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┗Good-bye My Sweet World.(47-51/65)
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51 :
米
11/18-06:51
部屋の掃除をしていたんだ。近頃荒れたせいで、部屋も俺の心とおんなじく、ごちゃごちゃになっていたから。
> 「I Love You !!」
うっかりと見える気配のない床に転がるぬいぐるみを踏んでしまった。彼が俺に似ていると言ってプレゼントしてくれたテディベアだった。音声を内蔵していて、押すと鳴るようになっているタイプ。
彼もこのテディベアを持っていて、俺がいつも着ているようなだるだるのTシャツとジーパンをわざわざテディベア用に用意して着せていた。お前みたいだよなって笑った君の顔をよく覚えている。
>「ねえ、どうせなら月並みな愛の一言じゃなくて、俺の名前を呼んで、何か特別なメッセージを込めてくれよ。」
あの時こんな別れを知らなかった俺はそんな風に言ったけど。特別なメッセージなんていらなかった。ただ、君が欲しかった。
君がいなくなって、もう五ヶ月だ。
……I Love you.
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50 :
米
10/25-07:45
少しだけ、髪が明るくなって、伸びたように見えた。
俺だけが、綺麗にあの日から時が止まっていた。
逃げるように、アルコールに溺れた。
バーで、街で、素敵だと思う人はみんな、どこか背格好が彼に似ているんだ。滑稽だな。解ってる。
返事を誰にも返せていなくてごめんよ。
でもメッセージをくれて、凄く嬉しい。
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49 :
米
10/23-02:54
一昨日、偶然バーで彼に出会った。
見知らぬ女と一緒で、笑ってた。
彼はこちらには気付かなかった。
彼は俺が居なくても、あの俺の好きな笑顔で笑うんだ。
会いたかった。
会いたくなかった。
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48 :
米
10/04-17:29
返事はもう少し待っててね。
馬鹿みたいだ。
俺の身体は何時から昨日を祝えなくなった。
まるで俺の独立を拒む元兄のよう。
身体が重たい。
君は俺の羽根だったのかもしれない。
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47 :
米
10/03-16:32
君とケーキを食べる夢を見たよ。
あと二回この日を共に迎えることが出来たら結婚しようなんて言って笑ったあの日を思い出した。
今日は世界各国と俺のところの国民が揃って俺を祝ってくれた。俺にとって大切な日だからね。幸せだ。嬉しいよ。
だけど、ああ。
君がいないとやっぱり色も無いんだね。
誰かじゃなくて君が隣に居てくれたら、一言でもくれたら、俺はきっとそれだけで、泣くほど幸せだったんだろうな。
メッセージをくれた国々は有り難う。
いま徐々に返事をしてるよ。ダミーには後程ここで返事をさせてもらうつもりさ。
今日だけじゃなく、明日も明後日も明々後日も、一応ポストは置いておくつもり。折角立てたんだからね。
それで、俺は実際こんなにずっと鬱々している国でもないから、時折彼について思い出してへこむけど、それ以外は楽しく美味しいハンバーガーの話でもしてやるかって感覚で話しかけてくれればと思うんだぞ。
俺の文章が好きだとか、日記が好きだとか、そう言ってくれて本当に嬉しかった。
また何時でも話し掛けてくれるともっと嬉しいんだぞ!
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