No.1
オレはずっと前から兵長に恋憧れていて、満たされていたから
自分が恋愛夢を追っている実感が無かったんだ。
大嫌いな6月だ、夏の始まるこの月は、桜が散り薔薇も色を変え、渡り鳥がやってくる。
なんて嬉しい季節なんだろう。
だからか「失意」は実に静かで、オレは浮かされることもなく、あなたの名を呼んでいる。
無意味な気がした毎日に、こんなに意味があったんだと気付く。
なくした反動で必要性を過分に錯覚してるだけかもしれないけど。
兵長なら「吊り橋効果だ」って言うんだろうけど。
オレは兵長のこと好きです。※恋愛じゃない
こんなに好きなのに
世紀の始まりからオレは夢を持った。
一生叶わないって、思って、覚悟もしていた。
はずなのに、ごめんなさい。
あなたがオレを(後輩や部下として)好きって知ってた。
オレもだって知らせたかった、だけど、
あなたに会った時から
オレは個人ではあり得なかった・・・何もかも誓った人がいて、オレは自分を手中に取り戻すまで
意思を公にしてはいけないって思って。
だけど・・・
もう・・・限界です、兵長、オレはあなたに心底惚れています、だからこれからも
いつか強くなれるまで、どうか、オレを許して下さい。
この気持ちがオレの宝物です、勝手にすいません。
大切にしまって・・・や
・・え・・・・?
何かが切れた
『限界です。』
先に手が出た。
と言っても、肩を掴むだけに留まったが。
「限界だと・・・?」
殺すことと、犯すことは、同義に近いと誰かが言った。
どちらも愛情表現ではないと、そうも言っていた。お前のためなら命さえ惜しくない
と、言われて喜ぶ奴は伴侶じゃない。
#死ねるなら、殺してやれ。
お前に関わることなら、俺の立場なんざどうでもいい。
お前の望みが死ぬことなら、俺がお前を殺してやる、エレン。
…いや、
違うな、エレンよ。
俺にその役を
任せてくれないか。
本を買ってきた。
まだカバーを用意していない。
エレンが気付くだろう位置に置いておく。
勝手には読まないだろうから、『読め』と一筆箋を添えた。
本棚も、カバーも、専用の物を作るだろう。
エレン、今回の山も明日で終わる。
今度こそす。
>6/27 エレン・イェーガーによる追記
人様の本を我が物顔で扱わないで下さい。
下らないこと言ってないで片付けて下さい。
オレの清掃業務の邪魔しないで下さい。
#7月3日
テメェ…ならこれでどうだ。
>追記駆逐!本棚作りましょうね?(笑顔)
心細さ
上手く
隠せたかな。
>11時7分
#まったく隠せなかった。
>赤子同然に愛されあやされ就寝しました。
>その節はすいませんでした、不覚。
最近の
高圧的な消極性で、
オレの危険察知や危機回避能力の向上、自己防衛本能の目覚めを促すなど
気の利いた計らいの数々
わざわざどうもありがとうございました
リヴァイ兵長。