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┗自己救済者(4-8/32)

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8 :
11/01-10:29


おまえは痛がっているのだろうか。
俺を理由に苦しんでいるのだろうか。
正体不明の影に一番大切なものを奪われて、後悔しているのだろうか。

おまえのこと傷つけたい。

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7 :
10/29-10:23


> アイツとのデート記録。露骨表現注意。


昼前。迎えに来たアイツ……まあ、フランシスなんだけどよ。を、家に入れる。身体を程々に愛撫されながら、ローションまみれにした遠隔式のローターをケツん中に入れられる。チンコをなんとなく縛られる。その上から麻縄で緊縛。俺がドMってことを聞いてから勉強を始めたんで、まだ慣れない手つきで亀甲縛りをしていく。ぎゅ、と縄を引っ張るたびに「痛い?」と心配そうな顔で聞いてくる。なんとか形になった身体の上から服を着て、なんともない顔で外に出る。恋人繋ぎした手に引っ張られるようにして歩く。上着で隠れてっけど乳首もチンコもかなり勃起。こっち見てによによしてるフランシスに構う暇もねえくらい息が上がってる。

そのまま駅に着いて、電車に乗る。日曜のこの時間帯にいつも混んでる車両。ドア側を向くようにして追いやられて、太腿を撫でられる。下から上にツツ、と上がってきて、ケツを揉まれる。まるで痴漢されてるみたいに。耳元に唇を寄せたフランシスが、吐息混じりに、掠れ気味の低い声で囁いてくる。「とうとう乗っちゃったね。」「すっごく興奮するよ。」「念願が叶った感想はどう?嬉しい?」この痴漢プレイは俺から進言したものだった。俺も興奮してる。すげえ気持ち好い。フランシスにだけ届くような小さな声で言ってやる。互いの息が荒い。「可愛い。」うっとりするような色香の声で一言呟かれると同時に、ケツの中のローターが小さく震えだす。目の前のドアに手を付いて凭れる。熱かったナカを混ぜられて、気持ち好くて、縛られてるチンコが苦しくて。ぼうっとした状態で電車が止まる。心持ち横にズレて、開いた扉から出たり入ったりする人の流れを、ケツん中ぐちゃぐちゃにされながら眺める。電車が閉まってまた発車する。ガタン、ゴトンって音に微かに混じるヴヴヴヴっつう振動音。またフランシスが耳元で囁く。「次で降りるよ。」

ローターが振動したまま電車を降りる。少し足元が覚束無えけど歩けないほどじゃない。また恋人繋ぎで街を歩く。昼飯がまだだから、フランシスのお気に入りらしい店に入って飯を食う。身体が熱くて仕方なくて飯どころじゃない。アイツは始終によによしてる。先走りで下着が濡れてるのが分かる。早く欲しい。って強請ったら、「まだだーめ。映画観るんだろ?」って笑われる。苛められてるって実感して腰が震えた。


駄目だ書くの飽きてきた。まあ次、街歩いて路地裏でキスして求めてまた断られて、適当に店冷やかした後に映画観て(ほぼ観てないけど。キスして乳首弄られてイかない程度にチンコ揉まれてって感じ)、その後ホテル行った。すっげえ気持ち好かった。ホテルでのことはまた今度書く。マジですっげえ気持ち好かった。

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6 :
10/29-08:44

恋愛に於いて、セックスの相性はかなりの重要なモンになってくると思う。

おまえよりアイツの方が、正確に、俺の嗜好を突いてくれる。言葉。吐息。展開。なにもかもが。


そうか、前から何かが足りないと思ってたらこれか。おまえとの恋愛はまるで子供がはしゃぐように進むから、色気がなくて、それじゃあ物足りなくて。

嬉しいんだ。久々の駆け引きが。色のある言葉の遣り取りが。



浮気の記録をしたためる記帳になりつつある。

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5 :
10/27-09:46

おまえを裏切っていることで優越感に浸っている俺がいる。

想像してみろよ。おまえ以外の腕に甘える俺のすがたを。おまえ以外の背を甘やかす俺のすがたを。

そんなに悔しそうな顔すんなって!おまえの命をどうしても取り返したいのなら、俺様の前に跪いて今までの散々の無礼を涙流しながら大声で謝罪しろ。そうしたら考えてやる。俺はおまえを愛してんだからよ。


ほら、どっちがご主人様だ?




――――

>>>3197
> おっと、まさかこんな初期に本棚入りしてくれるヤツが居るとは思わなかったぜ。Danke!

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4 :
10/18-16:55

幸せの定義ってのは人それぞれだ。つい先日俺を落胆させた張本人が隣で鼾を掻いている今現在、多分俺は幸せだって感じてる。安心感とか、そういうもの。

嫌なところばかりが目について、おまえのどこが好きなのか、分からなくなってきてしまって。そう言いながら、毎日のように俺はおまえに甘えるし、おまえは甘えてくるし、互いに甘やかす。これってつまりアレなんだろうな、アレ。「共依存」ってやつ。

おまえが俺のこと好きってのは知ってる。おまえにとっての一番なのも知ってる。俺が居なくなったらおまえが死ぬことも知ってる。
その上で俺はおまえを裏切ることを夢見てる。どれだけ悲しい思いをするんだろうな。どれだけ苦しい思いをするんだろうな。どれだけ絶望して落胆して自己嫌悪に陥って、俺を恨んで憎んで、虚しさに苛まれて、その最後に、痛い思いをして死ぬんだろうな。

俺がおまえに最初にしかけた「罪悪感」の糸が、まさか回りまわって俺に掛かるとは思わなかった。

満更でもない。

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