺が言うたろか。跡部君は俺を抱きしめるのが好きなんやね。思い出して浮かぶ顔は俺だけにしてや、跡部。」
不覚にも目を見開いた。
>「過去でも、跡部の中に残っとるんなら、妬く(ぼそぼそ)」
妬いてんの…か?思わず笑った口元でと聞けば、
>「そりゃ、な…(ぷい)…こっちは妬いとるんやからな(むぅ)」
クールだのポーカーフェイスだの、それは俺の前でも崩れる事は無いヤツが嫉妬だと?
唇が弧を描いても仕方ねぇよな。
ますます機嫌を損ねた恋人には、これしかないだろ?
「過去の俺はやれないが、今の俺はお前だけのものだ。愛してる、誰よりも」
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298 :
跡部景吾
2011/04/17 01:54
例えば、
本の一ページ目みたいな物。
例えば、
ワインのテイスティングみたいな物。
気に入っただけ。
好みだっただけ。
惹かれただけ。
それだけの存在に2年分の愛してるを。
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297 :
跡部景吾
2011/04/01 00:01
4月になった。
今から俺にはやる事がある。
此れ程、緊張するのは恋人に告白した時以来だ。
今から行動に移す。
愛してる、忍足侑士vel。
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296 :
不二周助
2011/03/27 03:04
寒さが少し緩んだ様な今日この頃。
過ごしやすいよね。
今日は部活も休みだから、英二の家に行ってきたんだ。
相変わらず楽しそうな家だよね。
ところで、英二の家には鵡がいるんだけど知ってるかな?
この鵡、何度か顔を合わせた事があるんだけど、僕を見ると寄ってくるんだよ。
英二が言うには「絶対ラブだよなぁ」だって。
僕も動物は好きだし、問題ないよ。
そうそう、何で英二の鵡の話をしたのかって言うと、今日事件が起きてね。今の僕は英二の部屋で半裸なんだ。
英二のお母さんが、コーヒーとケーキを出してくれたんだけど、勿論手洗いするよね?
僕も英二の家の洗面所を借りたんだ。ずっと後ろを歩いて付いてくる鵡の存在は知ってたよ。
洗面所で、蛇口を捻って水を出す。
その時、事件が起きたんだ。
鵡がね、蛇口から出る水に突進。そう、まるで滝に打たれる修業者みたいに一身に水を被ってはばたきをするんだ。
だから、僕は半裸なんだけど。
どうして水道に鵡が突進したかって?僕の姿を見た英二が「ああ、水浴びしちゃった?」だって。そういう鵡の性質らしいんだ。
それにしても、激しい水浴びだね。
まぁ、英二の部屋でコーヒーとケーキをご馳走になっているわけだけど、
鵡ってケーキなんて食べないよね?食べさせたらダメだよね?
ものすごく、こっちを見てくる鵡の視線に英二に聞いてみると「食べないから大丈夫」だって。試しに英二がスポンジの欠片を見せても食べようとしない。
お利口だね、なんて頭を撫でてやると、突然唇に小さな痛みと固い感触。
もしかして、キス?
痛い、痛い。
唇を思いっきり突かれてびっくり。
それは何度も何度も続いて…。
たぶん僕は英二の鵡に愛されてる。
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295 :
跡部景吾
2011/03/27 02:52
デート。
そういえば、付き合って1度もデートした事がなかったと今更ながらに思った。
昼過ぎ、アイツの希望を聞いて映画館で待ち合わせをする。
貸し切った映画館で使用人を下がらせ、アイツ好みのラブロマンスを流す。
映画なんて目にも耳にも入らねぇ。
俺の全神経は右隣の相手だけに注がれる。
綺麗な横顔でスクリーンに見入る恋人の興味を引きたくて、俺がどうしてお前に惚れたかを語る。
思ったようにこちらを向く恋人。
悪い、俺はかなり邪な感情でお前を見ている。
二人きりの空間が、その感情を増幅させていく。
大きく息を何度も吐いて、体内の熱を逃しては震えそうな指先で相手に触れ何度も自分を律する。
押し寄せる熱に何度もさらわれそうになりながら。
結局、映画は二人のBGMでしかなかった。
もとより、映画なんてのはきっかけにすぎないって事に、アイツは気がついただろうか?
お互いに気を使ってデートの誘いも出来ないとはな、笑っちまう。
しばらくは、あの甘ったるい声が脳裏から離れそうに無い。
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294 :
跡部景吾
2011/03/27 02:46
俺に「待て」と「お預け」をして、アイツは出て行った。
俺よりも重要な・・・風呂に!
久しぶりに盛り上がっていたはずだった。それをアイツは、
「と、堪忍。風呂入ってくるわ。」で片づけやがった。
俺が甘やかせ過ぎたのか?
俺とのキスより風呂・・・俺より風呂・・・。
しれっと
「堪忍、堪忍。ただいまさん。」なんて帰ってきやがるから、俺のスイッチが入った。
#「アーン?俺に待てとお預けをさせた忍足か?」と。
つとめて冷たく、普段は呼ばない名字に、泣け、叫べ、絶望にひしがれろ!
#「ほんで、ご褒美をあげる忍足な」
アイツがそんな返しをするとは。
不意打ちの言葉に頬が緩んだ。
恥ずかしいからと、俺とは視線も合わせないアイツが、こうも挑戦的に俺に仕掛けてくるとはな。
ご褒美ねぇ。
そんな言葉に揺らぐ俺も末期だな。
ご褒美は勿論、キス以上の事で返してもらうぜ?
ただし、身体で、なんて甘い事考えるなよ?
キス以上身体以上で返してもらうからな。
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293 :
跡部景吾
2011/03/26 00:49
たまに来る厄介な物。
発情期では無いから、もっと厄介な物。
この厄介な物と真っ向からやり合う為に、犠牲になるのは、おそらく近しい愛しい男。
180もある男に、俺よりデカイ男に絶え間無く愛を囁く。
恋人を甘やかしたくて仕方ない衝動に、嫌々付き合ってくれるアイツ。
人に甘えないヤツだから、俺の異常な甘やかしたい衝動に困っているだろう。
ただ「愛している」って伝えるだけじゃ、物足りなくなった。
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292 :
跡部景吾
2011/03/09 01:05
青いバラの花言葉は「不可能」
近年青いバラが作出された事により、その花言葉には「奇跡」「神の祝福」が追加された。
今年、青いバラが屋敷に咲いたらお前は見てくれるのか?「奇跡」と「神の祝福」を。
奇跡も祝福も・・・こう毎回だと信憑性に掛けるな。
勿論、愛してるって言葉も。
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