人間は、なくして、初めてその価値の重さを知るらしい。ただ、私は無くすまでもなく、自分自身が大切なモノの価値は知っている。…知っている、つもりだった。私は、知った。…その価値は自分が思う以上にずっとずっと高くて。私にとって、何よりも無くてはならないモノだったのだと。…私は、それがとても怖いの。ここまで心に穴を開けられてしまうなんて、思ってもみなかった。感情が溢れそうになるなんて、押し殺すのが、こんなにも大変な事だなんて。嗚呼、認めよう。私は、寂しい、そして貴方に溺れている