このクソ天使野郎が…まんまと驚かされたじゃねぇか。折角なので貰った合鍵を使ってお返しだ。一頁借りるぞ。




一月の節目からまた一月。
ウォール・三十の壁を越えた世界は恐ろしい程に時の流れが早く…なんて余談はさて置き。
願い通り共に穏やかにこの節目を迎えられた事を喜ばしく思う。それと同時に伝えたいのは、やはり感謝だろう。何気ない会話や反応に何度癒されたか数えきれねぇし、きっとこれからも積み重なって行くんだろうな。

相変わらず幸せ泣き虫なお前が悲しみ泣き虫にならねぇように、辛い時には温かいココアを淹れて寄り添ってやろう。そして今夜も、明日も、また一月先も、暖かな眠りに就けたらそれで良い。


…ああ、そうだ。もののついでに幸せかと言う質問に答えておこう。
お前が幸せなら俺はその倍幸せだ。お前が世界一の幸せ者になった暁には俺はめでたく宇宙一の幸せ者となるシステムになっている。
どうだ、羨ましいだろう。
…そろそろお前の気持ちに応えを出してやるべきだろうか。


文字では到底足りない感謝の切れ端を此処に。ありがとう。





(アメーバのような歪極まりない人間らしき形が二つ並んで描かれ、各々の横にお互いの名前が記されている)



>力作だぞ、エレン