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┗ねむらぬしろ
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1 :
墺
09/23-03:50
××半完虚実混同/規約厳守××
××独白/惚気/懐古/1PL××
16/01/03_
>>>4294
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3 :
墺
09/27-04:03
>酷くて柔らかなひつじへ。
どうにも目が冴えてしまったので、一枚。
諦めた温もりは今私の隣で呑気に寝息をたてています。
酔って帰って来た日には少しだけ素直で甘やかされたがりのように感じるのはきっと気のせいではないでしょう。普段からこうでしたら多少可愛げもあるのですけれど、どうしても弱い自分でいることが許せないのだと言って余程のことがない限り鎧を脱ごうとしません。勿論あの人のそういった矜恃は好ましい部分のひとつですが、頼り甘え弱音を洩らしたところで芯の強さや格好良さに変わりはないというのに。今以上に寄り掛かって欲しいと願うのは私の我儘が大半ですが、止まり木として肩くらい貸して差し上げないこともないのに、とどこかお節介じみたどうしようもない寂しさのようなものを覚えてしまうのです。
まったく、強情張りで頑張り屋のお馬鹿さんですね。知っていました。さて、これからどう甘やかしてやりましょうか。
せめて今はゆっくりおやすみなさい。
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2 :
墺
09/23-05:03
>あの日の眠らぬ城へ。あいを込めて。
行き場のない手紙をみつけて、お返事をしたいと思いこうして筆を執りました。ええ、貴方もよくご存知でしょうね。古い日記の最後のページに挟んでいらしたあれです。うまく隠したつもりでいたかもしれませんが、忘れる筈がないでしょう。このお馬鹿さんが。
私は今、見知らぬ土地で見知らぬ景色を眺めています。またか、と貴方は呆れるでしょうか?ですが、此処も存外悪くないものですよ。
雨の日は少なく陽射しは眩しいほどで、朝も晩もとても暖かいのです。あの頃のように指先が凍えて満足にピアノを演奏できないと嘆くこともなくなりました。
本当に素敵なところです。毎日とても幸せです。
帰りたいと思う日がないと言えば嘘になりますが、そもそも此処へ辿り着くまでに切符を片道分しか買っていないのです。
そういう理由で、暫くの間此処に身を置きたいと考えています。
貴方も早くいらっしゃい。
いつか、きっと。
R.E
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