たまに、どっちが相手のことを好きか、なんて付き合いたてのカップルみたいな会話をする時がある。お互いの事が好きなんはちゃんと理解しとるし、想う気持ちは負けへん。やけど飛雄くんから「俺の方が宮さんのこと好きです」って言われたら「そうやろうなぁ」てなるぐらいには飛雄くんから向けられた感情を受け止めとる。重いて感じたことはない。むしろ俺が言うた我儘を当たり前みたいに叶える飛雄くんの俺への愛情深さ言うやつになれてしもてもうズブズブや。飛雄くんが居らな多分もうダメんなっとるやないかと思う。飛雄くんが居らんかった時どう過ごしよったんかもうちょっと分からん。「飛雄くんにダメにされてしまう」て言うたら「ダメになっても俺がちゃんと面倒見るんで問題ないです」って答えるんやからやっぱり飛雄くんの方が俺の事好きなんやろうなぁ。 飛雄くんだいぶ寒なったし今度一緒に風呂入ろ。 |