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┗9.806の誘惑(80-84/88)

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84 :
10/15-21:46

夢を観よう。瞼を落として。広がる暗に思いを馳せて、想像力を駆使する。そうすると、ほら。滲んでぼやけた輪郭が微かに笑む。作成途中のカンバスのように、淡く広がってはっきりとしない。筆が止まる。何故俺たちは、忘れてしまえるのだろう。

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83 :
10/15-21:38

生じたその時から成長は絶望的だった彼の小さな背中を忘れることはないだろう。切り取られ小さくなってしまったのは、そう、俺も関係している。存在意義を問う。あいつとあいつは交わらない。俺たちは無力だ。昔もそして今も。

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82 :神≠羅
04/27-05:35

色が咲き乱れて。細めた瞳の先、彼の子が笑った。
忘れ得ない情景を背に馬を駆り、握った柄は硬く重く圧し掛かる。時世に囚われた俺たちは其れを振りかざすことを余儀なくされた。今日も同じ空の下、あの子が笑うなら俺はこの身を捧げて。そして

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81 :
12/03-23:55

グーテンモルゲン。
俺の瞳が開かれたとき。安堵とも絶望ともつかない色を過ぎらせたそれを俺は忘れないだろう。
そう。あの時は壮麗な蒼が広がっていた。

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80 :
10/12-02:40

声も無く。音も無く。受け入れるように、諦めたように、笑んだ。儚いようで力強いようで、それとなく優しい。小さい体躯には想像を遥かに超えたものを背負った威厳ある其の子は、まるで挨拶を告げるようにして。
消えた。

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