彼奴の寝る前のメールを1人で読み返していた。 知らぬ間に頬が濡れていたんだ。 彼奴は、僕が今日から忙しくなるから、と。重度の不安性の僕がまた不安に塗れてしまわぬように、と。昨日1日を僕にくれた。 自分が眠たいのにも関わらず、僕が寝るまで寝ないと言い張った彼奴。 僕はね、「ギリギリまでオレの時間はお前の時間だから」と、言われた時に酷く感動したんだ。 今まで、そんな奴はいなかった。 空いてる時間を全て寄越せと言った奴や、都合の良い時に会いに来るから会いたいと言った奴は今までに沢山居た。 何時の間に媚びる事を覚えたのか、捨てられたくないと必死だったのか。僕はいつからか自分の時間を持つ事などは諦めていた。 だから、お前は凄いんだ。 この世で唯一、僕に時間をくれた人間で。唯一、たった一言で僕を泣かせた恋人なんだから。 愛してるよ、大輝。 おやすみ、どうか良い夢を。 |