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Ringwanderung
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329 :独◇
09/05-23:45

#20150905 23:45 - Leben -
彼奴は体調が悪いらしい。きっと蓄積された疲労が週末にきて出たのだろう。そういう時は、やはり俺に構わず休んでほしいものだ。寂しくないといえば、其れは嘘になってしまう。それでも、第一はお前の健康だ。側に居ても俺はお前を癒すことは出来ない。ならばお前が休むだけの時間を与えてやるのが良き夫としての優しさなのかもしれない。
>眠るお前の手を握るくらいは許されるだろうか

#人よりも少し冷たいお前の手は、
俺よりも華奢で小さい。此れをいうとお前は怒るかもしれないがな。だが、その手が俺は好きだ。言ってしまえば全て好きではあるのだが、ただ全部好きだと言ったところで軽く聞こえてしまうだろう。お前の感情を写すための彩りに満ちた声も嘘のつけない綺麗な瞳も、全てが愛おしい。

#此処のところ、
彼奴に愛していると言えていない。好意を伝えるというのは相思相愛でも照れるものだ。もっとお前との時間が欲しい。此処まで来ると少々59務が恨めしく思える。そんな中、彼奴は明日も59務だ。全くこんな日ばかりだ。此れだけ59務に励んでいるんだ。
>いつか報われる日が来るのだろう。










#以下は最愛へ捧ぐ#
俺の要らない心配事で済むのなら良いが、擦れ違いが続くと意味も無くお前は不安や心配に襲われる様な気がしたんだ。だから、僅かだが此処にお前へ言葉を残す。戯言だと思って読んでくれればいい。

擦れ違いが常になりつつある日々に、少なからず罪悪感がある。ただ、其れは全体の1割程度で、残りの九割はお前への愛情と感謝で溢れている。59務から帰宅してお前の顔を見るとホッとするんだ。直ぐにでも抱き締めたいくらい愛おしい。

>お前を腕の中にしっかり抱き留めて、
その首筋に鼻先を寄せて眠りたい。お前の香りに包まれて眠れたのなら…こんなに幸福な夜はないだろう。最も、俺も男だ。そのままでいられる自信はあまり無いのも本音だ。疲れた顔をして眠るお前の前で、こうなるべきでは無いとは思うが…生理現象を抑えることは、俺の精神力を持ってしても苦しい。恥ずかしい話だが、お前の前では体は正直だ。常々、理性でもって耐え忍んでいる。

#最愛を前にして何もない筈がない。
きっと俺たちの間に有り余る程の時間が有ったのなら、翌日にお前の腰が立たなくなるくらいにしていることだろう。考えただけで全身の神経が興奮で震えそうだ。体調が悪くて早く寝たお前を横目に言うことじゃないが、此処のところ、風邪を引いたり頭が痛かったりと疲労困憊な状況がよく見受けられる。ちゃんと食事と睡眠をとって早々に健康状態の立て直しを計ってくれ。

そして俺の相手をしてくれ。
>狼だって時に猫を喰らうかもしれない。

#俺の空腹は、
#お前が満たしてくれるんだろう。
#アーサー。






>Ich könnte dich nicht mehr lieben.
                      ( この上なくお前が愛おしい )

[][][]

330 :独◇
09/06-22:55

#20150906 22:55 - Leben -
今夜も彼奴は早めに床に就いた。
側に居るはずだが胸が痛いのは何故だろうか。寂しい、という感情の表れか。だとしたら困ったものだな。こんなにも想っているとは、本当にどうしようもない。俺は彼奴が俺を想う気持ちよりも、もっと深く彼奴を愛している。彼奴の健康を祈りながら、此れはどうしようもない矛盾だ。
>最善策は何かないだろうか。




#最愛という呼び名が、
何時しか俺の中で彼奴の呼び名に定着していた。最も愛しい奴の名に相応しい呼称だ。思えば最愛と呼んだのは彼奴が初めてだ。というのも今までこのように手記など綴ったことが無かったからだろう。最愛の呼び名は、お前が最初で最期だ。でなければ最愛と呼ぶ意味がないからな。

>Gute Nacht, Arthur.

[][][]

331 :独◇
09/07-20:37

#20150907 20:37 - Leben -
部下が転属になって急遽俺が参加する羽目になった会議が今日漸く終わった。会議結果の報告書類を作るべく執務室へと戻ると上司や部下の計らいからか、卓上には栄養剤が山積みだった。1日1本だとして…暫くは困らなそうな程の量だ。何時も思うが、彼らに適量という言葉は常々通用しないようだ。
>まったく困ったものだな。


#誰かの為に何かをすることが、
#自分にとって何の役に立つというのだろうか。

時に抱く此の疑問こそ無意味であると知れ。誰かの為が何時の日か己の為になる日が来るのだから、何か行動を起こす度に考えていても仕方がない。誰が/為に鐘/が鳴る、と野暮なことを問うのと同じようなものだ。
>其  は  汝  が  た  め  に  鳴  る  な  れ  ば


ならば前記も同じことだ。
結局は誰も独りでなど生きていけんのだ。
世は遥か昔からそうやって出来ている。
#其処に例外はない。

>出逢いある所に別れあり。
運命と片付けるには至極難解な其れに、
人や92は翻弄されて今を生きるらしい。


#そう思うと、
この世/界に於いても、最愛や友人をもっと大切にしなければならんな。口でこそ言わないがやはり皆には感謝している。うちの愉快で奇妙な同/盟も締結して8年近くなる。当初の仲間は最早片手で数える程だが、縁とは案外そんなものなんだな。これからも持ちつ持たれついきたいものだ。

[][][]

333 :独◇
09/10-00:33

#20150910 00:33 - Leben -
どんな彼奴でも躊躇なく受け入れられる、そう言ったらきっと彼奴は全力で疑ってかかるのだろう。俺は超能力者ではない。だから、お前が何を考えているのか。必ずしも分かるわけではない。過去を遡れば、理解に苦しむ日が無かったといえば嘘になる。
>其れも今は良い思い出と言えるだろう

#お前の嫌な部分が、
必ずしも俺にとって嫌な所とは限らない。仮にそうであったとして、だから何だと言うんだ。ちょっと嫌な所を見つけたくらいで嫌いになるはずない。それ以上にお前は沢山の魅力で俺が呼吸を忘れる程に全てを奪っているんだ。気付いていないとは罪な奴だ。
>まったく自分の事には疎いな。

#これからは、
ご機嫌斜めの猫の機嫌の取り方を少し勉強した方が良いかもしれない。抱き締めて白い頬にキスをして、愛している、と伝えるか…いや、此れではまるでフランシスのようだな。流石に柄ではないか。

#機嫌が悪くなって、
何処かへ隠れてしまわぬように、彼奴には躾が必要かもしれないな。猫も調教出来るんだろうか…いや、言い方が悪いな。やはり此処は躾と呼ぼう。

>いっそこのまま___てしまおうか
>首輪が無くとも寄り添えるように

俺は記憶力が良いらしい。
今夜のこともきっと忘れないだろう。

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334 :独◇
09/10-20:31

#20150910 20:31 - Leben -
年に一度だけ闇に呑まれそうになる日が来る。幼かった頃は誰にも会いたくないと思ったことも有ったが、俺も其の辺は大人になったらしい。偶然にも、昨日今日が休みだったが…そうだな、其れが良かったのかもしれない。


#此の世に運命は存在するのか
昔からよく考える。運命と言っても良いものから悪いものまで多種多様だ。因みに俺は運命など信じていなかった。少なくとも彼奴に出逢う前までは、悪いことばかり起きる此の世でその総てを運命と纏めたのなら、そう呼ぶには余りにも簡単過ぎた。
>今でも完全に信じたわけではない。

#何にせよ、
お前と出逢えたことが、必然だろうが偶然だろうが関係無いんだ。お前と出逢い、そして恋に落ちたという結果に繋がる其れまでの経緯が大切なんだ。
>其の名称など何だっていい。



#ずっと側に居てくれ、アーサー。
いつか俺が衰退し朽ち果てる時が来ても、事ある毎にお前の意思の中で生き続けられるくらいに、今はただお前を真っ直ぐに愛そうと思う。

#此の声で愛を語り、
#此の手でお前に触れよう。
#此の瞳をお前の双眼に焼き付け、
#此の体温でお前を包み込もう。

俺ではもう満たされない位、
お前の初めては全て俺のものにしたい。
初めてで無いものなら俺が塗り替えればいい。

>嗚呼、狂っていると笑うんだろう。
>紛れもなく俺を壊したのはお前だ。

今夜は酷く咽が渇く。
お前に噛み付きたい気分だ。

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