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┗アールグレイに溶ける(6-10/12)
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10 :
英
06/29-01:02
頼まれてもいない告白を更に重ねるとする。皆知っての通りここの本棚には、個人個人が記録をこっそりと楽しむ為の日記を置く、それ専用の棚もある。実は、もう何時からそこに置いているのか解らないぐらい、古い日記があるんだ。真っ暗なこの場所の住所が三桁代だった頃、思いの丈を綴る己だけの大切な何かが欲しいと思った俺は、そっと手に取った一冊に、重い鍵を掛けた。俺以外に解錠させるつもりは無い。そう思い、何でも書き殴った。ある時は俺ではない誰かが、ある時は俺が好き勝手書き溜めていたそれらを、ひとつずつ丁寧に、上品に手直しさえしてやれば、此処に書くことには全く困らなくなるんだろう。
>昔から何にも変わっちゃあいないんだな。周囲は余りにも変わり過ぎてしまい、取り残される感覚とはこの事か、と。
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9 :
英
06/27-23:43
メモのページを用意しておいてよかったな。お陰で一体何年この日記を抱えたままだったのかが良く分かった。
実を言うと読む方が好きな俺は、何かを書きたくなる度に、自分だけの為の殴り書きをしてしまう。
誰かの目に止まる可能性があるというだけで、萎縮してしまうんだ。……OK, 白状しよう。誰かが見る可能性が有る以上、格好がつかないと困るじゃないか。俺は何時でもどんな時でも、知的で文才に溢れた英国紳士でなければならない。
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8 :
英
04/27-15:29
何かに飲み込まれてしまわないようにと始めた筈の手記だったのに、まんまと飲まれてこの様だ。”日々を大切に”っていうのは、俺にはなかなか難しい事らしい。
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7 :
英
02/12-22:04
昨日の夜中、何度か此処を訪れたときに改めて実感したが、新たに手前に置かれたものを読んだり、一度読んだものを再び開いたときに加筆修正されたりしてるのを見つけると、ああ、一人じゃねえんだな、って思えるんだ。待て、心配そうな目で俺を見つめる必要は無いからな。ずっと一人が辛いなら別に昼間に出かけりゃあいい話だ。会いたくない奴からわざわざ約束を取り付けてまで会いたい奴、色々いる。ただ、何の目的も無く、夜中から朝にかけての時間を、起きたままぼんやりと過ごしてしまったとき、そんな時に、ふと寂しさや虚しさを感じる。俺だけじゃあないだろう。そんなぼんやりとした虚無感に襲われる夜、例えばここに来て、ほんの数分前に新たに書き加えられた日記なんかを見つけると、溜まった何かがすっと抜けるんだ。
>たまには、夜中にふと何かを呟くのも良いかもしれない。そこのお前の救いにも成り得る、独り言だ。
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6 :
英
02/11-20:51
非常に眠い。この時間帯になるとしっかり睡魔が襲ってくるってのは些か不便だが、健康的だから悪くは無いんじゃないだろうか。ただしすぐに眠れば、の話だが。
書き物をするのは夜の方が捗るというのは、どうやら俺だけではなさそうだ。どうしてなんだろうな。俺は静かな空間が好きだ。一番頭が冴える。夜、しんとした部屋にキーボードを打つ音だけが響き渡る、そんな状況が望ましい。傍らに紅茶があればもっと良い。珈琲?申し訳ないが、また次の機会に戴こう。
>残念ながら、趣味ではない文章を作成しなければならない様な、それも長い長い夜があるとするならば、そんな時には、あの真っ黒な液体に頼ることの方が多いのだが。
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