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166.あなたを忘れないために
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クリスタ・レンズ
2018/12/02(日) 03:58
それはあまりに不確かな未来だと、あなたは言った。
それでも私はその未来を夢見ずにはいられなかった。
出会ったのはちょうど今からひと月前。あなたの認めた文が、どうにも私を惹きつけて。
初めて言葉を交わした時から、もう私のこの感情は、始まっていたのかもしれない。
初めから期限付きの関係だった。それでも、その間は本気で大切にさせてくれと、あなたは私のことを丁重に扱ってくれた。
まるで壊れ物を扱うように、優しく、甘く。
それは私が「クリスタ」だからだったのかもしれない。…それでも、嬉しかった。
たった一瞬でも、私を認めてくれたから。
あの頃は、それでも、こんなにもあなたの存在が大きくなるなんて、思ってもみなかった。
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