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┗お掛けになった番号は(77-81/101)
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81 :
仏
09/21-18:53
ずーっと望んでいたことなのに、叶った今はあんまり嬉しくないんだよね。鱗粉が指にこびりついて気持ち悪いし、カサカサ動く触覚や手足はとてもじゃないけど美しいとは思えない。
詰まるところ、お前には此の翅しか無い訳だ。もぎ落としてしまったら後に残った哀れな残骸は果たして蝶と呼べるのかな?それとも俺は、無様な其の姿すら愛せちゃったりするのかな。
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80 :
仏
08/24-05:49
郵便局の日記名を変えなきゃなァって思ったんだけど、あれ、割りとマジで鍵が分からない…んだけど。思い付くのは全部試したんだけどな。彼奴の名前やいつかの日記の鍵、この日記の鍵、誕生日、記念日、果てはスリーサイズ(秘密だよ)や出生体重(!!)まで試してみたのにぜーんぶダメ。
アドレスは使えるやつだから良いものの。さて、これはどうしたもんかね?仕方無いからもう暫くだけ悩んでみようか。
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79 :
西
08/24-05:18
鳴かん奴がええ。骨が軋む感じとか、肉の弾力、皮膚の感触、鉄みたいな臭い、そう言うのが好きなだけやから、別に声なんざ欲しくないねん。俺を喜ばそう思てるんなら逆効果やで。萎え萎えや。まずはその口縫い付けるところから始めなあかん。
どうせやったら喜ぶ奴がええ。俺かて嫌がられることはしたないからなあ。痛みを悦びに昇華出来る奴ならwin-winやんな?
あーーーーー。口が寂しい。可愛え可愛え喉仏、がじがじってしたりたいなあ。がじがじ。
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78 :
列
08/20-04:13
名前を失くす彼方まで旅に出ましょう。電車は小高い丘から天鵞絨の夜空へと駆け出し、線路の脇を流れる星々はさざめきあって恋を語るのです。私は其れに耳を傾けながら、何時か見た花を思い出すでしょう。
兄様、スピカです。何時かの昔に教わった星ですわ。
ああまるで黒曜石が注ぐような煌めき!私はもしかして、ちっぽけなビーカーの中にでもいるんじゃないかしら。
掌に乗る宇宙なら、丸ごと差し上げたい方がおりますの。ああ、此の気持ちこそが恋なのでしょうか?叶うことなら、その中から私を見付けて名前を付けて頂きたいのです。
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77 :
仏
08/16-00:23
毎分毎秒、剥がれ落ちていく愛のメッキ。
ああ、其の下からは屹度、緑の瞳のバケモノが出てくるよ。
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