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Ringwanderung
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82 :
10/18-00:22

#20141018 00:22 - Leben -
彼奴は今頃夢の中だろうな。
横で眠るお前の寝顔が愛しくて仕方がない。一体、お前はどんな夢を見るのだろうな。

彼奴は側にいた長さの分だけ俺に似てきている。それが結果的に俺の心を映す鏡の様な存在になりつつある様にすら思えてしまう。だが、俺の抱く悲しみや憂い、怒りや憎しみ、この負の感情は何一つ、お前の心へ映したくはないと思うのは、夫として当たり前の感情ではないだろうか。喜びは幾ら映ってくれて構わない。だから…俺が悲しみに満ち溢れ、その波に溺れる時が、もしもこの先訪れしまったのならば、お前の手で引き上げて欲しいと願う。逆もまた然り、お前が長く深い闇に覆われたのなら、太陽を担いででもお前を探して掬い上げると誓おう。
>二人が悲しみに惑わされない為に。

日々、命を噛みしめて生きている時間の中で、お前と過ごせる時間は、ほんの一握りの僅かな瞬間でしかないと悟る。だが日は構わぬとばかりに、闇を携え、静寂と共にまた何事もなかったかの様に日を変えて行ってしまう。それでも、もっと側に…そう求めずにはいられない。

>ほら見ろ。
日記を綴る間に…また日が変わっていった。
しかし悪い事ばかりではない。少しずつだが、確実に約束の時は近づいている。

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83 :
10/18-23:52

#20141018 23:50 - Leben -
相手を想うあまりに事の本質を見失っては本末転倒だ。俺は恋愛に於いて不器用だが、彼奴は俺以上に不器用だ。不器用であり、酷く臆病だ。永遠など不確かなものを信じろ、と迄は俺も言うことはない。其れは、永遠など存在しない事を俺自身が一番良く理解しているからだ。其れでも、俺はお前の側に居たいと思う。これは果して可笑しな事だろうか。彼奴も同じならどんなに良いことか。此れは綺麗事じゃ無い、紛れも無い俺の本音だ。

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85 :
10/20-23:07

#20141020 23:07 - Leben -
触れたい…彼奴に触れていたい。彼奴を抱いて眠りに付ければどんなに幸せな夢が見れることだろうか。しかし、時間は相も変わらず無いに等しい事は間違いない。彼奴の体温が恋しくて仕方がない…はずなのだが、疲労のせいか、体が言うことを聞かないんだ。お前に贈りたい言葉がたくさんあると言うのに瞼が酷く重たくて仕方がない。それに併せて、本能は彼奴を欲して止まないのだが、其れを許さぬ理性が立ちはだかる始末だ。アーサー、お前もこんな事で悩んだりするのだろうか。
>Gute Nacht, Mein Schatz.

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89 :
10/22-21:38

#20141022 23:00 - Leben -
兄貴が自分の家へと帰るのを見送ってから、もう数時間が経つ。部屋が静かだ、今夜はアーサーも59務だ。思えば、彼奴のいない夜、というのは初めての事だ。有り余る時間、何をして良いか分からないので何をするでも無く、意味の無い事ばかり漠然と考えている。今夜も冷えそうだ。彼奴の所は少しくらいは暖かいと良いのだがな。明日、帰ってくるのを待ち侘びて今夜は眠りに着くとしよう…と手記を綴っていたら、彼奴からm.ailが届いた。うむ、俺はとても彼奴に愛されているな。その分、明日お前へこの感情を伝えたい。上手く伝えられればいいのだがな。
>平穏な夜が彼奴を包むことを願っている。

そして、兄さん。貴方には数点ほど言うべきことがある。覚悟するといい。それについては、また追って記載する事とする、以上だ!

-23:45
今日は此方に残しておく。
Gute Nacht, Arthur.

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93 :
10/24-20:45

#20141024 23:45 - Leben -
記念日だからと59務帰りにアプフ.ェルクー.ヘンを買って、アーサーの待つ家へ向かう。
今夜はヴ.ルストとクヌーデ.ルを作った。彼奴も何か作ると言ってくれたのだが…今回は手伝いに徹してもらった。危なっかしい包丁捌き…結果は案の定、といった所だろう。家事能力の差に少々凹んでいる様だが、少しずつ慣れていけばいいと俺は思っている。いつか彼奴が料理出来るようにサポートして行くのが、きっと俺の役割なのだろう。フォークを咥えて不貞腐れる最愛の姿に身を持って幸福を感じた良い夜だ。いつまでも大切にしたいと心から願い、そして誓う事を此処に今、綴っておこう。

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