日記一覧
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267.勝手にアイス食うな。
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月島蛍
2020/02/27 01:19
〆 放課後の帰り道
話があると言われて一緒に帰った日向から告白された。随分とストレートで、日向らしすぎるその言葉にぽかんとしてしまった。
日向「月島が好きだ!これからも一緒に居たいと思ってるけど、月島さんはどうですか!」
ボク「…あのさ、この前一緒に住むの断ったよね」
日向「そ、それはまた別の話だろ!?」
僕としては他人となんか絶対に住みたくないし、好きな相手だから言ったことだ。告白並の一世一代の提案だったんだけど、言われてみれば確かに別の話かもしれないと思った。そもそも順番を間違ったかも、なんてチビに言われて気付かされたからかなり癪だった。
だからここですぐに「僕も好き」と返答するのはなんだか悔しくて、でも好きな子からそんな言葉を貰って飛び上がりそうな程嬉しいししで、しばらく返事が返せなかった。
日向「月島がどう思ってようと、オレの気持ちは変わんないから。春からはお前が嫌でも一緒の大学だし、好きになって貰えるよう絶対頑張るから!」
僕の返答なんてまるで気にしていないその言葉に、惚れ直したのは言うまでもなく。それからすぐに「僕も好きに決まってるだろクソチビ!!」と返事をしてしまった僕は、勢い良く抱き付いてきたチビを受け止められる程しっかり立てていなくてホントに情けなかった。
雪がまだ残る、小さな公園でのこと。
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