…リヴァイさん。
だなんて!無理です兵士長、私、とてもこんな羞恥には耐えられません。あなたを名前で呼ぶだなんて…そんな事、恐れ多くてとてもとても。私にとってリヴァイ兵長は誰よりも尊敬すべき対象で、そう易々と気軽には呼べないのです。…でも本当は、そう呼べと言って貰えて嬉しかったの。恥ずかしいあまりに背中を向けてしまってごめんなさい。あの時泣いてしまったのは、そんな私を抱き締めるあなたの腕があまりにも温かかったから。…あなたに優しくされると、涙が出るくらい嬉しいの。名前を呼ぶと愛しさが溢れて止まらなくて、堪らなく怖くなるの。
あいしています。