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Ringwanderung
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177 :
独
01/20-21:20
#20150120 21:20 - Leben -
久方振りに大量に汗を流した。執務室に篭り書類に判子を打つ毎日を送っている。平坦な日常よりは少しぐらい刺激的な方が良いとさえ感じてしまう。そう考えるのは、俺の周囲が平穏である証拠だと言えるだろう。俺は定期的にとある92の新_聞を読むのたが、92が変われば視点も変わる。
>Wer ist Opfer, Wer ist Täter.
>Was ist das Böse. Was ist in der Justiz.
G.esetzという鳥籠の中で生きる俺には真意を見抜く目は無いが、其れは神のみぞ知る処なのだろう。
今夜は彼奴が居ないので一人で静かな時間を過ごしている。あと数日で約束の日だ、その前には大規模な会議が待ち構えているのだが約束の為なら俺は難無く乗り越えるだろう。約束の日は、付き合って半年という節目の日だ。だからと言うわけでも無く、偶然にも合わせた日がその日だった。だが、お前と2日間も時間を共有出来る事がとても嬉しい。きっとまた前日はバタバタするだろうからな…早めに支度しておこう。
>一人で過ごす時間は音楽を聴いて過ごす。
以前は家で音楽を聴く際は、ク_ラシックを蓄音機で聴いて居たのだが、蓄音機が壊れてからというもの端末からイヤフォンを使用して聴いている。最近は専ら洋_楽ばかりだ。コード伝いに耳に注ぎ込まれる音色が疲労感をほんの少しではあるが軽減させる。まるで点滴の様だ。血管から注ぎ込まれる輸_液と同じ様に疲労困憊の肉体を復活させる。点滴が肉体の回復ならば、音楽は精神の回復だろう。
#其処に彼奴の体温が在れば、
#一瞬で疲れも吹き飛んでしまうな。
単純な奴だと思っただろうか。
男など最愛を前にしては案外そんなものだ。
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178 :
独
01/21-22:58
#20150121 22:58 - Leben -
俺が帰路に着く頃にはすっかり日が沈み、気温も急激な低下を見せる。呼吸をする度に、相変わらず夜風は俺の肺を冷やしていった。今晩の飯は何にしよう、と信号の青を待ちながら考える事が出来たのは僅かなる心の余裕だろうな。途中、空腹感を抱きながらマーケットへと立ち寄ってみた。
俺の目当ては、
#鴨とモッツァ.レラとアーテ.ィチョ.ークのサラダ
だったのだが残念ながら札には「Ausverkauft (完売)」の文字があった。仕方無く値引札のついたロース.トビーフのサラダにしたが、彼処のマーケットのサラダの品数は豊富だ。だが、良く売り切れる。望みのサラダはまたの機会にしよう。
>明日は休息日だ。
今夜は夜更かしが出来ると思ったが、不摂生して週末に体調を崩しでもしたら本末転倒だ。アーサーとの約束に悪影響な事はしたくない。今日は大人しく定刻通り床に就こうと思う。ちなみに俺の定刻は午前0時、明日は6時間は眠れそうだ。天気が良ければ、またランニングにでも行きたいが…恐らく雨だろうと俺は読んでいる。明日は週末の支度をしながら、クーヘ.ンを焼こう。久方振りにT_Vには映_画でも流しておこう。
#Ed.ward Scissor.hands (シザ_ハンズ)
が見たい気分だ。
>それから、
また俺の手記を本棚に入れてくれた者たちがいるようで、気恥ずかしいながらも嬉しく思っている。礼を兼ねて私信は後日改めてさせてもらうつもりだ。そのため、今回はアンカーは付けずに失礼した。
#Danke!!
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179 :
独
01/22-19:47
#20150122 19:47 - Leben -
朝方に窓を叩く雨音で目を覚ます。
今日は室内で休日を過ごした。ほんの少しだが彼奴とも話す事が出来た。彼奴はやはり最近忙しいせいか疲労の様子が垣間見える。そんな姿を感じる度に考えてしまう、俺は彼奴の為に何が出来るだろうか。日頃忙しなく59務に励むお前の為にク.ーヘンを焼いた。ブラウンシュ.ガーを使った林檎と胡桃のク.ーヘンだ。飾りはココアパウダーを夜空に見立て、更に星屑を散らした。
>お前の口に合えば良いのだがな。
甘さは控え目にしたつもりだが…、
どうだろうか。
#早く明日が過ぎてしまえばいい。
そうすれば直ぐにお前に会える。
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180 :
独
01/23-23:18
#20150123 23:18 - Leben -
会議に向かう途中、長い渡り廊下でローデリヒと鉢合わせた。何時も俺同様、59務では執務室に籠りきりだと聞いていたのだが珍しいものもあるものだな。” 貴方も会議ですか、奇遇ですね ”互いに別の会議だが聞けば会場が近い。別れを告げ会場のある場所とは真逆の方向へと歩き出したのを見て空かさず静止させる。相変わらず、この男は方向音痴なようだ。特に会話も無く並んで歩きながら会場の近くで立ち止まる。” お互いに苦労するな ”と俺が言えば、ローデリヒは資料を抱えたまま” 私は話を聞いているだけですから ”と苦い笑みを浮かべて言った。彼奴は確かに少々、自分本位な所はあるが…色々な意味で聞き上手かもしれんな。
>漸く無事に会議は終わった。
明日はいよいよ彼奴との約束の日だ。過ぎ行く時の速さはきっと尋常に無く早いのだろうが、時を噛み締めて彼奴との大切な時間を過ごしたいものだな。
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184 :
独
01/26-16:18
#20150126 18:00 - Leben -
週末にあれだけ振り回してしまったが彼奴は今日はもう朝から59務だった。朝の見送りをして昨日に続き二度寝してしまった。次に目を覚ました時、最初に聴いたのはローデリヒの奏でるノ_クターンの音色だった。昨晩からローデリヒが来ているのを忘れていたが顔を合わせるなり”寝坊助”のレッテルを貼られたのは朝8時の事だ。兄貴に比べれば早い方だろうと思う所は有るが、客人に朝食を作らせてしまった手前発言は慎む事とした。
>週末に買った紅茶の缶が既に空いていた。
とても良い香りだ。朝食を取りながら質問攻めに合う朝は何時もよりも賑やかだった。質問するだけしてまたピアノへと向き合うローデリヒは本当に気紛れな男だが、昔から変わらない。
此れは昨晩に口喧嘩した事を彼奴なりに詫びているのだろう。だが、あれはローデリヒが悪い。俺の菓子を勝手に食べたのだからな、其れもただの菓子では無い。特別な菓子だったというのに…。
#此れだけは一つとして譲れない。
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