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368.REBIRTH【R20/現パロ/特殊設定/捏造注意】
 ┗18

18 :Levi
2015/07/03(金) 20:53

バスルームで1人になってから後処理をしようとすると、また恐ろしく煮え滾る熱が俺を支配し始めた。……なまじ極上の味を知ってしまったからだろうか、これまでで一番酷い発情期のような気がする。
中身を搔き出す為に挿れたはずの自身の指は、気付けばただの自慰行為として動いていた。ほぼ無意識に…惨めな呻き声を上げ、いつの間にか新たな白濁で床を汚している。……自分は…Ωという性は、何て汚らわしく滑稽な生き物なのだろう。

密閉された浴室にΩの濃厚なフェロモンが充満して行く。そこへ戻って来たエルヴィンの存在を、俺のイカレた脳ミソは上手く処理出来なかった。


―――『エルヴィン相手に言ってはいけないこと』……そんなものも考えられねえ程、俺の理性はどろどろになっちまっていたんだ。


アイツの名前を呼んで縋る事。弱音を吐く事。……欲しがる事。
自分の気持ちを曝け出す事をしてはいけない。理性があれば、死んでもそんな事はしない。そう、理性があれば……―――
この時の俺には、まともな思考は残っちゃいなかった。その後は、もう……正に雌犬だ。切羽詰まった声で相手に縋り、フェロモンを垂れ流して腰を揺らした。再度エルヴィンの熱を胎内に感じた瞬間また爆ぜて、それでも足りずに泣きながら腰を揺すった……この俺が、だ。………おぞましい。考えただけで鳥肌が立って、吐き気がした。
エルヴィンが俺に何かを言っていたが、全て水の中で聞いているような感覚だった。きっと俺を蔑む言葉だったんだろうとぼんやりした頭で思いながら快楽だけを享受する。
……ふと、相手が胎内で爆ぜたのを感じると同時に……意識が最も混濁し落ちる間際に……都合の良い幻聴が聞こえた気がした。


『お前が欲しい、お前だけだ』
『愛してる、リヴァイ』


―――あるはずのない言葉とわかっていても……涙が出る程の心地好さに、酔えただけでも……俺には過ぎた幸せだった。


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