スレ一覧
┗162.手記。(34-38/43)

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34 :ミカサ・アッカーマン
2020/08/01(土) 23:38

初めて、あの人の部屋に足を踏み入れてから、随分と時間が経った。

…途中、離れていた時間はあったけれど。
その期間よりも、再びあの人の部屋に行くようになってからの方が、もう長くなった。

改めて昔のことを振り返ってみると、確かに…今聞けば、これっぽっちも隠しもしていないあの人の気持ちが全力でぶつけられているのがよく分かる。
あの頃の私は、……そう、子供だった、と思う。
自分が自分でいることに、固執し過ぎて…自分を律しようとし過ぎて、自分を抑えようとし過ぎて、自分で自分を縛り付けていた。
結果的に、それがあなたも傷付けた。

たくさん時間か経って、ようやく私が自分の気持ちを受け止められるようになったときも。
私が夜起きていられなくてあなたに悲しい思いをさせたときも。
あなたが私を受け入れてくれたから、今がある。

確かに…一時期にくらべれば、あなたとゆっくり話せる時間は短くなった、と思う。
責めているとかじゃなくて、それはもちろん、寂しかったりする…けれど。

あなたと会えることが、嬉しい。
あなたと話せることが、楽しい。
あなたと、居たい。

だから、これからも。
よろしく、お願いします。

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35 :ミカサ・アッカーマン
2020/10/02(金) 05:00

ああ、好きだ。
あの人が、好き。

私はちゃんと、あの人が伝えてくれた言葉に相応しく応えられているだろうか。
私を受け入れて、受け止めてくれたあの人の優しさに報いることができているだろうか。

明日の朝はいつもより少し早い。
のに、こんなときに限って、目が冴えてしまって寝付けない。
なので、少し昔を思い出したりした。

いつから私はこうなったのだろうか。
そう言われても、よく分からない。
けれど、今こう感じている私の気持ちは、確かなものだ。

誰かに同じ想いを返してもらえることは、当たり前のことじゃない。
今この瞬間に巨人が攻めて来て、世界がなくなるかもしれない。

私の好きな人が、私を好きだと言ってくれる。
だから私は、好きな人に好きだと言うことを躊躇ったりしない。


あなたが、好きです。

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36 :ミカサ・アッカーマン
2021/02/08(月) 23:37

あの人が居ると居ないとでは、随分と世界の見え方が違う。
大袈裟と言われてしまうかもしれないけれど、あの人が居ることこそが、私の世界だ。
あの人が居なければ、私は世界を失う。

あの人の声が聞けること。
あの人に触れられること。
目の前にあの人がいるだけで、眠りに落ちる瞬間の安心感が全然違う。

私を生かせるのはあなたしかいない。
だから、ずっと居てください。
世界のために、私は生きる。

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37 :ミカサ・アッカーマン
2021/02/13(土) 00:24

私の持ち物に花がひとつ増えた。
あの人の心みたいに優しい色合い。
眺めているだけで、なんだかあたたかい気持ちになる。
好きな人にもらった物に囲まれることは、こうも嬉しいものなのだと気づいた。

私は兵士なのだから、本当はこのイメージが強いのは正しくないのかもしれない。
けれど、いつか。
いつかは…それだけを私のやるべきことに、できるといいと思う。

……この綺麗な花も、ずっととっておけたらいいのに。
世界は残酷だ。
でも、美しい。
できるだけ長く保てるように、大事に世話をしよう。

今年もあなたに、祝ってもらえて、とても嬉しい。
あなたが、好きです。

これからも…たくさん私に、お料理をさせてください。

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38 :ミカサ・アッカーマン
2021/09/10(金) 23:12

>二千年後の、未来の思い出。
>看板猫がいる喫茶店。



少しいいドライヤーを、買った。
詳しいわけではないけれど、確かに…乾かしたあと、つるつるになるような…艶の輪がきれいに出るような、気がする。

あの人は長い髪が好き、のようだから。少しでもきれいに、伸ばせるように。丁寧に、手入れしたい。
髪の洗いかたに気をつけて。
乾かす前に、洗い流さないトリートメントするといいらしい。
ゴムで結ぶより、クリップでまとめるほうが、傷みにくいと聞いた。

あの人にきれいだって、…好きだって、思ってもらえるかな。

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