スレ一覧
┗140.日記（仮）(32-36/36)
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32 :
リヴァイ
2017/10/12(木) 02:45
街は相変わらず賑やかで、何も変わっちゃいなかった。
夜に感じた風も笑えるくらいあの頃のままで、同行者はいたが心は独りだった気がする。
大きな荷物と一緒に、お前との思い出を引っ張っていたように思う。
俺は近くにいるぞと、届きもしない想いを何度も胸の内で呟いた。
あめは降らなかった。
いい旅行であったと思う。
たいした土産も買わなかったから、思い出になるものはない。
いずれまた…一緒に歩けたらどれだけ良いだろうと、今更どうにもならないことを思う。
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33 :
リヴァイ
2017/10/14(土) 02:44
誕生日、おめでとう。
お前にとって、また良い一年になるよう心から祈る。
兵舎の脇の金木犀は、今年も盛りを過ぎた。
お前のところでも、その香りはしたのだろうか。
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34 :
リヴァイ
2017/10/16(月) 02:56
夢の話を何気なくした時には、
それが本当にくだらねぇ内容だとしても、真面目に夢占いを調べてくれていた。
どんなに些細な事でも俺に興味をもって、俺の事を、愛してくれていた。
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35 :
リヴァイ
2018/01/14(日) 02:42
慌ただしく年明けを迎えた。
年末から多忙を極めていたおかげで色々と思い起こす暇すら無かった。
それはきっと悪いことでは無かったのだと俺は思っている。
黒猫と二人だけで過ごす日々は、一年を越えた。白い首輪も、少しずつ傷んで来ている。
新しいものを手にする勇気が出るといい。
あとどれくらいの時間を過ごせばもう戻ることのない人間の事を忘れられるのだろうか。
今も尚、愛している。
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36 :
リヴァイ
2018/01/20(土) 02:27
共に綴った文字を、見返すことは今までできずにいる。
文字の一つでも見たら鮮明にまた思い出しちまうんだろう。
増えていないページを見て、いつもそれで終いだ。
もしかしたら、をずっと繰り返して本棚に足を運ぶ。
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