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678 :イエロー
12/03(日) 19:38
エピローグshot”３”三羽烏と赤毛
”時代のうねり”はその時代を生きた達にも影響を与えていた
〜前半の海
とある海域にて〜
航海する商船の甲板にて１人の女が黄昏ていた
赤毛の女
『あ〜あ…"ザクロ"ちゃんとまた会えるかなふふ♪でもキャップちゃんに目元がそっくりだったな』
元『無邪気一味』海賊見習い
【赤毛】のクリスチャン・ハナ
懸賞金７億４千万ベリー
ハナ
「さてと"未知なる海域(アンノウン)"の調査も一通り終えたし次の島で下りて研究チームと合流しなきゃね」
ハナは『無邪気一味』海賊団解散後に”異セカイ”と呼ばれるモノの研究を行っていた
ズズズ…
何かが商船に近付いて来ていた
商船員達
『おいありゃ海軍じゃねェか？』
『ハナさんあんたを次の島まで送るって約束だったけど追ってが来ちまったぞ』
ハナ
「迷惑掛けてごめんね。無理言って乗せて貰った上に面倒にも巻き込んでしまって」
異セカイの研究は禁忌とされており、研究を続けるハナは政府から特異点として扱われていた
ハナ
「さてどうしよう」
そう言うとハナは海軍の軍艦を望遠鏡で見渡す
ハナ
「ふふふ懐かしいわね♪」
何故か笑みを零すハナ
向こうの海軍率いる軍艦では
正義のマントを羽織る女将校
『あんた達引き締めて行きなさいよォ！あの”赤毛”の女は厄介な能力者だからねェェ』
海兵達
『赤毛の女に遭遇するなんて汗』
『元一味ﾞ刹那"のクライシス・セナや"鉄砲玉"のキャンサー・バブルと新世界での密会が目撃されていたばかりと言うのに何故ここへ？』
正義のマント乱す男将校
『”マルル”の姉者！赤毛ちゃんは相手したくねェよ』
正義のマントを羽織る女将校
『しっかりしなさいィ！”ダンク”あんたも新世界で数年間勤務していたんだしやり合えるハズよ』
パイプを加える男将校
『そうだぜマルル、ダンク。俺たちゃ特別三小隊チームだ。女１人にやられりゃ恥だ』
彼らは懐かしき鳥達…
２３年前では『ワンダー王国』にて"王下七武海エニフェス・エッグマン"率いるクッキング海賊団の部下で賞金首だった者達
訳あって彼らは海軍に入隊し
十数年後に"黒金"のシンベエと共に海軍本部へ反乱を起こした
マルル
「麗しのォ"インジェルドゥ・マルル"！」
ダンク
「"ダンク"！」
ウリムー
「"ウリムー"…」
マルル
「３人合わせて"三羽烏"ゥゥゥ！！！」
どーん…
三人ポーズを取る
ウリムー
「流石に恥ずかしいぞ…もういい歳だし」
マルル
「良いじゃん！３人集まるなんて何年ぶりよォ！」
海軍特別３小隊TEAM『三羽烏』
海軍本部准将
【泣鴉】のダンク
海軍本部少将
【麗し】のインジェルドゥ・マルル
海軍本部中将 ３小隊リーダー
【屍食い】のウリムー
ガチャ
拡張器型電伝虫を手に持つウリムー
ウリムー
「えー…海賊”赤毛”のハナ、その商船に乗っているのは確認済みだ！今すぐ抵抗せず出て来い」
ハナ
「ウリムー君久し振りだね、でも抵抗しないのは無理かな」
ハナも同じく商船に積んである拡張器型電伝虫にて話す
ハナ
「勿論この船に乗ってる人に危害を加えるつもりはないわ、ボートに乗り換えて行くから見逃してくれないかな？」
ダンク
「良いッ…」
ウリムー
「なら強制連行する。お前はあの未知なる海域(アンノウン)の一件に関わっただけに限らず”異セカイ”の研究など大罪だぜ」
シュッ！！
三羽烏は船の縁から飛び出した
マルルは白い羽を背中に
ダンクは姿を鴉に変えて
ウリムーは姿を禿鷲に変えて
空を飛んだ
ハナ
「３人共死線を越えて来てるね…ダンクちゃんは…マルルとウリムー君は覇気が溢れてる」
手を重ね飛んで来る３人に構えるハナ
『見えない二十鎖(チェーン・ダブルロック)』
ダンク
「うぐ…」
ガチャガチャ
ダンクは目に見えない２つの鎖で動きを止められた
マルル
「馬鹿ねダンク、赤毛の能力よ」
ウリムー
「仕方ねェ２人で特攻だ」
マルルとウリムーは覇気を纏いハナの能力を防ぎハナに襲い掛かる
マルル
『白翼の追撃(ストレートガール)』
ウリムー
『鋭い嘴(バックンドリル)』
ハナ
「流石に早いわね」
『具現した二十鎖の…
龍…ッッ(チェーンダブルドラゴン)！』
巨大な鎖の龍がマルルとウリムーを襲った
ハナの鎖に絡め取られ逆に捕まる３人
ハナ
「ごめんね懐かしかったから少し手加減しちゃったけど」
マルル
「うぐゥゥ」
ハナ
「マルルはソフィちゃんの幼なじみよね」
マルル
「ソフィ…！？」
ハナ
「今度レストランに顔出してあげなよ♪」
(Android/Chrome, ID:I2d+sT630)
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