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Ringwanderung
┗12,27,42
12 :
独
08/20-23:04
#閲.覧注.意(R18)
過去の話をしようと思う。
失恋してから彼奴に出逢うまでの数年の話だ。今更己の恥を晒す以外の何者でもないが、話したくなったのはただの気紛れに過ぎない。気紛れに昔を思い出しただけだ。今思えば、失恋後の俺は醜さを体現した男であった。一夜の快楽を貪っていた。互いに愛など無い関係、増してや同意の上の行為だやることの惨さといったらない。目隠し、拘束、薬、Pier.cing、玩具挿入、XX管理やXX責め。羅列してもキリがないほどにな。羞恥や痛感、快感の狭間で揺れる奴の表情程、刺激的なものはない。総じて全て相手にさせた事、ではあるがな。だが、どんなに快感を得ても、どんなに欲望を満たしても、埋まらない感情のジレンマを繰り返したものだ。あの頃から俺は心身共に汚れてしまった様に思う。彼奴はこんな昔の俺を知ったらどう思うだろうか。別に彼奴にしたいわけではない、とだけは此処で弁解しておこう。
此れもきっと好奇心からの疑念だろう。
>どうでもいいんだ。
- Das ist mir egal. -
過去は所詮過去に過ぎんのだ。
#閲.覧注.意(R18)
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27 :
独
08/31-22:40
#Warning!!(R18)
#20140831 22:40 - Leben -
此所の所、俺よりもアーサーの方が起きるのが早い。いつもと逆だと…どうにも慣れない。だが、好きな奴の声で目を覚ますと云うのも悪くないな。
…本当に寝起きを襲われるとは思っていなかったんだが、あいつも同じ様に溜まっていたんだと考えると嬉しくも、愛しくもある。手を縛られ奪われた自由、触れられない焦ったさ、俺に向けられる熱を帯びた翠眼。煽られない筈もない。何時もより積極的な姿に魅せられる、手馴れているのはやはり年上故の経験の差、なんだろうか。
後に解放された俺の腕は実に貪欲に相手を求めていた。あいつの声も乱れた姿も全て欲している。一秒足りとも見逃したくはない。俺も欲深くなったものだな…体を幾ら重ねても、まだ、 足りない。その甘い声で名を呼ばれる度に酷く求めてしまう。
#お前はどうなんだろうか。
俺はお前を壊したい程に愛している。
そんな俺をどう感じているんだろうか。
次は俺があいつを縛ってやろうと画策している。リボンでは無く、革製の首輪と腕輪なんかどうだろう…白い肌にきっと黒が映える。考えただけで堪らない。
と、その前に…このシーツを何とかせねばならんな。何方のものともつかんが…派手に汚したものだ。これは洗い甲斐がある。明日は天気が良いといいな。
#今夜は少し飲み過ぎたようだ。
#Warning(R18)
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42 :
独
09/14-20:52
#Warning(R18)
#20140914 20:52 - Leben -
二人揃っての休日は久しぶりだ。
昨日は俺が睡魔に負け、寝てしまったせいで彼奴を放置する形になってしまった。ベッドで不機嫌な彼奴の表情が、昨日の俺の失態を物語っていた。抱擁だけて許してくれるところが、優しい彼奴らしい。
俺と違って様々な表情を浮かべる彼奴が、変わらずとても愛おしい。耳まで赤く染め恥らっていたかと思えば、大胆になったり、涙を流していたり、厭らしい腰付きで誘ってきたりもする。飴玉のせいだ、と彼奴なら言うかもしれんが…それだけではないだろう。
久々に感じた素肌の温もり、鼓膜を震わせる甘い声、吐息混じりに名を呼ばれては、抑えられるものも抑えられるはずがない。彼奴の全てを腕の中で感じる瞬間が、何よりも幸せだ。
次は何時こうして過ごせるだろうか。
あまり贅沢は言えんがな…。
#Warning(R18)
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