6 :
ヨルク・ビス・アエタス
2020/11/13(金) 17:15
All Hallows' Eve ――時期外れハロウィン. 別件だが、数日前に異世界から“いちご味のポッキー”とやらが降ってきたぞ。気乗りしなければ流していい。(プレッツェル側を咥え、平時の無表情でじっと相手を見つめ) ……。そういや、そーいう日だったか。(寸秒思考、のち自然な動作で逆端を咥え、食べ進めて当然のよう軽く口付けると顔を離し)アンタからされると照れるな。…で、サキュバスか魔女っ子がいいと思うんだけど。あ、踊り子でもいいぜ。 (終始微動だにしないものの、唇が離れたあとの頬には仄かな朱。満足げに口端を上げて)……切り出し方も内容もとち狂っているな。しかしここに2着、踊り子の衣装が用意されている。さあ、どちらを着る?俺は余った方でいい。…道連れだと言ったはずだ。 …聞いてたけど、いま発動しちゃう?(派手な装飾の光る白基調の衣装、よく見れば形が少し異なる。上衣が胸部のみ覆う片方に対し、もう一方は極端に丈の短いベスト。後者を手に取り)譲ってくれるのか。さすがは王子様、心が広くていらっしゃる。 (男に二言は無い。渋面を浮かべながらも女性的な方に袖を通し、再び相手へ向き直るとベストから覗く腹を爪の先で軽く擽り)お前のもさして変わらないじゃないか。…お次はお菓子と悪戯をどうぞ。ぱっさぱさのパンプキンパイだ。美味いだろう?はは、水はないぞ。 アンタが作ったの?コレ。美味いけど喉に詰まっ──(胸を抑えて暫し苦しみ、どうにか咀嚼)…──ごちそーさん。ところで、どうやらこの空間じゃ俺も魔法が使えるらしい。くらえ、悪戯のおかえしだ。(指を鳴らすと金糸が腰元まで伸びた。身体は柔らかな曲線を帯びる女性のそれに変わり) ああ、手製──(軽快な音に目を剥いたときには既に遅し。真下を見るのを邪魔する豊かな双丘に唖然として)……とんだ精神攻撃だな。(眉間に皺寄せ指を鳴らし)ならば俺からは獣耳と尻尾、それに首輪をくれてやろう。 はは、これぞ傾国ってや、つ──…おい。踊り子に獣耳は親和性低すぎるぞ。…獣姦趣味は意外だが、折角だ。付き合ってやってもいーぜ?(露出した腰から尻を撫で下ろし、開いた歯列に生えた犬歯で首元を狙い) (平然とした愛撫に一瞬身体が強張るものの。寄った首輪に指を差し入れ、鼻先の距離まで引き寄せて)傾国とは応酬が過ぎる。親和性など知ったことか。──……して、獣人ほど楽しませてくれるという話だったか? (薄笑い顔は首輪を引かれ一度崩れたが) なんのことだか。…積極的だな、お姫様。好きだぜそーいうの。ああ、今なら魔法でやり放題だ。サイズも、耐久もな。いつもよりでかいの入れてみるか?(両手でもって丸い尻を揉む。顔を傾け、獣よろしく眼前の唇を舐め) (密着により面積の少ない布で頼りなく覆われた胸が歪む。明らかな丹朱に崩れた顔貌、その中オリーブは憎らしげに相手を映し)退かない奴だな…いつぞや言っていた奴等と比較しても折れないか。……俺はいつものに重々満足しているし、あれ以上は無いと思うぞ。 ──その2へ続く。収拾はつくのか?乞うご期待。
7 :
ヨルク・ビス・アエタス
2020/11/17(火) 08:55
All Hallows' Eve 2 ――時期外れハロウィン その2. そりゃ比較できる経験があんなら、小気味よくパキンと折れてたろうな。(女体ならではの触感に満悦していたが、間のあと続いた言葉に瞠目。泳いで、寸秒。沈黙、それから口早気味に)…アンタも。いつものほうが綺麗だ。(指を鳴らすと、腕の中の体は男に戻った。とはいえ、ただで退くのは癪だ。長いまま頰にかかる髪に指を通し、尖り耳へとかけて)今はダメ♡…とか可愛く言ってくれたほうが退く気になるね。 女だ女だと言うから、てっきり俺の中にある女性性に思うところがあるのかと思っていたが…そうか、このままが良いか。(平らになった胸元を一瞥。再度ヘーゼルに引き上げれば、さも嬉しそうに緑を細め。次いだ所望の声にはひとつ、よぎる過去の言の葉がある。人差し指をピンと立てると、そっと相手の口唇に添えて)――だーめ♡アラヒトくんのえっち♡……退く気が起きたか? (唇に寄った指の先。すわ何かしらの術でもあつかう前動作かと身構え──真顔そのまま宙空を仰ぎ)……──萎える、(低く溜息まじり呟いた。が。悩ましげに眉が寄る。形に迷って結局、弧を描いた口元を片手で覆い。ゆるりと瞼を伏せ)べき、なんだろうなァ。……なんだよそれ。誰から聞いた科白だ?無理…だっこしていい? (手応えに一度は口の片端を上げたが、次第に変化を見せる反応に思わずたじろぎ声も乱れ)っ、退くんじゃなかったのか!?お前がいつだかそう言えと話したんだろう、白々しい。大体、だっこってのもなんだ?子供扱いはやめろ。(捲し立て、耳まで朱に染めての抵抗。対面の胸を押し、反対に身体を仰け反らせ) いや、言ってくれるなんて思わねぇじゃんか。それに、人ならせいぜい二十そこそこだろ。…なーんにもしねぇって。だっこするだけ、なっ?(もはや取り繕いもせず唇の端を緩め、押す力に抗し腰を抱く手へ力を込める。逃げる上体を追い前傾に、色づいた耳に呼気まじり吹き込み) (指同士を擦り合わせると、耳障りの良い音とともに相手の獣化が解除される。囁きのこそばゆさと背を這う心地に熱を持った顔を背け、長らく黙すを貫いて。やがて目線だけ胡乱げに戻し)――…だっこと言ったって、何をどうするんだ。だまって突っ立っていればいいのか? (尻でさりげなく揺れていた尾が他の獣の部分と一緒に忽然と消え。どうあっても引く姿勢は示さず沈黙を待ち、言外許しを得た途端、横抱きにかかえ上げ、どこぞへと歩き出し)ヨルクちゃんはなんもしなくていーよ。…っと。さあて、んじゃ族長にtrickしに行くか。このまま、俺たち結婚しまーすって凸る。フィナーレに相応しい悪戯だろ? (抱え方にしろ言われた内容にしろ予見外れ、零れんばかりに双眼見開き。羞恥、ひいては喜色に崩れた顔は品も威厳も失うありさま。父である族長以前に己にもとんだ悪戯だ、白い衣装さえ謀ったものなら…完敗としか言いようがない)……本当に酷い男だな、お前。 …いーや?優しいぜ、俺は。酷くすんのはアンタにだけさ。(悪びれもせず、愛のひとつでも囁くような声で落とす。目的地はふたつ先まで決まっている。──橙の光が浮かぶ部屋を後にした) Happy Halloween!
12 :
ヨルク・ビス・アエタス
2020/11/28(土) 22:58
──あいつが肉奴隷になりたいと言ったのが発端だ。おい、誤解を招く言い方はよせ。 なりたくないのか? …無回答で。 国王と宰相による奴隷制についての討議 (前略)上等だ。下半分で奉仕しながら上半分で執務を手伝え。……ん?これまで女性に集って暮らしてきたとも聞こえるな…。 俺の母は――金髪で緑の目で、日差しのように温かな人だった。英雄色を好むを地で行く父が、最後のひとに選んだ女性。…母の記憶はそれだけだ。ところでお前、いっぺん向こうに帰って殴られてこないか?女性陣に品のなさを是正してもらうといい。 …想い出を大切にするところも好きだ。 下半分使ったら、アンタの上半分が使い物にならなくなるだろ。手伝いどころか、実質俺が全部やることになるのが目に見えるようだぜ。いや違う、勝手に色々…──まあ、若い時には色々あんのさ。 族長にも聞いたよ。何十年か前まではそっくりだったんだって?…おい、死地へ送り出すのがエルフ流の愛情表現だってのか。それに、こっちに帰ってこれなかったらどうすんだ。まだユリドラ様に名前呼んでもらってないんだぞ。近衛兵団じゃ人を髪色で呼ぶのが流行りなのか? …半分に切る以外に打開策が浮かばないな。良案はあるか?肉奴隷兼、次期宰相殿。倹約家でいてお前の装いに大枚叩いたクチだ、貢ぎたくなる気持ちは分かる。だから魔性の傾国と言っただろう。いっそ俺を堕として国盗りしたらいいのでは。 良くも悪くも、生き写しだ等と言われたのは昔の話。愚弄する輩には悉く足を掛けてやった。……兵団と懇意になりたいのなら尚更オーバーキルされてこい。変な近づき方をするから、黒髪としか呼ばれないんだ。目が合う度にレメイにウインクするのも控えろよ。今月だけで53枚も皿を割ってる。メイド長がお冠だ。 簡単だ。同時にやるのをやめればいい。…頭を使うのはそれほど得意じゃねぇんだがなァ。別の意味で国が傾くぞ。俺が王様になってアンタの枷がいくらか減るなら、…それも案外悪くねぇか。 ああ、俺もあるわ。可愛い子にちょっかい出して物理カウンター食らった経験。子供なんだよ、男はさ。 メイド長はメイド長で表情ひとつ変えねぇのがまたいい。あの相手にされてない感じ、逆に燃えるね。…ちなみに彼女、結婚してるのか? 時間が惜しい。気付けば平気で数時間経っている。執務は俺が手取り足取り教えるので案ずる必要はない。お前のためなら多少傾けても…と、心の中では思っているが。その長躯にはさぞ王座が似合いそうだ。 お前の性春と一緒にするな。俺のはもっとこう、重みのあるものだ。 ……彼女はフリーだぞ。近頃焦っているらしい。しかしお前、守備範囲が広すぎていよいよ好みが分からなくなってきたな。城の妙齢でその毒牙にかかっていない女性が何人残っていることやら…。 アンタ長生きなんだから数時間くらいいーだろ。最中にうっかり兵士長とか入ってきたら俺の人生はそこで終いだ。…心の中だけにしといてくれ。若くもねぇのにツバメみたいで忍びない。 あえていうなら気の強そうな美人が好きだが、エルフの女性は若い子から熟女までみんな綺麗だよな。声かけないほうが失礼だろ? やめろ泣くぞ。加わってもらえばいいだろう。政治にも明るい男だ、きっと良くしてくれる。――…良識はあるんだな。しかし俺はお前から日々色々なものを貰っているので、貢いだとして相殺だよ。 ……躾が必要なようだ。 く、加わる…?やめろよ、他の男のブツなんて見たら俺の息子が消沈する。──ああ、残念だがそろそろ文字数がフルだ。躾はまた今度な。はは。 (なにがとは言わねぇがこっちの台詞だよ。保存)
13 :
黒沼アラヒト
2020/12/01(火) 20:17
下卑た話らしい。 …日記?完全に雑記だな。伏字の数をかぞえてからものを言え。 …? 毛と棒と愛について 別に下世話な意図じゃないんだが。あいつってチン──…いや、下の毛生えてたっけ? 棒に意識が傾きすぎてはっきりと覚えてねぇ。 朕?……そんなにまじまじと棒ばかり見ていたのか…恥ずかしい。 剃毛した覚えはない。邪魔に思ったかそうでないかが全てだろう。…お前のは髪とほぼ同じだよな。色気があって良いぞ。 ときにアラヒト。ペ○○ってのは、まさか俺に気を使って敢えてお上品に表現しているのか?…違うよな? 色が薄いから目立たねぇのいいよな。パ◯パンっぽくて興奮する。 んや。単純にさ、ペ◯スのがエロくねぇ?つられてアンタも言ってくれっかなー、とか思ってたら本当に言ってくれたのにはちょっと感動した。アラヒトの×××で俺を××して♡ってやつ。やべぇ。もっと言って。 あ、チ◯コのがいいなら次回からそうするぜ? そんなにいいものだろうか。今晩試させてくれないか、お前のを剃れば気持ちが理解できそうだ。 ……記憶にないな。…言わせたいならその凶器で存分に尽くせ。 モノの呼称はそのままでいい。チ…は駄目だ。 ……。…お前、♡が好きなのか? あ、さてはあの子と寝たの怒ってる?かわいい浮気防止だな。しばらくは自重するから勘弁してくれって。 …はは。そーするわ。 アンタに言わせんのは好きだね。正直、ハロウィンの時なんかあやうく履いたままイくところだった。 ヤキモチと俺自身を可愛く思ってくれるなら…なあ、いいだろう?全剃りはやめて大好きなハート型にしてやるから。自重してる間に生え揃うよ♡ …よく真顔でそんなことが言えるな。引っ掛けた女性とちゃんと会話できているのかと、一周回って逆に心配になってきたぞ。 くうう。言ってることがえげつねぇのは解ってるのにおねだりとハートがかわいくて頷きそうになるぜ…。でも欲をいえばもう少し表情つけてもらっていい?…デザインはともかく、俺の股間で作業するアンタはちょっと見てみてぇかも。 いーんだよ。引っ掛かった子にとって重要なのは大概、俺の顔と体だけだ。会話はおまけみたいなもんさ。 馬鹿な台詞につける表情は持ち合わせていない。股間でする作業…他になにか――…採尿か。よし、脚の骨が折れたときには任せておけ。 ……分からん世界だ。だがしかし、色々な考えの者がいるからこそ世界は鮮やかなんだろう。 羞恥で死ぬ。魔法でいい感じにやれねぇのか。…の、前に脚骨折する状況なんてそうない──…ないよな? 最初に興味持つのは見た目だって話だよ。ヨルクちゃんだってそうだろ?もしも俺がイケメンじゃなかったとしたらどうだ、旅の同行どころか大して絡みさえしなかった筈だぜ。 対象を見ずに魔力を行使するのはかなりの高等技術。できないことはないが、万が一コントロールが狂って零れても文句は言うなよ。…どうせ晩年は俺が介護するんだ。諦めて全てを晒せ。 夢がないが事実そうだな。初めは見えるもので量るしかない。お前も俺の顔、好きか? ……。冗談じゃねぇ。お迎えの間際までピンピンしててやるわ。 最初は整いすぎてて気に食わなかったけどな。そのきっつい目元も今じゃ普通に好みだし、ツンとした鼻先とか、唇薄くてほんのりピンク色なのもいい。それにさ、顔ちっちゃいよなァ。見上げられた時とか、つい顎掴んで奪いたくなっちまう。…親父臭いってのはNGワードな? (残念ながら制限だ。)あいつは定時で帰った。 …致し方ない。
20 :
黒沼アラヒト
2020/12/11(金) 21:15
そろそろ次期陛下のクリスマスの装いについて討議しねぇ?オーバーサイズの白ニットワンピ…もしくは黒サンタ(ミニ)でどうよ。 肉奴隷に定番の赤サンタ(ミニ)を着せて城内を引き回す手もあるぞ。加え女体化なんぞして貰えたら、存分に可愛がってやるんだがな。 ──さぁて、開幕だ。 「次期陛下のクリスマスの装い、 或いは肉奴隷の処遇についての討議」
──……。…いいアイデアとは言えねぇな。俺の美しさに世界が狂ったらどう責任取りゃいい?議題から脱線してるぜ殿下、アンタの恰好の話だ。ミニが気に入らないならチャイナサンタって手もある。美脚が際立つぞ。はは、全ての国を掌握して本物の創造主になってみては?…丈はどうだっていい。問題は“なぜ俺ばかり女物を着なければならないのか”ということだ。たまにはお前が着て見せろ、その長い脚にこそミニが似合う。何ならバニーで魅了してくれてもいい。 パンツ見えそうなの気にして恥じらう顔が見たいからだよ。…まあ、そこまで俺のパンツが見たいなら仕方ねぇ。(セパレート、タイトラインの赤サンタ服とハイヒールを身につけ仁王立ちで)さあ王子殿下、捲るなり潜るなり好きにしな。…ところでアンタ、ちょっとばかし縮んだ? ……。(うむ、俺が間違っていた…堂々たる立ち姿に真顔で固まり相対す。促される捲るも潜るもシュールな絵面、さてどうするかと思議したところへ落ちた科白は気に障り)──そう言うお前は態度までデカくなったな。(言うなり華奢な10cmヒールを足払い、倒れた腹に跨り組み伏せ。抗いなくば指を鳴らし彼を女人に変えようか) (発声の間も無く背中を打ちつけ、次いで聞き覚えのある軽快な音が響いた時には)──げ、マジでやりやがっ…んん?(視界に豊かな膨らみ…引きつつも掴んで揉んでみて、不服げに顔を上げ )D…いや、Eか。なんでヨルクちゃんより小せぇんだよ。…まあいーや。んで、どう可愛がってくれんの。童貞君。 (経験不足がよもやサイズに反映されようとは…文句の声にしたり顔から眉を寄せ。触って大きさを測れるあたりも誹謗に加えてなお憎く)……俺の可愛がるは“愛でる”だ。(見下ろす頬へ片手を添わせれば、首を傾け一度目は触れるだけ、二度目は軽いリップ音を立てて唇同士を触れ合わせ。そのまま抱き竦め、長い黒髪の首筋に顔を埋めて)――好きだよ、アラヒト…ちゃんは語呂が悪いな。 …女の体は冷えやすいんだぜ。床に転がしたままじゃ減点だな。(口付けも抱擁も動かず受け入れていたが、首筋を擽る頭の後ろ髪を梳きつつ苦言を。そのまま相手の首へ腕を絡め)ほら、だっこしてくれ。甘えるんじゃなくて愛でるんだろ? …すまない、気が回らなかった。(魅力的過ぎて。顔を上げ愛おしげに見つめ、頬を擦り寄せてから横抱きにして立ち上がり。歩む傍ら再びの魔法。出現したベルベットの長椅子に腰を下ろすと脚下を支えていた手を抜き、華奢な顎先の輪郭をなぞり)──…綺麗だ。けれどやはり、いつもの方が良い。 (そりゃそーだ、脚組みしつつ返すと、ふっくらとした唇の端を俄かに吊り、絡めたままの腕にわずか力を込め無遠慮に胸の膨らみを押し付け)まーそう言わずに、折角だ。予行練習くらいしてみたらどうだ?お世継ぎが童貞じゃいざって時に困るんじゃねぇか。 ……要らないよ。養子をとる。(温かな感触に朱を帯びた顔で眉尻を下げれば、背からも手を外し、解呪を鳴らして両手で相手の頬を包み。至近、鼻をじゃれさせながら爽涼な風情に戻った榛を味わい)あの街で…花火を見ながら決めた。俺はお前一人でいい。 ──議決編へ。
21 :
黒沼アラヒト
2020/12/12(土) 15:07
余ったら雑談でも。#そうしよう。議決編ときたか…やるな。 なんとしても(ランジェリーを)議決したかったからな。とりあえず俺はこれで満足した。#納得はしていないが俺も満足だ。凄いインパクトだった。締めも綺麗だ。 「次期陛下のクリスマスの装い、 或いは肉奴隷の処遇についての討議」
-議決編-
(冗談にそんな顔されちゃ心苦しい。戻った視点に伴い頼りなく感じる尻の下の体、慌てて背もたれに両手を、床へ片脚を下ろしたところで頬を挟まれ。甘やかなオリーブ色を間近、眉根を寄せる下手な照れ隠しで)…。もう脱ぐぞ、コレ。(指を鳴らせば赤服が常の黒に変わる。隣に腰を下ろし)なあ殿下。そこまで言われちゃ、たぶんクリスマスは一日中、ベッドの上から降ろしてやれそうにない。──よってセクシーランジェリーで決まりだ。勿論、男物でいい。 肉奴隷の赤サンタで十分落ちただろうに…。(声にはたじろぎの色、耳の先まで赤に染まる。しかして“男物”の単語は中々の魅力、どれどれと呪文で呼び出したカタログに目を通し──絶句。セクシーランジェリーというものを嘗めていた。…が、やるしかあるまい。小気味良い音でコルセットと黒の総レース、浅い下着姿に装い変わり)……これでいいか? (自爆オチで納得できるか。意外にも肯定的に見本を探し始めたかと思えば、少しの躊躇の末切り替わった恰好に瞠目)…ん、おう…。…俺の趣味に寄せてくれたの?えらく可愛いの選んだな。(白皙との対比が目を引く。晒された胸元も。正直、もうこの部屋に用はない。一刻も早く寝室へ移動したいところだが、さてこの恰好で外を歩くのはまずいだろう。となれば)一遍やってみたかったんだ。──移動魔法。(括れた腰を抱き片手を掲げる。指の鳴る音が消えるより先、二人纏めて掻き消えた。) (──会議室には場違いなソファ。その上に妙な表紙の冊子が残されている。)
-余談-
そういや、なに贈ればいいんだ? ティ◯ァニーもディ◯ールも売ってねぇしな…。 身体にリボンを巻きつけて「プレゼントは俺だよ♡」と言いながらキス&ハグしてくれ。 ……俺が欲しいのはその類だが、残るもの、揃いのものも捨てがたいな。悩ましい。 今夜にでも棒にリボン巻いて迫ってやろうか? …揃いの、残るもんねえ。考えとくよ。 ……溜まってるのか? お前は何が欲しい?バー◯リー…それとも、ポール◯ミス?妹君がアラサーにはそこら辺あげとけ、と言っていた。魔力と権力を行使して取り寄せる。 おっと、やり返されるとは。 (適当女め…。)俺は…ヨルクちゃんがいてくれたらいーよ♡ あ、どうしてもって言うなら、一緒にリゾートか温泉地でも行こうぜ。段々と知恵もつくさ。 (アラヒトが♡を使った…!)ああ、何方もいいな。良さそうな場所を探しておく。 ──全く脈絡のない話だが、お前の趣味ってなんなんだ。酒?…あ、ナンパか。 …俺のことなんだと思ってんの? んー、強いていうなら筋トレか。あとは女の子と遊びに行ったり、飲みに…──アレ? …今日も安定しているな。 あと、オタクと腐男子ってのは何だ。ずっと気になっていたんだ。 姉ちゃんがそーいうの好きでな、疲れた時に──…いやホラ、二次じゃなんでもありだろ。…俺だって常に陽キャなわけじゃないんだよ。アンタも興味ある? 酒を浴びて女性と踊り狂っているだけではない、と。…どれ、一冊拝借しよう。──…………触手には多彩な使い方があるのだな。待っていてくれ、必ずお前を(快楽に)導いてみせる。 …──。この話はここまでだ。
23 :
黒沼アラヒト
2020/12/15(火) 14:53
こっちの空気も久しぶり…──って、L◯NE138件?…うん、まあ、そうなるわな。 ……知り合いに出会すと面倒だ。隣町のスーパーまで行くか。 (らいん?…あの薄い四角はよく分からん。取り敢えず異論ないので頷いておこう。) ふ た り 鍋 さて、買い出し…──っつっても、こっちじゃアンタは目立ちすぎる。服貸すから、せめて耳隠しとけ。(フードパーカーとジャージを押しつけ、自身も上下スウェットで) ん、こちらにはヒューマンしかいないんだったな。……。(受け取って着替えてみると当然の如くオーバーサイズ、被ったフード下が不服に歪んだ。――…さて、気を取り直し訪れた店舗の光景は新鮮だ。入り口で立ち尽くし、物珍しげに四方を見回し)……広い。 迷子のご案内されたくなきゃはぐれんなよー。(夕刻。買い物客で賑わう店内、カートへ食材を入れて回る。野菜、肉、豆腐に白滝。ざっとこんなものか。缶ビールを手に取りつつ)気になるもんあったら入れていいぞ。 子供扱いするな。(田舎者よろしくの素振りを解いたのは相手の声。反論しつつもこの客では紛れそうだ、ぴったり横に張り付いて。言葉に甘えるまま缶酎ハイ、ポッキーひと箱──遠回しなキスの誘いに気づくだろうか──をカゴに足し)…このくらいで良さそうだな。余らせてもいけない。 なんだ、ポッキー気に入ったのか?…なら、こっちの味も美味いぜ。(冬季限定、文字の入ったパッケージにて口元を隠し──その裏で相手の唇を攫い。…と、片手で足りる年の少女が見上げていた。シィと指を立てて眦を引き。何食わぬ顔で会計に向かう。そして帰路)──にしたって、ちょっと近すぎだろ。めっちゃ見てたぞ、レジのおばちゃん。 ──!?……、…。(帰宅後に11月11日のアレをなぞりでも出来たらと思っていたのだ。ごく小さな遮りの裏の行為に双眸を丸め、のぼせ上がり。ややあって外、夜と呼ぶには時刻早いが星光る天蓋の下。文句めいた会話に横目を向け)…嫌だったか?近いの。 ……キスしたくなるから、ほどほどにしてくれ。(さっきみたいに。なんでもない顔をしてはいたが、俺の服着てぴったりくっついてくる姿の破壊力たるや。──通りでタクシーを拾い、自宅へ。キッチンに並び下準備に入る。…といっても、食材を切る相手にちょっかいをかけているだけ。背後から肩へ顎を乗せ手元を覗き)なーヨルクちゃん、まだ?鍋のセッティング終わったぜえ。 (黒沼家女性陣のうち誰の所有物かは知らないが、置かれていた料理の本から出汁の作り方を得て鍋に作り。煮立つのを待つ後ろで食材を整え始める。最中、出し抜けに肩口から覗いた顔。肩をはねた拍子、おかしな形に切れた人参がまな板から転げ落ちた。眉間を狭めて榛を見やり)……こうなりたくなかったら座って本でも読んでいろ。(包丁片手、人生で一番低い声が出た。──頃合い。開けた鍋からは湯気とともに肉や野菜の香りが立ち上り)出来たぞ、アラヒト! (喉から変な声が漏れた。…久々にこいつを怖いと思ったぜ。引き攣った顔で首肯、鍋を置いたローテーブル前に座して待つこととする)おお。美味そうじゃん。折角だし写真撮ろーぜ。ホラ、ここ見てて──(肩を抱き顔を寄せると、端末を掲げ、湯気の立つ鍋と共に自分達を写す。自動修正された画像を確認し)…すげぇ美人だな、アンタ。顔面だけでバズるぞコレ。
25 :
ヨルク・ビス・アエタス
2020/12/18(金) 07:01
#事のあらまし 「鍋をやろう。」エルフの王子の突拍子もない発言にしかし、漢・黒沼アラヒトは快く諾を示した。 隣町のスーパーにて食材を揃え、帰宅。現在、出来上がった鍋が目の前で湯気を立てている。 ──ところで、新着通知が3件。「見たぜ、黒沼」「外国人の彼女」次いで遠目から撮影したらしき、お菓子売り場での証拠写真。 同僚からのメッセージにはまだ気づかない。 続 ふ た り 鍋 (魔法のプレートは写真を撮ることもできるのか。驚きつつも指示に従い一点を見つめ…不意に引き寄せられて、少しだけ表情が崩れ。仕上がりを覗き、ばずる?疑問符が浮かべど、相手の顔つきを見たら引っ込んだ)……目が不自然だ。全体的にのっぺりしてるし──俺はこっちがいいなあ、やはり。(間近の薄い唇の脇に口づけ、何事も無かったかのように鍋を取り分け)さあ、冷める前に食おう。 ……、おう。(不意打ちに驚き返事が遅れる。写真は──折角だ、家族用グループトークに送っておく。盛り方さえ美しい器を口元へ寄せ、汁をひと口すすって…美味い、思わず漏らした。空腹の訴えるまま無言で皿を空にし、2杯目を盛り、それから汗をかく缶ビールを開けてグラスへ。酎ハイも同じように注ぎ、今更ながら乾杯しつつ)自分から飲みたがるの珍しいな。ま、ここじゃ魔物は出ねぇし、へろへろになっちゃったら介抱してやるよ。…はは、ほろよいじゃ流石にねぇか。 (感想に口角を上げ、気持ちの良い食いっぷりを暫し観察してから箸をつけ。終盤には慣れぬ食具の扱いも大分板についた。器が空くタイミングではかったように差し出されたグラスを受け取り、軽く打ち合わせて一口。爽やかな果実の味わい、これなら酔いもしまいと踏み)散々迷惑かけてやるのも良かったかもな。──これでいて色々、一緒に楽しみたいと思ってるんだ。あの時もそうだった。(両手に収まる橙色を懐かしむように眺め、次いで床置きの媒体に視線を変え)…なんか鳴ったな。 あの時なァ。いきなりジッと見つめてくるからキス待ちかと思ったよ。こーやってさ、…なんだあ?(至近から翠眼を見下ろす最中、指摘に端末を拾い上げ)…目撃者は一人ならず、か。(言いつつ先程の写真を返信。『かわいいだろ。…バラしたらわかるな?』了解のスタンプにつぎ、『おまえんち向かってる』更に続けざま、妹から。『すぐかえる!』──どうしたもんか。リミットはおそらく30分。ビールを呷り、白滝を摘んで)タイトル、"ふたり鍋"だしなあ。あっち戻ってオーロラ見に行くか、あとふたり加えて雪合戦するか、アンタどっちがいい?
27 :
ヨルク・ビス・アエタス
2020/12/20(日) 22:17
──色々あり。 アラヒトの同僚と妹が黒沼家に到着するまで、あと27分。 \宴もたけなわ/ふ た り 鍋 (鼻先の距離まで寄った切れ長に心音高く静止。が、すぐ逸らされたのに救われてひとり肩をなでさせる。器用に画面上を滑りはじめた指を脇から興味津々と見つめ、問いかけに応じて視線を引き上げ)はは、タイトルとはメタだな。──人が集まるなら賑やかにやらん手はない。よって雪合戦を希望する。そうと決まれば…(グラスを煽り、器の残りを詰め込んで。側にあったメモ紙とペンを引き寄せ、何か記して四つ折りにし)…チーム分けをしよう。どちらか好きな方を選んで開けてくれ。 【Choose either one】 a.ぴったり四つ折りにされた紙 黒沼 リリ(クロヌマ リリ) 10代〜20代を中心にファンを集めるファッション誌のモデル。23歳、171㎝。顔を筆頭に容姿が神がかっている。 「お兄ちゃんなんか久しぶりに見た気がするー。」
b.微妙に端のズレた四つ折り 高田 伸之(タカダ ノブユキ) 営業部の同僚で同期。28歳、183㎝。こちらも負けず劣らずのパリピ。合コン大好き人間。 「明日の18時駅前な、ひとり足んねーのよ。(耳打ち)」
書いてある人物がチームメンバーだ。【Rules】 ・2 VS 2 の対抗戦。 ・魔法の使用を許可し、全メンバーが扱えるものとする。 ・敗北条件はチーム全員の戦闘不能。 ……、高田か。(同僚のにやけ顔が浮かぶ。パリピにあるまじきゴミのような運動神経。間違いなく4人の中で最弱の男だが、防壁くらいにはなるだろう。空いたグラスの底とテーブルが景気のいい音を立てた)──やるからには手加減ナシだ。かわいい吠え面見せてくれよ? ──15分後。妹・黒沼リリ、タクシーで帰宅。 「ただいまー。外バリ寒〜。お鍋余ってたらリリも…え?雪合戦?…いいけど、お兄ちゃんリリとユウリちゃん(姉)に勝てたことないよね。」スパルタ王子に鍛えられたお兄ちゃんの実力、見せてやるよ。 ──36分後。年末太りでダイエット中の同僚・高田伸之。チャリにて到着。 「あっ、どもー!こいつの同僚、の…アレ?…男?黒沼おま…(ドン引き)」ヨルクの出身をしつこく聞いてくるので、ハ◯ラル王国の王子だと説明。 「あ〜!はいはいはい、ハイ◯ル王国ね。聞いたことあるわー。ヨーロッパっしょ。」 4人で雑炊を囲みつつルールを確認。【Batsu Game】 勝利チームからの恥ずかしい要求に応える。 ──斯くして火蓋は切って落とされた。 もちろん続く。
28 :
黒沼アラヒト
2020/12/21(月) 04:11
マンション裏の公園はこの時期閑散として、戦場とするにもってこいであるといえよう。踝ほどまで積もった雪へ足跡を残し、いざ銀世界の中心にて対峙した。 黒沼アラヒト&高田伸之VSヨルク・ビス・アエタス&黒沼リリ。 ──開始。 \鍋ログアウト/激闘! ふ た り 鍋 アラヒト:──この程度の足場、湿原を革靴で走り抜けた俺からしたら問題にもならねぇな。(開始の合図と同時に背を向け、滑り台の陰に入った。こういうのは逃げ撃ちに限る。指を立てると浮かび上がったいくつもの雪玉が味方もろとも敵チームを襲い)
ヨルク:…そう来たか。(高田の悲鳴をよそに冷静にリリを後ろに匿い、片手を頭上へ。刹那目の前に築かれた巨大雪山で攻撃をすべからく受け止める。そのまま脱兎、山を駆け上って頂、リリの投げて寄こした雪玉をキャッチ。跳躍しつつ、眼下に捉えたアラヒト目掛けて力いっぱい振り被り)──俺のターンだ。喰らえ、エ○ーナル○ォースブリ○ード!(ただの雪玉)
高田&リリ:「リリちゃん見て見て、オ/○/フ〜♪まんまっしょ!」「ん〜、ありよりのなし♡」
アラヒト:(雪山のむこうの出方を窺っていれば、俄然。頭上に躍り出たヨルクに一瞬瞠目したものの滑り台の下に隠れ)残像だ。…ってな。いっぺん言ってみたかったんだ。──からの炎◯黒龍破!(片手を相手へ向けると腕ほどの蛇のようなうねうねが雪から生まれて中途半端な勢いで相手へ向かい)
高田&リリ「ねー、雪合戦やめてア◯/雪ごっこしない?エ/◯/サの真似いちばん似てた人が優勝〜」「リリちゃん優勝確定なやつー!」
ヨルク:効かん!(なんて微妙な攻撃だ…思いつつも標的を雪蛇に変え中空で撃破する。飛び散る塊に紛れて隠れるアラヒトの前へ着地、足元から一握り固めて顔面を狙い)──さあアラヒト、素直に愛を受け取ってくれ。
高田&リリ:「つかさ、俺まだ2観てないんだよね〜。ちょーレアじゃない?」「やばみ〜」
アラヒト:(目眩しの役割に散った黒龍もとい雪蛇を尻目に逃げきる前、眼前に降り立ったヨルクに足を止め)重い愛は苦手──ぶフっ(背を向ける間もなく顔へ受けた雪玉が割れ、じわじわ広がる痛みと冷えに比例し眉根が寄り)……おい、顔はナシだろ。イケメンには許されない声が出ちまったじゃねぇか。(言葉途中両肩を押し雪の上に組み敷き。くらえ、言いながら掴んだ雪を襟口から服の中へ投入)
高田&リリ「お兄ちゃん負けそうになると昔からソレやるよね〜」「やべ、上司から電話」
ヨルク:おい何す──ひゃ!(体格に負け背中から派手に倒れた雪上、相手を睨んで怒号を飛ばす。間髪入れず押し込まれた雪の冷たさに叫びながら、反射的に長躯を蹴り除け)ショックで死んだらどうするんだ!お前も同じ苦しみを味わえ!(腰から溶けかけを逃し、馬乗りになって両の手に地面の白を掬う。流れる動作で黒髪の首、左右に押し当て)
高田&リリ:「もしも…へ?明日のゴルフおれ代打ッスか?部長腰やっちゃったって?いやおれ明日コンパ──」「(動画撮影からの“お兄ちゃん詰んだ”で一斉送信)」
アラヒト:──ア゛ッ、やめ…っひイイ!む、りむりむり、も、やっ…ア!っわかった、俺の負けでいい!(背から雪にめり込み、首元を冷やされ汚い高音を上げ。一頻り悶えて裏返った喘ぎをまき散らしたのち相手の腰を叩きながら降伏し──勝敗は決した)
高田&リリ「切れた…ウソだろおい……は、負け?それよりおまえゴルフ出来たっけ?」「(自撮りからのイン◯タ投稿完了)リリ寒いから先帰るねー。」
ヨルク:(満更でもない表情で醜態を見下ろし、白旗の声に応じて首から手を退かせる。上体を折り脱力した相手の頬に口付けを、そのまま耳元に顔を寄せ)カタログのセクシーランジェリーを穿いて温泉だ。──リリ、勝っ……居ない…。
【Batsu Game】アラヒト→あぶない下着を装備して温泉 高田→あぶない下着を装備してゴルフ (大団円)
32 :
ヨルク・ビス・アエタス
2020/12/26(土) 18:22
界隈で幅を利かす黒沼母の力により、年の瀬迫るこの時期ながら温泉宿(一泊二日)を取ることが叶う。 険しい山道をバスに揺られて数時間。辿り着いた温泉郷は風情ある旅館が立ち並び、あちらこちらで燻る湯気が秘湯の存在を思わせていた。 アラヒトくんのポロリに期待♡ 男ふたり の、湯けむり温泉旅。ヨルク:(築百年を越す木造の建物はフロントからして雰囲気に満ち。着物姿の仲居の先導で案内された畳部屋を四方眺めつつ、バスの会話の続きを洩らし)──仲がいいと言うより、女性陣の面倒見が良すぎるんだ。少し首を傾げると誰かしらすぐに飛んでくる。(ボストンバッグを下ろして中身を整理する傍ら、感慨深げに目を細め)……お前もこうして育ってきたんだろうなあ。
アラヒト:顔のいい奴には甘いんだよ、うちの血筋は。…そういや昨日、姉貴がアンタの服大量買いしてたぞ。帰ったら着せ替え人形だ。覚悟しとけよ。(出発前に渡された大荷物。中身を確認する気はまだ起きずに雪のちらつく窓外を眺めつつ返すものの胸中を締めるのはひとつ。…早いところ下半身を締め付ける落ち着かないアレを脱ぎ去りたい)──…夕食前に風呂入ろうぜ。今なら大浴場、貸し切りらしいぞ。
ヨルク:(そんな血筋があるものか…心中反論を述べ、姉・ユウリの部屋を埋め尽くす趣味のものを思い出して慄きのうちに口を噤む。続いた台詞は“早いとこ俺に下着を披露したくてウズウズしているのだな“非常に前向きに解釈し)ああ、そうしよう。(──ややあって脱衣所。海外旅行者向けに丁寧にされた説明に則り、パーカーを脱いで籠へとたたみ。ガラス越しの風呂よりも目は相手の下肢に向いて)……、…。
アラヒト:ガン見すんな。エッチ。(他客の目がないのが救いか。諦めとともにシャツを脱ぎ、ジーンズを落とす。妹のセンスと悪意によって選ばれたのは、フロントにジッパーが走り、黒光りするレザーのジョックストラップ。だが正面からならストリングスに見えよう。気取られる前にしれっと脱いでしまうつもりでジッパーを下げ──大きく体を強張らせ。震え声で頭を垂れ)ッ…、……毛…挟んだ…。
ヨルク:!……、皮じゃなくてよかったな。貸してみろ。(全裸になったところへ痛ましい声。注視していたので当然、一部始終を目撃した。フォローにならないフォローで慰め、腰にタオルを巻きながら相手の真ん前にしゃがみ込み)…………すまん、これは無理だ。(無表情でガッチリ噛んだ様子を確認。南無三、目を閉じれば一気にチャックを引き下ろし。最中ふと触れた尻の感触におもむろに後ろを覗き込み)──す、…すごい。
アラヒト:お、おい待てやめろ落ち着、アッ…!(仰け反って悲鳴を響かせる。デリケートな箇所から毛が数本、葬り去られる痛みの前には、露出した尻を見られる羞恥などもはやどうでもいい。ジッパーから飛び出した逸物が見たこともないほど萎縮している。信じ難いと見開いた目で腰元の顔を見下ろし)お、まえ…!それでも男か…!?女みたいに股間隠しやがって!
ヨルク:珍しく可愛らしいサイ、…(眼前への感想に罵倒が重なり一時固まる。立ち上がって鼻先で睨み、右手は豪快に指摘を取り去り)──っ、たかだか毛の二、三本で騒ぐほうが女々しいぞ!それにほら見ろ、今日は俺の勝ちだ!(タオルを肩に掛け、仁王立ちでアピールし。勝利、いや互角か…鍛え上げられた形の良い尻のインパクトは頭からすっぽ抜けた)
アラヒト:あ?んなわけあるかよ。冗談のセンスがねぇぞ王子様。──…女々しいと思うなら同じ痛みをくらえ!(伸ばした手で金色の下生えを数本、指の腹に挟んで捕らえ、遠慮のない力で引き。ぶち、と根本から抜ける手応えに口角を上げ。溜飲の降りた得意そうな顔、細く柔らかな毛を眼前にかざし鼻を鳴らして)陰毛にもシャンプーしてんのかあ?ずいぶん繊細な毛だな。
ヨルク:うぐ…ッッ!──…おのれアラヒト、五本も抜いたな…っ!(激痛に堪らず前屈みで箇所を押さえ、得意顔へ忌々しげな涙目を向け。モノを握ってやろうかと思ったが深呼吸で切り替え、代わり露出した臀部を思い切り平手で打ち。バチン、軽快な音がこだまする中、早々風呂へと足を向けて)お前は毛も神経も図太すぎる!
次回、ついに
あの男 のお色気編へ…♡
33 :
黒沼アラヒト
2020/12/30(水) 07:37
茂み(の一部)は犠牲になったのだ。見事、全世界の期待に応えた黒沼アラヒト。そして、二項目にしてようやくの入湯。この一年、仕事と鍛錬に酷使した身体を癒しつつ、男は策を巡らせる。 ──アンタの番だぜ、王子様。全時空がエルフ王子のいやらしい展開を熱望しているのだ。最高のチャプターにしてみせるさ。 一方、高田は。「摩擦でかぶれた(涙目)」 部長:「──もしもし、高田くん?代打ありがとね〜。ん?おーばっく?何の話か分からんが、年末年始ゆっくり休みたまえよ〜」 べビーピンク? 薄紅色? 男ふたり の、湯けむり温泉旅。アラヒト:いっそ全部抜い──…ッ!(油断した隙、尻を打った痛痒さに背中が反る。恨みがましげに相手を睨みつつ下着を脱いでタオル片手、ひりつく尻を撫で後に続き。──洗い場に並んで汚れを落とし、いざ湯気の立ちのぼる露天風呂へ。冷えた足先から暖める湯に体を浸して脱力し)…アンタんちの風呂もでかいよな。前に脱衣所で出くわした時、一緒に入る?って冗談言ったらシカトして出てったろ。アレなに、照れてたの?
ヨルク:…ああ、そうだよ。お前と二人きりで裸になるのが恥ずかしかったんだ。(洗い終え、団子に纏めた頭の上にタオルを乗せて浸かる湯船。隣の頬へと片手を宛てがい、諧謔めいて含みを持たせ言い放つ。──それはさておき。気掛かりなのが頭上に浮かんだタイトルだ)……ところで分かっているか?これはお前の罰ゲーム回だぞ。
アラヒト:あれ以上なにやれってんだ?俺のはもう終わりだよ。……この髪型もセクシーでいいな。(お誂え向きに粘性のある乳白色の湯。この中でどこになにが行われようと全ては湯けむりの中。それっぽい声色で首を屈めて頸に口づけ、そろり伸ばした片手で肋を撫で。そのまま上へと滑らせ、尖りに触れればつまみ上げて擦り潰す気で)
ヨルク:アラヒト、駄目だこんな所で…──ぎゃっ!?(擽るような声と身体を這う指に上気した顔を更に一層赤らめたとき。予想だにせず走った痛みに身体を跳ね、脊髄反射で相手の顔に寄せた手のまま横っ面を張り倒した。もう知らん。声を荒げて風呂を去り、浴衣に着替えた宿泊室でも頑として視線を合わせず)……。
アラヒト:(打たれた勢いで湯に沈み、浮上した時には相手はおらず。頬に紅葉を咲かせ部屋へと戻る。幾度か構ってみるも無視を決め込まれ、思案の末背中から抱き込み)なーヨルクちゃん。悪かったって。こっち向いて?(こういう時は謝り倒すに限る。謝罪を重ねながらも浴衣の合わせから手を差し入れ、左胸の突起に軽く触れ)ごめんな。乳首痛かったよな。ちょっとばかし驚かすつもりで──…うわ、コレ腫れてね?エロ…じゃなくて、マジごめん。
ヨルク:(詫びを聞いてようやく腕のなか振り返る。合わせに入り込んだ手を退けさせ、身体を回して向かい合い。暫し意味深にじっと見つめてから、それとなく相手の広い胸元をはだけさせ、焦らす手付きで両胸に指の腹を滑らせて)…許すよ。済んだことだ。──そういえば、お前のには触れた試しがなかったな。(変わらず榛色を注視し、甘い色で囁きを落とし。傍ら、探り当てた両の尖りをいい声が出る強さで抓り上げ)
アラヒト:ヨル…──ひンっ♡(濃密化した空気に腰を抱きかけた刹那。肩を跳ねる。寸秒理解が遅れ、やがて戸惑いと戦慄に染まる双眸で相手を見下ろし。こいつ…──譲る気がない。この旅行を完膚なきまで俺の凌辱回にする気だ。…いいや、そんなことさせるか。下ろした両手で薄い浴衣越し尻を掴んでやわやわ揉み。必殺低音ハスキーボイス)ッ…、なあヨルクちゃん。まだ(飯まで)時間あるし…いいよな?
ヨルク:(これが正しい♡の使い方か。淫らな喘ぎに何か学びを得た気がした。──ああそうだ、罰ゲームの完遂こそが我が使命。しかし悔しいことに愛撫混じりのお誘いの効果は/バツグン/だ!すっかりその気で首に手を回し、口づけを求めて顔を寄せ)……もちろん。今日はどうやって楽しませてくれるんだ?
──余談。高田のスコアは172だったらしい。ネタ級のお荷物だ。誘われ回避の為に俺はゴルフができない設定だが、近年のゴルフ女子増加を見て解禁も辞さない姿勢ではある。(続く)
36 :
黒沼アラヒト
2021/01/03(日) 10:17
そうだ。俺は黒沼アラヒト。風向きを変えることなど容易い──。桃色王子のチョロさに救われ、どうにか罰ゲームの続行を阻止したものの…。 ワンチャンあるか!? 男ふたり の、湯けむり温泉旅。アラヒト:(よし、いいぞ──…翠眼に宿る色の変化に胸中したり顔、唇を落とし軽い音を立て)…んじゃ、乳首だけでイッてみる…?(体をなぞり撫で上げた両手で浴衣越し胸を揉みしだき──暗転。…暫く。温浴で薄桃に上気した肌の触れ心地は極上だったが、…今なにが起こった?なんだ暗転って。俺は明るみの下で羞恥プレイを受けたんだが…いまいち納得いかぬまま着衣を整えたころ運ばれてきた夕食の膳を挟み相対。あ、この甘海老ディープシェルピンクだわ。なんとなく浴衣の下の胸元を眺めつつ海老の身をすすり)
ヨルク:(抜かったな、ここでは一定の厭らしラインを超えると勝手に規制がかかるのだ。――しかし恐ろしや乳首イキ。イけるかイけないかの狭間で悶え苦しんだ1時間、まさに地獄を味わった。否、天国もか)――…っ。(乱れを正した浴衣にすっかり腫れた両側が擦れ、目元を歪め。気を取り直して箸を手に、ふと視線を対面へ向け)……。(海老…こいつ、まだやる気か。ならばと時期を関せず都合よく膳に並んだ焼き松茸を摘み取り、見せつけるように下から上に舐め上げて)
アラヒト:…!(こ、これは!誘われて…いる…?ワンチャンアリと見た。だが今は食事中、軽率な行動は大人の男としてあまりにも余裕に欠ける。ならばこの食事を愉しむとしよう。味噌まで残さず甘海老を吸い唇を舐め)…本当、キノコが好きだなヨルクちゃんは。(ゴム着けようとしたら)生で食いたがるし。お腹壊すぜ?(手酌した日本酒を嘗めつつ表面上当たり障りない発言)
ヨルク:……。(ん?この反応は…引き下がったのか?しかし破廉恥な食い方だな、否が応にも先ほどの辱めが思い出される。挑発に乗ってつい遊びに使ってしまった松茸を戻し、代わり茸の湯葉包みを口にしたことにさしたる意味はない)ああ、キノコも生も好きだぞ。(下戸に近いが生ビールは辛うじて。泡立つ金を喉に流し、相手にも注いでチャンポンを狙い)──お前も好きだろう?ナマ。
アラヒト:(意図は察せど、日本酒とビール程度じゃチェイサーも同じ。しかし、キノコもナマも好き♡とは…なんて淫らなやつだ。股座に興奮を抱えつつ下ネタ8割で酒と食事を進め──小一時間後。ちょっと酔った。馬鹿な。いや、そういえば途中から酒の味が変だった。おおかたトイレに立った隙になんか盛りやがったな。あんまり酔って息子が眠りに就いては困る。…少し早いが仕方ない、今度は規制ギリギリのラインを見極めてみせるさ)そういや、ここの旅館さ。部屋風呂付きなんだってよ。ハーブ湯らしいぞ。折角だし入んねぇ?葉っぱ好きだろ。
ヨルク:(硬い…っ!こいつまさかVITカンストか!?並んだ空瓶と徳利の数に青ざめつつ、離席中に相手のグラスへ度々仕込んだ効果倍増ポーションをそっと荷物に引っ込める。だが負けてなるものか。俺の清廉潔白なイメージが崩される前に、どうにかしてその股間のプチ・アラヒトを始末してやる)ハーブ湯か、それは良い。(行くぞ、言うが早いか手を引いて立ち上がり――客室露天、向かい合って湯に浸かる。さあ、血行促進により存分に回れアルコール)…ふぅ、爽やかな香りに疲れも吹き飛ぶな。ところで女性陣への土産は何にしよう?
アラヒト:(積極的だな…まさか食事中焦れて?足を伸ばしても余裕のある丸型の湯の中、さりげなく差し向かう体を眺め)ゴーフルとかでいいんじゃね?それより…ここ、まだぷっくりしてんな。(やおら距離を詰める。湯の下、伸ばした両手の指を胸に沈めつつ親指の腹で尖りを押し上げ…これは平気らしい。舐めたい…と思った途端眼前まで迫った闇に慌てて思考を振り払い。全くもって基準が不明だが、これ以上はアウトか。乳首で遊ぶ傍らラインを見極めた)
ヨ:前置きの酷さな。 ア:……?🤔 ヨ:😳 ア:やめろかわいいだろ ヨ:お前の真似をしただけなので結論かわいいのはお前だ。 ヨ:あと、勝手に脳内で♡を補うな。 ア:それよりなんだプチ・アラヒトって。俺の代赭がプチサイズみたいな表現はよせ。 ──初夢は甘海老だった。(続く)
37 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/01/06(水) 11:27
この旅行は俺、ヨルク・ビス・アエタスに依るひと足遅れのクリスマスプレゼント。何としても淫獣プチ・アラヒト(最大18cm)を駆逐して、穏やかに家へと帰るのだ。──乳首がもぎ取れる前に。 (※俺にはジュニアを測定された記憶などない。にも関わらず、ヨルクは俺の勃◯時全長を把握している。──つまりだ。奴は俺が眠ってる間に俺のパンツを引き下ろし、勃◯させてサイズを測っ鳩尾) 〆にもう一発!? 男ふたり の、湯けむり温泉旅。ヨルク:(こいつスマホの時といい興味のないことに関してはとことん杜撰だな。それになんだか急に近づいて…──…あッ、ちょ、待っ…!ディープシェルピンクをそんな風に扱われたら…っ)──ひぁ♡…も、触っちゃ、ッだめ…ぇ♡(勝手を覚えたらしい相手、数分後にはたまの暗転もすっかりと止んで。月明かりのもと湯気の中、手業による凌辱の限りを尽くされた乳首はますます卑猥に腫れあがった。肩で荒く息をしながら、風呂の縁にぐったり凭れ)
アラヒト:(難しいな…。気を抜けば暗転が迫ってきやがる。聞いたこともない♡喘ぎにも反応を示さぬほどの集中力でDSP(ディープシェルピンク)を弄くり回す。隙あらば隠語を連ねたがる思考を無にしつつ判定基準を測り、やがて。ほうほう、そういうことか。したり顔。DSPを開放し、達成感溢れる無駄に爽やかな息を吐き)なるほどなあ。暗転判定、完全に理解したぜ。んじゃ、すっきりしたとこで、っと…──(言葉途中、暗転。暫し。…点灯。シャワーを済ませて居室へ戻り、再び黙り込んだ相手の膝に断りもなくごろんと頭を乗せ横になり)──そろそろ機嫌直してくれって。ほら、いいもんあったぞ。絆創膏。
ヨルク:(喘ぐ俺のTKBを険しい顔で捏ね倒すアラヒト――冷静になった今、思い返せばなんとシュールな光景だろう。計画では入浴で血の巡りが良くなった膝の上のこいつが酔いでダウンするはずだったのに…おかしいな。その後のTNK18はいつもながら最高だった。だがすっきりしない。こんなにすっきりしない触れ合いは初めてだ)……、(声に反応して下を見れば、絆創膏2枚が視界に飛び込む。無言で受け取り開封し)…ああ。いつまでもむくれているのは時間の無駄だ。(速やかに切れ長な両目に貼ってやった。陰毛に次ぎ睫毛も失え)
アラヒト:……えっ…?な、なんだあ?目隠しプレイにしては斬新…えっ?取れねぇ…ちょ、睫毛はほんと、ムリだって、(早業すぎて反応が遅れた。物理的暗転に慌てたのはしかし寸間。どうやら今更ながら酔いが回ってきたらしい。温まった体に膝枕、とどめに視界を閉ざされば自ずと眠気が押し寄せ……まあいいか。明日なんとかしよう。いたずらっ子なヨルクちゃんもかわいーよ、呟いて腹にぐりぐり顔を押しつけ、数秒経たずに寝息を立て始め)
ヨルク:(“可愛い”――初めは抵抗しかなかったそれだが、今なら幾分受け入れられる。俺も脳内まっピンクでたまにかっこいいお前が可愛いよ。無事潰れてくれた黒髪へ愛おしそうに指を通し、植物の種子から抽出した異世界産のオイルを使ってそっと双眸の絆創膏を除き。朝になったらゴーフルと温泉饅頭でも買って帰路を踏もう。用意された布団へ相手を転がし、自身も横に転がって…少しの後、身じろいで長躯の胸におさまり直し)――…おやすみ、アラヒト。
――めでたしめでたし。(了)
帰宅後── リリ:リリ、ゴーフルは白桃味派だって言ったじゃんー。 ユウリ:あら…。荷物に入れておいてあげたモノは使わなかったのね。 母:ママもね〜、むかしパパとあそこに泊まったのよぉ。あの人ったら旅先ですら女性に馴れ馴れしくて困ったわ〜。 …もちろんアラヒトはお行儀よくしてたわよね? アラヒト:トウゼンダヨカアサン 《控室》 ヨ:意外と起きないものだな。ところで18㎝でよかったか。 メジャーを伸ばした瞬間寝返りを打たれたので目測だ。 ア:逆に聞くが、アンタ自分のチン長把握してんの?…ああでも、このへん(相手の臍下をつつき)までだから、そんなもんかな。 ヨ:(そんなもん……ああそうさ、俺の息子は四捨五入して平均サイズのそんなもんさ。いいなお前はたいそうご立派な黒/い/巨/塔を所持していて…――という目)
38 :
黒沼アラヒト
2021/01/07(木) 05:49
ヨルクちゃんに食わせたいお菓子リスト ポッキーさくらんぼ味 ピンクチョコレート(板) チュッパチャップスいちごミルク#ここまでは何ら問題ない。 雪見だいふく#雪見だいふくが隠語に見える日がくるとは思わなかった。 白い丘がふたつ…そう言われるとアンタの尻に似てる。#俺は普通に女性の双丘を想像した。 棒ゼリー#…棒と言いたいだけだろう。 ジョンソンヴィルホット&スパイシー#↑からのこの流れ。 着せたいリスト 俺のパジャマ 俺のワイシャツ 俺の(検閲により削除) (検閲により削除) ホットパンツ#100歳の爺が穿いていいものではない。 シスター#着れないことはないが、キャソックのほうが。 女戦士みたいな服#ドラ〇エのあんな感じか? ハートニップレス#俺の乳首を隠すことに何の意味がある。 とにかくエロい水着#どんなだ。お前の尻丸出しパンツ以上のものはないぞ。 #たかだかメモにまで規制がかかるとは…アラヒトの煩悩は恐ろしい。 俺も驚いてる。ノーパンストッキング(小声)ってアウト判定だったのか…?#当たり前だ!10デニール黒?(よく分からんな)リリ、持っているか?――……これは…ダメなヤツだ。 髪型 ポニーテール お団子ハーフアップ 編み込みカチューシャ セイバー(F○te)ヘア#逆にクー・フーリン(ランサー)の衣装を着てくれ。 おいおい、股間を強調させてどうするつもりだ?#鑑賞する。 #それにしても凄いものを落としていったな…。 新年の抱負みてぇなもんだよ。…んで、どれやってくれる?#そんな抱負は一生寝かせておくべきだ。(しかしピンチはチャンス、とも)……俺も用意するから待っていろ。等〇交換だ。
40 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/01/07(木) 12:44
──俺の可愛いアラヒトくんはどれを叶えてくれるかな?▼食わせたいもの サンマ スイカ#エッ?なんで? >スマートに食うのか男らしく食うのか。個人的な性癖だ。 #一緒に食う相手による。家なら適当に食うぞ。 大盛りの丼物#カツカレー丼なら永遠に食える。 >アラヒトと向かい合って食事をしていると食うのを忘れて見入ってしまう。 #アンタの食いかたも好きだぜ。王子様だけあって綺麗に食うよな、やっぱり。 チュッパチャップス(フレーバー問わず)#プリン味でいい? >何でもいいが、なぜその味だ? #え?だってプリンうまいじゃん。 食べ切れたら○○円の巨大パフェ#俺のことフードファイターかなんかだと思ってんだろ。 >違うのか。 俺(と真顔で言ったらどんな反応をするだろう)#……昨夜のじゃ足りねぇの?ヨルクちゃんのエッチ♡(暗転) >アッ-♡(点灯)(放心) #(一服) ▼着せたいもの ホストスーツ#あー、昔はよく着たもんだ。 >!?お前ホストだったのか!? #大学の時な、バイトだよバイト。わりと勉強になった。 俺が今着ている服一式#んー…わり!ちっちゃくて入んねぇわ。 >ふざけるな入るだろう!ほら、いいから着ろ! #えー、パンツとか明らかに無理…うわっ、ビリっていったぞ!今! ピンクナース ベビードール#このへんは想定範囲内。 >ほう…快諾とは。 女物のマイクロビキニ#暗転案件だろ。 >はみ出ると言うのか。 ジョックストラップ(予約済)#……。 >来年、な。 白ソックス単体 ボンデージ衣装に拘束と猿轡で長台詞#おい、姉貴になに吹き込まれた? >新しい世界が見られる、と。王権を担う者として見地を広げるのは当然のこと。 #国の行末が不安でならねぇ…。 葉っぱ一枚#却下(理由:ワイルドすぎる) >暗転には引っ掛からない。 ▼髪型 オールバックスタイル#ま、似合って当然だな。 >ああ。涼やかな顔立ちが目立って綺麗だ。 江雪左文字なみの長髪#なげぇ…。 >うむ、長いのも似合う。 スキンヘッド#や め ろ >頭のかたちの良い人間の坊主は美しいぞ。試してみないか? #俺は髪の毛あったほうが美しいと思うから…。 #意外とまともだったな…。(※一部除く) #服の3つめ以下とハゲ以外ならなんだっていいぞ。 >俺の希望を叶え過ぎだろう…。 >だが、そうだな。折角なので、ベビードールを着て厭らしくチュッパチャップスを舐めてもらおうか。 >俺はどれをやればいい?嫌な響きの『とにかくエロい何とか』以外なら。 #なあ、服の3つめ以下以外って言ったの聞いてた? #…──んん、まあ、ヨルクちゃんの頼みなら仕方ねぇな。わかったよ。 #にしたって、えらく寛容だな。じゃあお団子ハーフアップで俺のワイシャツ羽織ってハートニップレスとノーパンストッキング、ホットパンツのフロント開けてチュッパチャップスしゃぶってくれ。(ワンブレス) >ナースとベビードールは纏めて3つめ即ち可だと受け取った。(しかも何だかんだで着てくれると…棚ボタだ。) >(戦闘中より本気 マジ な目だ)……大事故が起きるが、いいんだな?そして恐らく俺の股間にはモザイクがかかる。
41 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/01/12(火) 17:17
R20/暗転不可避 アラヒトくんがベビードール姿でいやらしくチュッパチャップスを舐めしゃぶり俺を誘惑するページ #身も蓋もねぇ仮題だなおい…。ちなみにヨルクちゃんがお団子ハーフアップで俺のワイシャツ羽織ってハートニップレスとノーパンストッキング、ホットパンツのフロント開けてチュッパチャップスしゃぶりながら女の子座りで俺の息子をナデナデするページ でもあるわけだが (相変わらずオタク特有のワンブレス早口は聞き取りづらい。それに数点追加されたような…確認しよう)お団子ハーフアップに彼シャツでニップレス&ストッキング&ホットパンツな俺が、ベビードール×チュッパチャップスなお前の代赭をペロペロするのか???(何はともあれ着替え始め)#(えっペロペロしてくれんの?俄然やる気で頷き数分後。仁王立ちで飴を舐める変態の足元に跪く金髪を見下ろす。混ぜるな危険──言葉が過ぎる。同時にやるべきじゃなかった。なんだこのカオス。とはいいつつも眼下は絶景、俺の股間のチュッパチャップスコーラ味は準備万端だ)ハァ…ハァ…!な、なあ、ヨルクちゃん。もーー少し脚開いて、こう、前屈みに、胸を強調する感じで見上げてくんね? (どエラい、どエロい光景だ。生まれて初めて飴になりたいと思った。加え、眼前で深紅のベビードールを押し上げる逞しいコーラの淫靡さよ…完全に空気に当てられた。変態カメラマンさながらの指示に従って開脚し、♡を貼った平らな胸を迫り出させ。相手の太腿に両手を置き――そこでふと冷静になって)……なあ。チュッパチャップスと言うことは、形状からして舐めるべきは玉だよな。(照明、明滅開始)#(薄いストッキングの下で形をあらわにするDSP(下)と、胸を飾るピンクハートを強調するポーズに呼吸が荒ぐ。おちつけ俺、全集中──棒の呼吸。フゥウ…。棒柱に俺はなる)んー、玉もいいけど先っぽのほうがきもち──(…!まずい。照明がめっちゃ薄暗いバーみたいな感じになっている。早々に暗転されてたまるか)…その前に、「アラヒトくんの×××××大好き♡」とか言ってみてくれ。(これならセーフだろ) (やめろアラヒト混ぜ過ぎだ!この流れで俺が金魂なんぞ口にした日には暗転どころかセットが消し飛ぶ…──それはさておき、ここへ来ての伏せ字とは。さすが岩の呼吸から派生した棒の呼吸の使い手だ。×××××が何を指すのかさっぱりだが、腹を括るほか道はあるまい)…分かった。──アラヒトくんの×××××好き、大好き♡たくさん雫波紋突きして打ち潮させて…♡(コーラに唇を擦り寄せながら上目遣いに切れ長を見つめ)#(アッ♡ちょっ、バカ…!最高だがそんなことしたら……棒の呼吸壱ノ型・伏字の意味が──ッほらみろ照明が落ち始めた…!くっ、まだだ、こうなったらスピード勝負。暗転より先に吹き…(違った)打ち潮させて見せる、と息巻いた直後。やにわに一瞬の暗闇と激しい快感。点灯した時には、俺が打ち潮からの凪に至っていた。…上目遣いに負けた。練乳の付着する白貌を眼下、片手で目元を覆い)……。…顔がよすぎるんだよなァ…。 ──相変わらず下卑た内容だな。…続く。
43 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/01/18(月) 09:52
結論:伏せ字と暈しで結構イケる。 ふふ、早かったな。(黒沼一族は整った面に弱い性質があり、目の前の男も例外でない。ジョンソンヴィルホット&スパイシーから降り注ぐ干天の慈雨は、やけにスローで再生された。練乳?…違う、この濃さは言わばとろろ芋。残念ながら俺は“いちごみるく”ではなく“ぶっかけとろろ蕎麦”になったのだ。おもむろに口の際に飛んだ芋を舐め取り──瞠目。…これはウソをついてる味だ)……アラヒトお前、ちゃんと酒と煙草を減らしているか?#(クッ、鋭いやつめ…。膝を折って屈み、ふんわり巻かれた金糸を耳にかけジッと3秒)…酒も煙草もしょせん嗜好品、麻薬には敵わねぇよ。(などとキメてみたものの。首から下は変態だったと思い出し──指を鳴らすと格好が変わる。ホワイトスーツにダークレッドのシャツ、ル◯タンの革靴、ロ◯ックス…候補中唯一まともな衣装でパンと手を打てば錬成されたソファ席へと導き。俺のペースに持ち込んでやる)──さて尺が余ったことだし、ここからはフリースペースだ。今夜は指名ありがとな…♡ひとまずピンドン入りまーす! (スキル・揺らぎなき王族の心を発動し、首から上の相手に酔――…!?な、なんだこの浮薄を極めた空間は…!刹那そこここで上がり始めたリズミカルなコールに狼狽える。なるほど…これが噂のホスクラか。今夜どころかお前を永久指名だが、いいだろう。そちらのテリトリーで戦ってやる。合わせたグラスを一口含み)――…アラヒト、アフター希望だ。口で受け取れ。(心理の扉に取り込まれた通行料…もとい開け放たれた股間に挟まるチップを示し、ニップレスもついでに剥がせと付け足して)#…オーケー、俺の女神 エース ♡(ニップレス越し柔く食み、歯に捕らえた端から♡を剥がしてしまえば、室内に響くアラヒトコールの中で股座へ顔を寄せ。腿を撫でつつ、舌先をちらつかせ──思わせぶりに唇を舐めた後、チップをくわえて抜き取り。片手を上げコールを静める。諭吉にキスを、懐に差し込むと、肩に回した手の先で耳を擽り)慣れてるんだな。もしかして他にも担当がいたのか?…妬けるね。 (上DSPに伝わる甘い刺激とこちらを見上げるギラついたヘーゼルに、既に1R終えた心地だ。かと言って容易く譲る俺ではない。2R目終了レベルの耳への愛撫に気力で耐え、間近にあるシャープな輪郭を焦らす速度で指先で辿り)俺とて王族の端くれよ。饗応ならばするもされるも心得が。──ところで、ここは夢を見せてくれる場所だろう?(ストッキングの押さえに救われ毛を挟まずにジッパーを上げ)…一時でもお前が手に入るなら金に糸目はつけないよ。 突如目の前に広がった異空間。 右も左もシャンパンタワー、あちこちで飛び交う謎のコール。 粛々とした王城とまるで異なるその雰囲気に ……俺はすっかり魅入られてしまった。 「アラヒト、オリシャンもう一丁だ!ははは! 酒池肉林がこれほどまでに身に馴染むとは!!!!!(酔)」 完全に酔い潰れた連れを抱いて帰宅。 ベッドに眠る彼の髪を梳く左手には、いつだったか渡された平打の金輪。 「こんなの寄越しといてよく言うぜ。一時どころか、死ぬまでずっとアンタのものだろ? 俺にとっちゃ、お前の存在が夢みたいだよ。女神…いや。──…俺だけの、向日葵ちゃん。」 >>45 #(それにしても酔った時のこいつ、族長にそっくりだったな…。へパ◯ーゼ買っといてやるか) よく見つけたな…指輪。そのうち顔まで親父に似て、背丈もお前を越すかも知れんぞ。事前のウ○ンの力が最強、とは母君の談。(ヘパ飲みつつ読心)(終幕)
44 :
黒沼アラヒト
2021/01/19(火) 07:54
俺達が旅立たなかった場合の話 を想像してみた …へえ、その賢者ってやつに会えば帰れるかもしんねぇのか。で、そいつどこにいんの。…は?わかんねぇって?探せ?おいおい、冗談きついぜ。縮尺的にユーラシア大陸の5倍は堅いぞ、この大陸。無理無理、探し出す前に俺の寿命が尽きちまうわ。悪いが、住むとこ見つかるまで置いて…え?ここに住んでいい?マジで?じゃあそうさせてもらうよ。世話んなるぜ! ってな感じでアンタんちに居座るだろ。 そうなると一緒に酒飲むこともなくて、よしんばひとりで酔った俺がアンタのシャワー中に乱入でもしようもんなら、ヨルク様親衛隊みたいな連中に抹殺される。 当然セッ◯スもしてないだろうし、アンタの泣き顔も、不服そうな顔も、子供時代の姿も。たまにぶっ飛んでるけど、素直で献身的で、俺のことをよく見てくれてるってことも知らなかったはずだ。 旅に出てなかったら、たぶん今も、顔がいいだけのすかしたお坊ちゃんだったろうな。 ──そんでだ。そこからセッ◯スに至る可能性を夜通し考えてた。いや、午前3時に目が覚めちまって。どうもコーヒー飲みすぎたっぽい#(狂ってる…。だがそんな妄想力の逞しさと動物的な欲望への忠実さが俺を虜にしてやまないのだ。) ✦ case.1 煩悩が頂点に到達 連日、調子よく里の女性を口説いて廻る俺。見かねた議会からついに婦女への接触禁止令が申し渡され、俺のフラストレーションは溜まりに溜まっていく。#火事場の馬鹿力で押さえ込まれた挙句、獰猛なアナコンダに散々突き回された俺は一晩で無事に陥落した。無理矢理からのメス堕ちパターン。 >その後も屋敷の人間から隠れるようにして肉欲を交わし続け、名前のない関係のまま現在に至る。正規ルートに一番近いな。 ✦ case.2 実はバイだった こいつ鼻につくけど顔はいいんだよな…つーか、よく見たら好みだ。うっかり女の子と懇意になったらマズいが、こいつなら別にいいだろ。男だし、淡白そうだし。#俺の背後ばかり取りにくるアラヒト。尻を狙われているとすぐに分かった。戦場で血の匂いに当てられるまま肉欲に溺れる日々を送っていた俺は、何の躊躇いもなく黒髪から覗く耳に「俺のア○ルをファ○クしたいんだろう?」と囁き(以下略) >「はっ、使い込んでるわりに綺麗な色してんだな…!」処女と確信していた相手がまさかの手練れ。ラッキーなはずなのに、正体不明の苛立ちに駆られるまま手荒くDSP(後)を貪る俺はまだ気づいていなかった…──この感情の正体に。 ✦ case.3 変な薬飲んだ 近衛兵のハンサム野郎に恋するメイドさん。彼女が仕入れた惚れ薬を手違いから服用し、ぶっ倒れて目覚めた俺は、最初に見たヨルクちゃんの姿に耳の奥で雷鳴を聞いた。「今日は一段と綺麗だな。いや、アンタはいつも輝いてたのに、今まで気づかなかっただけだ。こんなに近くに咲いてたのか、俺の運命の向日葵ちゃん…♡」#純真に愛を語る榛の眼差しに抗えるはずもなく、俺の心は一瞬で鷲掴みにされてしまった。「夜空色の髪の君、初めて見たその日から俺はお前に囚われていた。――…起きられるようになったら部屋へ来て。待ってる…♡」 #或いは。すんでのところで横切った黒猫に蹴躓く俺。後ろに控えていた親父と目が合うアラヒト。そして再婚へ…。おめでとう。(鳴り響く鐘&舞い散るフラワーシャワー) >Yorck route → Gole in!! >Another route → 幸せなはずの結婚生活。だが、俺は違和感を覚えていた。それは初めほんの小さなものだったが、日ましに膨れ上がり──やがて気づく。違う、俺の運命は他にいたはず…!ごめんなエレシアス。捻じ曲げられた歴史を修正すべく、俺は賢者を探しに旅へ──☆ よし寝る#何がよしなものか
45 :
黒沼アラヒト
2021/01/20(水) 21:59
CLUB 𝕮𝖆𝖗𝖕𝖊 𝖉𝖎𝖊𝖒 へようこそ! 〜上質な男達と、甘く刺激的な一時の夢を〜✧・゚: *✧・゚:* 所属ホスト&お客様紹介 *:・゚✧*:・゚✧ ✦ アラヒト (28) ✦ 歌◯伎町No.1ホスト(自称)。入店一夜にして売り上げ1位に躍り出た猛者。来期のパネル俺か〜。スーツどうすっかな。えっ、買ってくれるの?いーっていーって、それより今夜…♡オンオフがあんまり変わらない。
「ゴメン。ちょっとあっちの席行ってきていい?──…すぐ戻るから、な?(低音耳打ち)」
✦ ヨルク (?) ✦ 年齢不詳のセレブ客。通称"プリンス"。北欧らへんにある、舌を噛みそうな名前の国の王族だという噂。連日オープンラストでアラヒトを指名し、高級シャンパンを入れまくる最強のVIP。尚、しばしばキャストと勘違いされ場内指名が飛び交う。
「離席?(嘲笑)…──3秒で戻れ。」
✦ ユキヤ (27) ✦ No. 2。ある日突然、超太客を連れて現れたアラヒトに焦燥を抱く間もなく蹴散らされた為、ここのところ機嫌が悪い。丁寧な俺様営業で人気を博す。
「遊びじゃねぇんだわ。この世界。」
✦ 司(25) ✦ No.3。雑な色営の使い手。
「学費稼ぐのに忙しくて…僕たち付き合ってるのに、お店でしか逢えなくてごめんね?」
✦ 店長 (35) ✦ その昔、アルマンドお兄様と呼ばれた歌◯伎町の伝説。物腰柔らかに夢の対価を搾り取る。
「あくまでホストですから。」
✦ 伸之 (28) ✦ ヘルプ。
──バラエティに富んだ面々が織りなす愛憎劇。
「アラヒトくんってぇ、本名なんていうのぉ?」 「んー?本名だよ♪」金と思惑の渦巻く街、歌◯伎町。 「なあ、"プリンス"って知ってる?」ネオンに汚れた夜の中、きらめく金色の髪。 「なんすかそれ。」 「知らねえか。おまえ今日からだもんな。 …よく聞け、◯舞伎町にはエルフが現れる。」穢れなき翠眼の底に愛を宿し 「エルフって、あのエルフっすか?」まるで堕ちるように、地下への階 きざはし を降りる男の手によって。 「さあ、ご来店ですよ。…VIP席を用意してください。」今宵も欲望 ゆめ の扉が開かれる。「指名だ。──No. 1を。」 "アラ転"スピンオフ作品
「 CLUB 𝕮𝖆𝖗𝖕𝖊 𝖉𝖎𝖊𝖒へようこそ 」 2月下旬 映画館にて全国一斉ロードショー ──待ってたぜえ、俺の女神。決まった…。(加筆修正は好きにしてくれ)
#キマりすぎだろう。「んー?本名だよ♪」のせいでエイトパック確定キャンセル不可だ。(完璧だ) まさかこれも俺のかわいいヨルクちゃんが族長似のムキムキ大男に進化する前兆だってのか…?悪い、抱けないかも…しんねぇ…。
#2m越え漢の俺「何を迷うことがある」 #177cmのまま終わった俺「強くなりたい…けどアラヒトくんに嫌われちゃう…メソメソ」 #本体俺「(眉間に深い皺)」
47 :
黒沼アラヒト
2021/01/30(土) 18:00
たまには本編軸の話 でもしてみるか。- ep.01 『王子のキッチン』- ──これは物語の開始前。(…なんて書くと些かメタだが。)
そう、酒場で待ち合わせたあの街に入る前日譚だ。ヨルクちゃんが、あのダッセェ初期装備着てた頃のな。
こいつ、お坊ちゃんのくせになんだってはじまりの勇者みたいなコーデなの?腰に下げた紋章入りの剣と、背負った弓だけが存在感を放っていた。旅装にしたって他にもっとこう、それらしいのがあっただろうに。そんなdisを胸に街道を下る。
途中、襲ってきた盗賊パーティ。術士の女にちょっかいを出しながら戦ってたら、あの恐ろしい魔法──チャームを食らった。ちなみに2度目。
ヨルクちゃんやイルメラの術に比べりゃ可愛らしいもんだとはいえ、当時の俺には脅威だったね。
ま、すぐさま解呪したけどな。ヨルクちゃんが。
その日は夜営で、いつものようにあいつが飯を作ってくれた。鶏(だと思いたい肉)とキノコの入ったチーズリゾット。
実のところ、料理なら俺もそこそこ得意だ。が、あいつの飯が食いたいがため、専ら任せきりである。
ヨルクちゃんの飯は全般的にうまい。中でも俺が好きなメニュー、3位はこのリゾット。2位、兎肉のシチュー。1位をたまごサンドとするのに論議の余地はないだろう。
それからもうひとつ。二日酔いの朝に、どーーーしても味噌汁が食いたいって駄々こねたら作ってくれた、アサリの味噌汁ウィリディス風。
つっても味噌がなかったから、似たようなペースト状の調味料使ったスープだったけど。
あれは審査員特別賞で決まりだな。
あいつが料理してる姿を眺めるのが好きだ。
俺よりも少しばかり小さい手が、こなれた様子で食材を刻んで、おたまを回して、皿に盛って。できたぞ、って渡してくれる。
うまい、って伝えると、満足げに。ちょっと嬉しそうに弧を描く唇。
伏し目がちで食事をするあいつを見るのも存外、退屈しない。普段は品よく食べるくせ、機嫌損ねてる時は荒っぽくなったりさ。
残念ながら、最近は店で食うことが多い。
…そーだなあ。あいつの飯が食えるなら。また夜営するのも吝かじゃねぇ…かも?
#戦場における衣類はこと消耗品であるからして、いかに王族といえど質素倹約に努めるべきである。そもそも王は飾りではな(略) #料理できたのか…。いや、知ってるぞ?女性にキャーキャー言われる目的で会得したそれだということを。ハッ!まさか筋トレも… #鶏はおおかたアレで、海老はだいたいソレだ。 (聞き流し)…ふんふん、なるほどなあ。ま、とにかくさ。もうちょっと王子様っぽい服着なよ。アンタの衣装が汚れないように頑張って守るから、な?
御名答。料理ができる男はモテるし、鍛えてる男も然り、だろ?今度、いつもの礼にヨルクちゃんの好きなもん作ってやるよ。
アレかあ……。勘弁してくれ。目に見えたものを信じるにも限界ってやつがある。
あ、でも。アンタが蛙捕まえてる姿はかわいい。
#……、…ああ。早く俺より強くなれよ。 #(やや不服そうな顔をして)じゃあ、次の機会には日本っぽいものを振舞ってくれ。 #兎とガマとなにが違うってんだ。腹に入れば同じだろう。 #(戦場での士気向上および体作りが目的で習得した料理だが、やはり覚えておいて損はなかった。疲労に満ちたこいつの顔が、俺の飯を口にした瞬間、幸せそうに解けていく。それに途方もなく満たされるんだ。……こんど蛙捕らせよう)
48 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/01/31(日) 11:16
本編を思い出歩き するのもいいだろう。- ep.02 『異邦者が戦う術』- 武術しかり、魔術しかり。何かしら戦う術を持っていなければ、こちらの世界を練り歩いて賢者を探すなど不可能だ。
各地に魔物が蔓延っている。ドラ○エやファイナルなんとかと言えば、おおよそ雰囲気は伝わるだろうか。
さて当のアラヒトはといえば、予め剣を使うことを知っていた。聞けば爺様が剣術道場を営んでおり、学童の時分、それなりに仕込まれた賜らしい。試しに木剣を持たせてみると、なるほど。構えは様になっている。一足詰めて打ち込み。これも問題なく受けて見せた。
そんなこんなで、真剣を握らせるまでさして時間は要らなかった。
アラヒトの前に幾多の剣がからりと並ぶ。兵士が持つ数打ちから、身幅の広いカトラスまで。自分の身を守るものは自分で選ぶべきだと、親父と俺が武器庫から選びとった品々だ。
榛色の瞳が敷物の上の得物を撫で、ほどなく、少し癖を帯びた黒髪が所作のためにふわりと揺れる。指の長い骨ばった手に握られたのは、シンプルななりをした、しかし珍しい片刃の一振りだった。(故郷の刀に似て目を引いた、とは後日談。使いやすさも上々らしい)
スライムと対峙して、「本当にグミみたいだな」等とはしゃいでいたのを思い出す。今では無言で斬り捨てるのだ、あまりの差異に笑ってしまう。
女性型の敵相手にはすぐに鼻の下を伸ばす。危なっかしくて見ていられない。こちらも早く慣れて欲しい。
魔狼戦ではあいつの太刀に救われた。荒削りの銀が輝き、俺の腕を喰らおうとはかる獰猛な口を貫いた。
怪鳥のときは…冷静に立ち回る姿を眺め、成長と一抹の寂しさを感じたものだ。
強く、一人でもこの世界を生き抜く術を身につけて欲しいと願っている。残り50年たらずの命が、決して戦場で半端に散ることの無いように。
けれども裏腹、いつまでも庇護を出ないでくれと冀う俺もいる。
あいつは子供ではないし、することも居る場所も、勝手に選ぶと頭では分かっているのにな。
俺の想いは、想いでしかないということも。
滑るように鞘を抜けた片刃が、荒々しく肉を裂き、貫通して敵を討つ。長い手足が間髪いれずにまた踊り、銀色が閃くたび辺りに紅い花が咲く。生を求め必死に振られる剣筋に、冷めた俺のものとは異なるそれに、ひどく心を奪われる。
#ヒューマンスライム(女性型)に触ろうとして体内に取り込まれた時は焦った。…それはそうと、見てらんねぇのはこっちのほうだ。強いくせに危なっかしいっつーか、思いきった戦い方するからなあ、アンタ。簡単に腕くれてやろうとするわ、MP使い切って倒れちまうわ、赤毛の時だって諦めが早(略) #また稽古つけてくれよ。一本取ったらご褒美くれるって約束、忘れてねぇよな? そんなこともあったなあ。人が丸々取り込まれるのを見るのは初めてだったから、つい暫く観察してしまった。
(静聴)……いずれも被害を最小に留める立ち回りだった。(そっぽを向き)
(妙な間)もちろん覚えているぞ?次の夜営にやるか、適当な棒きれを見繕って。それからお前の手料理を味わう。我ながら素晴らしいプランだ。
#(ゼリー越しに見たあいつの泰然たる表情…自力でどうにかしてみろ的な意図じゃなかったのか…。) #(顎先掴み向き直らせて)……。ま、アンタが無事でよかった。(もうちっと俺を使え…ってのは傲慢か) #そうこなきゃなあ。あっと驚かせてやる。料理も期待してろよ。(──かかったな。そんな約束はそもそもしてない。さて、ご褒美になにを貰うか…今夜もEXP溜めに出かけねぇと)
49 :
黒沼アラヒト
2021/02/02(火) 19:53
アラ転〜side B〜第一話 : 転生者と淫乱王子 ヨルク:(所変わり、世界線もまた変わり。万年鮮やかな緑を呈す針葉樹が広く一帯に分布していることから“常緑”の名を冠するエルフの統治国家ウィリディス、その王城。戦と色をこよなく愛し欲しいままに獣欲を屠る金糸の王子は、配下が拾ってきた黒髪の男が寝台に眠り呼吸に胸を上下させる様を、舌舐めずりのなか熱い眼差しで見下ろしていた)──…美しい。さて、どうしてくれようか。(俺の領土に落ちたるものは有無を言わさず俺のもの。ジャ/イ○ニ/ズムを振り翳し、シーツ越し男の股関をひと撫でし)……申し分ない。
アラヒト:(目覚めた俺が最初に見たもの。眩い金髪に翠の瞳、透けんばかりの白い肌。──鋼の連勤術師と化した末、5時間残業を経て帰宅した俺は、よもやラーメンに入れるための卵を電子レンジにかけ。口腔内での水蒸気爆発にて意識を失った。…さすればこいつはお迎えの天使と考えるのが妥当である。クオリティの高いFFレイヤーかと思ったのはさておき、徐ろに体を起こし。じ、と寸間。それから天井を仰いで)──……。天国は今ごろ大騒ぎだろうな。…天使が1人、地上に逃げ出して俺のところに来ちまったみたいだからさ。(ウィンク&バキューン☆)
ヨルク:(榛色が瞬いた瞬間、ハートの矢尻が胸を穿ち──持っていかれた…確信する。反射的に抱き寄せて強引にシャープな顎をさらい、流れる所作で唇を奪うとほのかに卵の味がした)──いいや。お前が天を訪れたのだよ、(股間の)エクスカリバーに選ばれし勇者。(パン、と両手を合わせたのは何も錬成のためではない。音に反応して従者の捌けた貴賓室、ベッドの縁に腰掛けては一心に相手を見つめ)……俺が何を望んでいるか分かるな?
アラヒト:(言葉が通じるか否かの確認、そして、ちょっとしたユーモアのつもりだったのだ。なんてこった。ガチの人だ。人払いされた豪奢な室内、唇に残る感触を撫で。お迎えの天使がゲイだなんて聞いてな…いや待て。天使なんだ。ワンチャン無性、もしくは両性具有ってこともありうる。加え、万が一にも機嫌を損ねて地獄に案内されるのは避けたい。ひとまずノリは変えぬこととし、見返す双眸を甘く緩め)そんなにキレイな目で見詰められたら溶けちまうよ。(言いつつベッド端へ脚を下ろし、並んで座る格好に。さりげなく股間を覗き──ん、んん?いらっしゃらない…?微妙だ。探ってみるか。)……。なあ、天使さま。俺、(男は)ハジメテなんだ。どう(※ポジション)すればいい…?
ヨルク:(隣り合って間近に見れば端正な顔つきは殊更美麗に双眼に映え、衣服から覗く首筋や手も骨ばっていて精悍だ。──それにしてもやけに股ばかり見てくるな。…ハッ!ハジメテ(童貞)で勝手が分からないから俺のバスタードソードでリードしてくれと言うことか…!大歓迎だ、愛い奴め)……お前は何もしなくていいよ。目を閉じて…そう、いい子だ。(最大STRで無理くり相手を寝台に縫い、ベルトを緩めて暗転→点灯)──ハァ…ハァ…よ、善かったか?(期待に満ちた目)
アラヒト:(…いま何をされた?服は剥かれ、同じく全裸の相手に乗っかられてはいるものの。入れたにしては吐き出した跡がなく、貫かれたわりにはこれといってなんの感覚もなかった)ん、お…?…あ、うん。…善かったよ♡(天界のセッ久はもしや、物理的合体を伴わないのだろうか。結局、息子さんの存在がうやむやなままだが…とりあえずは事後っぽく後ろ髪を撫で。汗ばみさえしていない胸板へと、小ぶりな頭を引き寄せておく。そうして気づいた。薄桃に染まった耳の形。伸ばした指の腹で耳裏に触れ、尖りの先へ向かい擽るよう這わせ)…?最近の天使って、頭の輪っかも羽もついてねぇんだなあ。ここ尖ってるし、どっちかっていうと…エルフ…?
ヨルク:(善かった、の反応に誇らしげな笑みを浮かべ。導かれるまま胸元に顔を寄せ──事後の割に随分サラッとしているな…案外代謝の悪いタイプか、胸中描く。耳の先端へむけて動いた指に擽ったげに身を捩ったはいいが、かけられた言葉にそういえば天使の体だったと思い出し)……世界は広い、エルフっぽい天使もいよう。そんな事よりもう一度だ。夜明け迄はまだ長いぞ…♡(暗転。同時に今年の流行語大賞は早くも
“セッ久” に決定した。)
to be continued…
56 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/02/05(金) 16:29
アラヒト、宿題。 時間ができて気が向いたらやってくれ。キスバトン 1.キスするとき、どの瞬間が一番ドキドキしますか? ドキドキ?あんま感じたことねぇなァ。 …んー、たとえば。あいつと初めてキスしたのは、風呂場だったか。驚いてそれどころじゃなかったし、2度目もチャームの術中でずっと心臓荒ぶってたからな。最中は興奮で、ドキドキとは違うだろ──…あ、そうだ。キスし終わって。睫毛の下から、あの湖面みたいな緑が覗いた瞬間。ゾクっとする。まず、意図を孕んだ榛色が真っ直ぐこちらを見つめてくるだろう?次第に顔が寄って、細まる目元に薄く長い睫毛の影が落ちて。淡いムスクが鼻を擽り、切れ長が一心不乱に俺の唇だけを捉える。その瞬間だな。触れる間際。あいつが俺だけのものであると、錯覚しても許されるとき。 ドキドキは終始している。 2.どちらからその距離を縮めますか? そん時による。そういや、まだ普通に立ってる時にしてもらったことないんだよね。こんど背伸びしてキスしてほしい。俺だろう。向こうはあまり積極的でないからな。欲しそうにしていると、すぐに汲んでしてくれるが。 3.深いキスと軽いキスどちらが好きですか? 昼飯と晩飯どっちが好き?って聞いてるようなもんだろ、これ。甲乙つけがたい。 4.唇以外にキスされて好きなところはありますか?それはどこですか? 首かな。さらさらした髪が、首筋とか顎を撫でてくのが好きだ。……べつに、特定の誰かのことを言ってるってわけじゃないぜ? ただ、そうだな。ほとんど匂いしねぇけど、ふわっとシャンプーの香りとかしたりして。基本的にどこでも。あいつに触れられること自体が好きだ。首も、脚も。…ああ、胸のも良かった。 5.どんなシチュエーションでキスするのが好きですか? よくぞ聞いてくれた。俺、昔から憧れてるシチュエーションあってさー。 こう、死にかけてる時に経口で生命エネルギー供給!みてぇなやつ。まあ俺、魔力ないから無理なんだけど。 あと──…潜入だとかなんかの作戦前に、キスして二手に分かれる。いかすだろ。スパイっぽくて。 え、こういうのが聞きたいんじゃねぇって?……わざとっつったら怒る?シチュエーションと言われると難しい。 しっくりくるのは、やはりベッドの上だろうか。艷やかな黒髪を愛でながら、勘弁してくれと呆れられるまで際限なく口付けたい。 6.キスって何? 一種の言葉か。おはよう、おやすみ。久しぶり。ありがとう、ごめんな。かわいい、愛しい。 あと、好きだ、とかな。淑女の手へは敬愛を込めて。同胞へは生あることへの感謝であったり、慰めであったり。 あいつに対しては好意を示すもの。いまいち伝わっていないのは…遣り方が下手なんだろう。精進する。 ──って、なにやらせんだよ、エッチ。 バトンってことは当然、アンタもやるんだよなあ?──何がエッチだ。一先ず回答へは礼を述べておく。 ……死亡フラグだろう、二手に分かれるの。 ……。そーだったな。金輪際一人では行かせねぇ。 それよりキスの流れなんて事細かに書くなよ。そういうとこだぞ(エッチ)(…その話に繋げるか)……、…。 …!?そういう風に捉える方が厭らしいだろ! ん……?(読み返し)ちょっと待て。「同胞へ」のキスってどこに?まさかお前唇にしたり…(ハッ)いや、いやいや。…別にいいんだけどな?(満更でもない顔)主に額だよ。ハグや頬を合わせるほうが圧倒的に多い。俺を咎めるなら自分も女性へのあれこれを控えろよ? (頰を合わせる!?大人の男同士で頬擦りとかそれもうキスと一緒だろ…!?悶々としたまま文字数)
57 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/02/06(土) 14:53
王子とパリピのアフターファイブ 18時過ぎ。 俗世のあらゆるしがらみから解き放たれでもした気分だ。定時上がり、ただそれだけのことで、この後の時間が輝きだす。 とりあえず一杯引っ掛けよう。俺はスマホを取り出し、連絡先を…──開く前。視界の端に映り込んだ光景に目を剥いた。 会社前の広場。フードワゴンが店じまいを始めた横に、金糸が目を引く見慣れた男。 …が、うちの女子社員に集られている。あの野郎、また逆ナンされやがって。 俺は華麗に登場し、奴の肩を抱き寄せた。 「──ゴメン。こいつ、俺の彼氏なんだ。他あたって?」 必殺・悪戯っぽい低音。この技は一瞬、かのザ・ワー◯ドと同様の効果をもたらす。 「…なんてね。今日は二人で飯行くから、また今度な。いい店連れてってやるからさ♪」 スマートに奴の背を押して歩き始める。女の子達に愛想を振りまき、なんならウィンクなんか飛ばして、数歩離れる頃にはどうなるかって?もうすぐ分かる。 そう、背後で黄色い声が上がるのさ。…いささか腐臭を帯びていた気がしないでもないが。 空は暗く、冷たい風が吹き付ける。 オフホワイトのウールコートにマフラーをかけたヨルクの白い頰を、イルミネーションが照らしていた。オリーブ色がきらきらして綺麗だ。 赤く染まった鼻先。迎えに来てくれたのだ。咎める気などどこぞへ消えた。 「秘書課の子らじゃん。流石だなァ、色男。 ──…で、なに食いたい?」>まで考えた(前置き) #相変わらずの妄想力だな。…待っていろ。 「…何課でもいい。」 いつにも増してつっけんどんにあしらう声は、嫉妬心から来るものだ。この男は見目が良い。さもそれを自覚して、上手いこと使うので質が悪い。 毎日18時には会社前広場に立っている。アラヒトが頃合いよく出てきた日は万々歳。そうでないときは、定時で上がる事務の女性を捕まえる。奴の状況を聞き出して、近隣カフェで時を待つ。 献身的?いや、違う。これは俺の暗黒面 ダークサイド 。女好きのこいつの夜遊びを徹底して阻止してやろう、そんな薄汚い執念が繰り返させる行動 おむかえ だ。 それにしても、食いたいもの…か。考えたとき、不意、 “ボラボラボラボラ”……頭の中で声がした。 「ボラ…──ボラが食いたい。」 俺の一言で、ボラの酢締めがある頑固オヤジ経営の居酒屋に行き先が決まった。 徒歩数分、たどり着いた全10席の隠れた名店。酔客たちが談笑し、漂う雰囲気は室温に増して暖かい。 ブラックのカシミヤコートを脱いでカウンター席に座った連れに倣い、隣の席へと腰を下ろす。 品書きを眺める横顔はシャープな輪郭が美しい。 近くの女性の視線が向くのを持ち前の険で牽制した。 #俺たちはどこへ向かっているのだろう。 >このあと?洒落たバーからのホ◯ルに決まっ<規制により削除> >アフターファイブ、一緒に過ごしてみたかったんだ。俺のターン。 #パネルで部屋を選ぶあのホテ<規制により削除> #お前のこちらでの暮らしぶりを覗くのは楽しみのひとつ。 ボラかあ。いーんだけど、顔に似合わねぇもん選ぶよなあ…。 大将直筆、気迫溢れる右肩上がりの品書きへと目を通す。 ふと、女性の短く怯えた声。視線を辿り察すれば。 狭い席間、伸ばした片手で金髪を引き寄せ──こつん、側頭をぶつけささめく。 「アンタのほうが綺麗だよ。」 品書きをパスして離れた。 ──ややあって。ボラの酢締めとついでにカラスミ、和風ポテサラ、月見つくねの皿が並ぶ。 ひとまずビールだ。ジョッキを軽く打ち鳴らし、一息ついて。持ち上がる口角そのまま唇を開く。うちの女の子がさ、 「合コンしたいって。アンタと。」>部屋で致して姉貴に聞き耳立てられるのはうんざりだからな…。
58 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/02/07(日) 00:23
王子とパリピのアフターファイブ・2 してやられた顔面は酒気を帯びる前に朱に染まった。 ──偶に甘くて、とても狡いんだ、こいつ。 取り繕うようジョッキを煽り、料理を取り分け、適度につつく。 再び流し込もうとしたところへ世間話の色で話題を呈され。ビール片手、思わず不満に眉根が寄った。 「行ってお前の顔を立てればいいか?」 声も刺ばむ。 本気で俺を好いていたら、その場で反故にしてくるのではないか。 可愛げがないと気づくのはいつもやってしまってからだ。 きまり悪く顔を背け、つらつらと酒量を増やす。 「……。…お前が幹事か?誰が来る。高田か。」 #えっ!?聞かれてたのか!!?…もう黒沼家には帰れない。 #今日も後ろ向きで話せ。 本当にこいつはわかりやすくて可愛らしい。 ──行こうぜ、なんて言ってねぇのに。もちろんお断り済みだ。 機嫌損ねた顔もかわいいんだよなあ。これを肴にやる酒がまた美味い。 早々にジョッキを空けてオーダー。日本酒一合。 返事を焦らしつつ、並んだ猪口に注ぎ入れる。 「いいや、幹事は高田──…ぷっ、ははは!安心しろって。断ったよ。」 あいつ、恋人いるからごめんねってさ。 空きっ腹に飲んだせいだろうか。取り繕えず爆ぜてしまった。 テンションの上がり口がやけに早い。>えっ?今日って始まったばっかじゃねぇか…。今から23時間顔見るなっての? >ロール形式にシフトするか #そうだ。俺は後ろ姿も好きなので問題ないよ。 #たとえ100まで使おうがこのままの形式で完遂したい。新しく用意するの、お前大変じゃないかと。それが気になって。 #悪い、眠ってしまいそうだ。明日改めて置きに来る。──叶うならまた歌が聴きたい。なにか…歌って、アラヒト。お前の声、落ち着くんだ。 >りょーかい。この形式も新鮮でいい。…アンタって気遣い屋だよなあ。ここ弄る魔法のほうが大変だろうに。 >おー、じゃあ…──よーなかのさ、ん、じ、は〜♪もーねーるじかーんだ♪ >…おやすみ。 #(スヤァ) “恋人”のワードに淡い期待を持ってしまう。 相手にしてみれば、意識のない体のいい断り文句に過ぎないものを。 響く笑声に眉間の皺が深まった。 人の気も知らないで。これまで何度唱えたかしれない。 漸く酒を空にして、再び持った箸は進みが悪い。 むくれたまま居酒屋を発ち、続いて訪れた先は情感漂うシックなバー。 「……、…よく来るのか、ここ。」 とはいえ、折角こいつとゆっくり出来るのだ。 口唇を割り絞りだした。 #(上手いとも言えないが、アラヒトの歌は良い。) > (歌まで完璧にこなしちゃあ世界から嫉妬されかねない。これはいわば必要なバランス…。) 「ああ。いいワインをグラスで出してくれるんだ。 いつも大抵、ひとりで来る。」 これは事実。女の子を口説く時は、カクテルの豊富な別の店に行く。 ──夜風に遊ばれ、少し乱れた髪。額が覗けばキツめの美貌が際立つ一方、ほんのり赤みのさした頰と、無意識にだろう、少しだけとがった唇が愛らしい。 男女問わず、すれ違う連中の視線を集めるのも道理。 はは、好きなだけ見ろ。俺のだけどな──なんて連れ歩くのを楽しむあまり、遠回りして10分弱、余計に歩いたってのはオフレコで。 さてオーダーの赤ワインが提供されると、残していいから飲んでみて、耳打ちしつつ乾杯を。 ここを選んだ理由はこれだ。白い指がグラスを持ち上げ、唇が真っ赤な果実酒に濡れるさまを見てみたかった。 ほどなく望み通り、色気を孕む睫毛が伏し、反った喉がこくりと上下する。 …たったそれだけの光景だってのに、えらく情動を揺さぶられるもんだ。口笛でも吹きたいのを抑え、代わりに。 「いいぜ。綺麗だ。……口説きたくなっちまった。」
59 :
黒沼アラヒト
2021/02/07(日) 18:16
アラ転〜side B〜第二話 : 旅に出させてもらえない A:(昨夜は結局、なにがなんだかわからないでいるうちに天使様を組み敷き、めちゃくちゃに腰を振っていた。溜め込んだのが祟ったか、股座の天使様と対面しても萎えることはなく。夜明けまで散々盛り上がって、様子を見にきた彼の父に目撃され。諸々の真実を聞かされた。──…数時間後。ぼんやり湖畔を眺め考えを纏めていれば、現れた天使改め王子がこれ見よがしに水浴びなど始めたのを思わずガン見)…なあ、天使さま。ソレもしかして誘ってんの?
Y:(股間のピンクエンジェルを目の当たりにした時のあいつ――そういえばアラヒトという名前らしい――の顔ときたら。事前に分かっていたことだろうに、何故あんなにスンッとしていたのか。疑問を胸に秘めながらも相手の気配を察知して脱衣、からの半身水に沈めてチラチラチラ見。よし喰い付いた手応えアリ)…野暮なことを。誘ってるに決まってるだろう。(上に向けた手のひらの指をくいっと動かし浴びろと示唆し)
A:(目を泳がせ、咳払いすれば仕方ねぇな的な体で息を吐き。立ち上がり衣服を落として、足取り軽く湖に…入…っ)サッッッム!!!天使さま!昨日から2月!誘惑に体張んな!!!(ギャグ漫画ばりの!を撒き散らし上がろうとした時、小道を歩き女性達がこちらに…いま出たら全裸のへっぴり腰で鉢合わ…駄目だ、女性にそんな姿は公開できない。ここは美しい感じで乗り切ろう。ざぶざぶ相手の前まで移動し、腰を抱きつつ片手を取って甲に唇を寄せ。いつかどこかの世界線で見た気がする薔薇乱舞を広範囲展開)──…体が冷えたら大変だろ?
Y:(好みの男と交わるためには落命をも辞さないこの王子、鳥肌も青紫の唇も根性で殺していた。しかし派手に叫びまわる相手を眺めるうち、徐々に心が揺らぎだす。寒い。正直寒い。この俺が生まれて初めてErosを諦めるというのか…!が、突如持ち直すアラヒト。水音が耳朶を打ち、舞い散った深紅の花弁。さすがに奴のtinは委縮しているが…このシチュはヤれる…!抱かれるまま胸に収まり、せいぜい色っぽく睫毛を押し上げ視線を榛色へ)――…もう芯まで冷えきってしまった。(今すぐここで)温めてくれ。
A:(一刻も早く通り過ぎてくれ…キメ顔の水面下にてガクガク震える膝、その程度たるや推定震度5。と、おしゃべりの声が止み。黄色い声を上げつつ足音が遠のいていった。よし。出…──ッ)
……っ た く 、困 っ た 天 使 さま だ… ♡ (悲しきかな、黒沼の血はこの世界線でも出来のいい顔面に弱かった。震え声で返す反面、バッキバキに燃え上がったポンペイアンをピンクエンジェルに擦り付け再会の挨拶以下暗転。…水中での背◯立位でご開帳サービス中、見回りの兵士に目撃され中略、青褪めた顔色で屋敷に戻り。メイドが血相変えて沸かした風呂に並んで浸かり)ああ、生き返るぜ…。…しかし見られてイくなんて、とんだ変態だな。
Y:(
さ す が は 俺 の B i g D i c k … ♡ 擦りつけられたtinにtinし返しながら漆黒に紛れ――紆余曲折のすえ風呂の中。隣で艶やかに上気した顔貌をうっとり堪能するかの如く眺め)お前こそ。草葉が音を立てて人の気配がした瞬間、俄然激しく腰を打ち付けてきたじゃないか。ド変態め。(来い、洗ってやる。口にするが早いか相手の手を引き浴槽を立ち、めいっぱい石鹸を泡立てながら勿論のこと暗転し)
…ここが善いのか?へぇ…こっちも好きなんだなぁ? A:(自分で洗っ……みなまで言うまえに浴槽からログアウトさせられる。暗幕が引かれる寸前の光景に目を疑った。泡立てる手の動き早すぎて残像見えたんだけど)ヒッ!ちょ待っ…んんッ、…っア〜〜〜♡
ゴールデンボールにぎにぎ、しちゃっ、ダm ウッ(秒殺。息を乱して壁に凭れ。湖から通算6発目である。貯精量は残り少ないが、やられっぱなしは俺の矜持が許さない。ゆらりと自立し)…ったく、天使なのは顔だけかよ。この淫魔め…!(根性の暗転──そうして数ヶ月が過ぎ去り。昼夜の区別もつかぬ生活、俺はすっかり王子直属肉奴隷軍の一人となっていた。もう賢者とかどうでもいいわ。✌️スン顔ダブルピース✌️)
to be continued…?
60 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/02/08(月) 08:59
王子とパリピのアフターファイブ・3 咥内に広がり鼻から抜ける果実らしい甘みと渋み。下戸でも楽しめる親しみやすい口当たりのチョイスは、さすが飲み屋の息子兼遊びを知り尽くした28歳 アラサー だ。 グラスより口を離して茫漠と見上げた天井は。下がる数多のグラスが橙の光を煌々と反射し、まるで荘厳なシャンデリアかに見えた。 「……どうしてそう何時もつれないんだ。」 視線の先を涼やかな双眸へと変え、奥に沈む感情を量るよう、只管まっすぐ注視する。 明るい日差しの下では黄緑の強く出る瞳が、深い飴色に輝いている。美しい──と、感じ入る余裕は今はない。 「口説くもなにも、お前のだろう。」 カウンターの下、隣り合う長い指に自分のものを重ね合わせた。 違うのかと連ねた声は、鼓動のままに震えて響いた。 #歌の話に関連して、お前がアイドルで俺が追っかけな世界線を考えた。顔と愛嬌で売れている。ファン層は10代から90代と広い。…いや、俺がいるのでファン最高齢は100歳か…。アルバム『異世界☆転生』はインディーズながらオリ/コン入り。シングル「鋼鉄の代赭」のカップリング曲「白い弾丸」は疾走感が堪らないとラジオから流れっぱなしである。 #第二話も纏めてくれたんだな。ありがとう。……アラヒトくんのゴールデンボール…温かくてカイロみたいだ。(至福顔) 「──親父は」 視線を外す。逃げたわけじゃない。 持ち上げたグラスを傾け、酒をひと口、舌に乗せた。 ヨルクの唇を濡らしたそれとは違う──苦味のある重い赤。 まるで俺の腹の底だ。 「毎日、お袋を口説いてた。爺さんもだ。顔出すたび、婆さんの墓前で。綺麗だの、愛してるだの。」 手のひらを返して。 指を絡め、口元を飾る笑みを落とした。 調子のいい口説き文句など、それだけで辞書でも作れるほど蓄えているのに。 ……いかんせん、こういうガチなやつには慣れていないのだ。だから正解かどうかはわからないし、どうでもいい。俺は── 「アンタに毎日惚れ直してる。──アンタにも、俺を毎日、好きになってほしい。」 向き直った俺は多分、人生で一番キマらない顔をしていたと思う。 >「参ったね。ファンには手を出さないことにしてるってのに…いつも過激なファンサうちわ持ってるあの子が頭から離れねぇ…。」聞けば、海外で活躍していた元・モデルらしい(リリ談)。どうりで華があるはずだ。俺はファンには手を出さない…が、あいつ男だしワンチャンいけるんじゃねぇかな。次のライブ終了後、偶然を装って話しかけてみるか。…ってとこ? >その曲名、よく事務所が許したな。 >お前にそんなかわいい顔させたのが俺(の金魂)だと思うと、なんだか涙が出てくるよ。 #(うちわ表:チ○コ、裏:セッ久)――次のライブを終え、in厠。「新曲の衣装も最高だ。しかしクリスマスライブのジョックストラップを超えるものは――」股座に手を掛けながらステージを思い出す俺。そこへドンッ!ぶつかる肩。見上げた先には……憧れの黒髪とヘーゼルが煌めいていた。『へええ。アンタ、うちわの内容裏切ってソコはずいぶん初心そうだなァ。』…って言うだろ?お前。対する俺は(打ち切り) #ARAHITOはちょっとヨゴレな立ち位置だ。バラエティにも積極的に出演させる事務所方針。 #金塊…パイレーツ・オブ・アラヒトか。お前とセットにした途端、πが別の意味に聞こえる。どうにかしろ。 >いくら俺だって初めて話す相手に言わねぇよ、そんなこと。そうだな…まず後ろから抱き締める。股に添えた手の甲を握って「ステージじゃ無理だけど、今なら応えてやれるぜ。…どう?」 >察するに、行く先々で美乳の女を攫いまくって船上にハーレムを作る海賊王の話か?悪いな。溢れ出す魅力はどうにもできん。セ◯シーサンキュー!
62 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/02/09(火) 16:56
王子とパリピのアフターファイブ・4 「……、…。」 胸を締め付ける幸福を表す言葉は持ち合わせていない。 困ったような泣きそうなような、向かい合う男の色が伝染る。 ハイラルから日本に渡り、とら○あなで意気投合し…流れで黒沼家に居候中することになって、一年の半分を共に過ごした。 ──だというのに、俺は彼の一体なにを見てきたのか。 想いの欠片は至る所に散りばめられていたのではないか。 彼なりのやり方で。彼が見てきた示し方で。 熱を通わせ合う指先を握り、改めてアラヒトを見据え直した。 「──誰より傍で見ていたい。理解できる事もできない事も、無理やり重ねて一つにしたい。」 ぽつりぽつりと溜め込んだ胸の内を吐き出す。 「好きだ、アラヒト。俺、」 酒の力を借りながら。 「お前のこと愛してる。」 何とか終いまで言い切った。 沈黙が続くほど、押し込めた不安が形を確かに成してゆく。 幻滅されただろうか。こんな余裕のない男は、今まで見せてきた──こいつが好意を向ける俺とは違うかもしれない。 そうやって怯える自衛心が組み立てた、おきまりのちゃらけ文句は、しかし。 真っ直ぐ向いた純真な翠に、音にしてたった5文字の言葉に。 …ひとたまりもなく溶かされてしまった。 それからカクテルを一杯ずつ。俺はアラスカを飲みながら、同じ5文字を彼に返して。 いい具合のほろ酔いとなったところで持ちかける。 「もう一件付き合ってくれ。今夜、そこで過ごしたい。」 お前と二人だけで。 ──向かった先はホテル街。 城に似せた外観の門をくぐり、無人の受付を通過した先では、例のタッチパネルが九分どおりの空室を示している。 「どれがいい?プールとか岩盤浴付きの部屋もあるぞ。」 調子を取り戻した声音で、パートナーに委ねることとした。 顔つきばかりは平静を保っているが、寒空の下を歩く長躯の隣、心臓はどくどくと鳴っていた。 口にしてしまった。腹の底に溜めた心の一部を。 こいつが厭う重苦しい関係を。 だが、これ以上ないと思っていたその先を描いてくれるのなら、俺にとっては避けられない。 面倒な奴だと思われても。 ──初めて訪れる施設。様々な部屋が並ぶそこに一頻り目を通し、赤と黒を基調とした岩盤浴付きを選択した。 軽く身体を流してバスローブに着替え、二人で石の上に腹這いになる。 染み入るような温かさが酒気と混ざって眠気を誘い、些か落ちかけた瞼で連れ人の切れ長を見つめた。 「……自由にさせたいんだ。けれども縛りつけたい。毎晩そばにいて欲しい。縛りつける権利が欲しい。」 このタグ(魔法)をアラヒトの色にしようと思うが、何色がいい?榛か、それとも代赭?不要だろうか。好きな色があればカラーコード(魔法)を書いておけよ。 Vi et Animo(俺の全てで)、Totus tuus(全てをお前に)──日記のタイトルも悩んでいる。良案はないか、宰相殿。俺はネーミングセンスが壊滅的なんだ。 >代赭って誕生色だったはずがすっかり隠語化しちまったな…。 じゃあコレで頼む。 >センス以前の問題で、横文字はさっぱりだって言ったろ、俺。…Corpse Reviver(死んでもお前と)なんてどう? >古い言葉が好きなら、ne vivam si abisなんてのは。……いや、ちゃんと考えるわ。つーか俺の案より。Totus tuus、語呂もいいんじゃねぇか。美しすぎる気もするが。
63 :
黒沼アラヒト
2021/02/12(金) 03:30
王子とパリピのアフターファイブ・5 ──縛りつける権利。 こいつはたまにおかしなことを言う。 どうして権利が要るんだ? 「毎晩求めるのに、権利も資格も必要ないだろ。」 そうしたいならすればいい。 タオルに埋もれた頰がピンクに染まって、こちらも血色のいい首筋へ張りつく後れ毛が色っぽい。 肘をついて頭を支える。眠たげに蕩けた暗緑にかかる前髪を、指の背で除けながら続けた。 「惚れてる相手にそうされて拒む男なんていやしない。」 まあ要するに、行動を後押しできるだけの形がほしいって話だろうが。こいつの思考はいまひとつわからん。逆も然りか。 それを無理やり重ね合わせる、そういうことなら。 「──結婚する?」 寝落ちそうなヨルクを抱き上げ、ベッドへ移動する最中。 普段通りの軽い調子で、なんの抵抗もなく、するりと言葉が滑り落ちた。 冗談を真に受けて指輪を渡したハロウィンのことが過ぎった。 エイプリルフールはまだ先だぞ、我ながら可愛げのない台詞が浮かぶ。 それでも。また揶揄いだったのだとしても。欲しい気持ちの方が勝っている。 俺はこいつを心の底から愛していて、その感情は到底、抑え付けておくことが出来ない。 「……する。」 下ろされたシーツの上で呟くように返答した。 俺にとってセッ○スは食事ではない。結婚はまして、魂の契約に等しい。 死ぬまで理解し合えずぶつかるかも知れない。 それでも、隣で生きていたい。 「俺のものになってくれ」 微睡む翠に彼を映し、右手を伸ばして肉の薄い輪郭に触れた。 こういう冗談は言わないと決めている。 どれだけ気分よく酔ったところで、戯れに口をついたことはない。面倒ごとを招くのは御免。 「わかった」 だからだ。自然に溢れたそれが本気だと自覚できたのは。 輪郭を辿る手に手を重ね、返事はひどく淡白だったが。 悪い。こういう時の語彙は、俺の辞書には載ってないんだ。 ──そうして、シーツへ沈んで暫く。 寝てもいいぜ。俺も適当に寝る。前置いて、勝手に愛撫を始め、そこそこ時間が経っただろうか。 大きく開かせた脚の間に顔を埋めたまま、ふと。 「天井」 悪戯心が湧いた。 「気付いてるか?」 鏡になってんの。 天井?──…見上げた先にはだらしなく快楽に溺れる己と、それを与える彼の背中。 みるみる顔が赤く火照る。 隣のパネルの全方位鏡面がインパクティブ過ぎて、この部屋の情報をどうやら見落としてしまったらしい。 己を恨んだ。 同時に、知って黙っていたパートナーのことも。 乱暴に足で相手を押しのけて、身体を返し、手と膝をつく。 「アラヒト、後ろから…」 善いのだか眠いのだか。腹立たしいのだか、恥ずかしいのだか。 綯い交ぜの感情に歪んだ顔を、枕に深く押し当てた。 ︙ 心地よい疲労感をまとい、乱れたベットに2人。並んで事後の余韻を分け合う。 腕枕に散る金の髪。紫煙の上る天井に映った姿を眺め、緩く思考を回して。俄然。 「次の休み、デートしようぜ。」 まだ長さのある煙草を灰皿へと押し付け、ひと回り小さい手を取る。 「色白だし、プラチナのほうが馴染むな。ソリティアかエタニティ、ダイヤの。 …ま、なんだって似合うか。」 指輪買って、レストランで食事して。…今度はミラールーム使う? 冗談混じりそう続け、薬指の付け根にキスを落とした。 ──予約の予約、な。
66 :
黒沼アラヒト
2021/02/14(日) 16:53
どしたあ?君から声をかけてくれるなんて珍し……チョコ?…あー、そういや今日、バレンタインかあ。 なになに、俺にくれんの。 はは、冗談だって。わかってんよ。ヨルクにだろ? 自分で渡したほうがいいと思うけどなァ…。はいはい、ちゃんと届けてやるから安心しなって。ああ、名前は伏せて、だろ。 任せな、ヘンリキュスちゃん♪ ──配達料代わりに、ちょっとばかし遊ばせてもらうけどな…。エルフは行事を大切にする種族らしい …なあんて悪巧みは屋敷に戻った途端に霧散。どうしてって?兵士を引き連れ視察から帰ったヨルクの前に、老いも若きも入り混じる乙女達が長蛇を成していたからだ。(若干名、男もいる気がする。) なるほど。“はしたない”とか“近づくことさえ難しいのよ”だとか、照れてんのかと思ったが。彼女が俺に託したのはこういうわけか。 確かに、あれじゃ暫くは近づけそうにない。 諦めて裏口から屋敷に入ろうとしたところ、練兵場がなにやらピンク色だ。もちろん、物理的にじゃない。気配がピンク色なのだ。 覗いてみれば──女性の壁。その中心には美形で人気のクリオス、ニヒルなアウルム、物腰柔らかなルルディオン。 イケメン三銃士(命名・俺)がこれまた女たちに囲まれていた。 …おいおい、めっちゃ盛り上がってんじゃねぇか。バレンタイン。 更に屋敷を歩いていると、メイドさん達がカートに乗った大量の荷物を運んでいる場面に遭遇。 まさかと思って聞いてみた結果、案の定。族長宛てに届いたチョコや贈り物らしい。芸能人か。 呆れ返った俺は、甘ったるい匂いの立ち込める屋敷内を練り歩く気も起きず、与えられた自室へ引きこもる。 はあ。ヘンリキュスちゃんのコレ見せて、『見ろよヨルクちゃん。チョコ貰っちゃった〜。…なんてな、嘘だよ。アンタにだ。女の子からな。……ん、俺からかと思った?』って感じに揶揄ってやる計画だったんだが。 全く想定外だ。つまらん。が、仕方ない。今日の主役は女の子達だからな。 微笑ましさと辟易半々。燃焼し損ねた気持ちを抱えて、俺は眠りへと落ちていった。 …目覚めたらヨルクちゃんにおねだりして、ホットチョコレートでも作ってもらおう。Happy Valentine’s Day……? >アラヒト…好き。俺にはお前だけ。 >後ほど。♡ 俺も愛してるぜ♪ ʚ♡ɞ >羽根!可愛いな。
67 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/02/15(月) 16:58
俺は知っている。〜エルフの里のバレンタイン〜 「炊事場に立つのが辛いと言っていたのに、今年も作ってくれたのか。ありがとう。食べるのが楽しみだ。」 皺の寄った分厚い手を労るように両手で包む。 「お前のチョコは宝石のように美しい。手間が掛かっただろう?ありがたく頂戴するよ。」 か細い手を取り、指先へ口づけ。 「ふふ、いつまで寄越す気だ?……感謝している。お前なしで第二兵団は成り立たない。」 どちらともなく固い抱擁。左、右と頬を合わせた。 国と民に育てられたのだと、つくづく実感を抱く日だ。優しい手が、温かな眼差しが、俺をここまで導いてくれた。だから身命を賭したい思う。せめて見える範囲だけでも。 ところで。 チョコレートと鼻血に因果関係は無いというが、俺はこれを否定したい。 民の気持ちに等しいものだ。当然すべて腹に収める。そうすると十中八九、鼻血が出る。春先は血塗れだ、胃もたれも甚だしい。 キャ○ジンという異世界の産物(アラヒトと同じ原理でこちら側に流れてきた)がこれによく効く。近日中に成分を解き明かせればと、密かに熱を燃やしている。 失礼…脱線した。 一日の終わりに訪ねたアラヒトは既に就寝済み。こんもり丸いブランケットが緩い上下を繰り返していた。 「──どこをほっつき歩いていたのだか。お前がいないから二重に礼を言う羽目になったぞ?」 これは貸しだ。ひとり言ち、託された小箱をベッドの脇に積み上げる。 贈り手は若い女性、荷物持ちを手伝ってもらったという老齢、子供──…とにかく数あまたにわたった。 同時に、黒髪の横に転がる小包に気づく。 このラッピングはヘンリキュスだ。100年貰い続ければ、だいたい傾向が読めてくる。 ヘンリキュス邸。噴水広場奥の隠れ屋敷へ、何の用で。 「……まあいい。おやすみ、アラヒト。良い夢を。」 こいつはモテる。 その理由は、誰より俺が知っている。
68 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/02/15(月) 17:00
目が覚めると、枕元に手紙が一通。 惚気バトン 始める前に恋人へ一言。 恋人と呼べる間柄ではないが…まあ細かい事には目を瞑ってくれ。恋人の好きなところを3つ挙げてください。 1. 戦のセンス 肉弾戦も得手であるというのは最近になって知ったことだが、あいつの戦いのセンスには目を見張るものがある。頑強とは言い難いものの、伸びやかな体躯が繰る技はどれも鮮烈。戦場に出したくないと案じる気持ちは近く鳴りを潜めそうだ。2. 駆け引き上手 闇雲に受け入れず、しっかりと反発してくれるので心地よい。不意に仕掛けてくる彼是に驚く反面ひどく燃える。俺の扱いが本当に上手い。3. 厭らしいところ ……子細は語らない。 ──沢山の中から当たり障りのないものを。意識させて変に歪めては、俺にも奴にも不利益だ。嫌いな所、直して欲しい所はありますか? 女性と遊び歩くところ。しかしアラヒトも相手も一夜と合意した上で行っているので、口を挟むことではない。価値観の違い、考えの相違など当たり前。俺が気に食わぬだけの話。出会いのキッカケを教えてください。 俺があいつを気に入ってアプローチした。タイミングが合わず1ヶ月ほど揉んだな。笑ってくれ、それほどお前と話したかったんだ。最長どのくらいならばやり取りをしなくても大丈夫ですか? 待てと言われれば幾らでも。時間を潰す方法は山程ある。恋人にされて一番嬉しかったことは? 一番というのは、特に…。声が聞けるたび嬉しい。最近恋人に「好きだなぁ」と思ったことを教えて下さい。 ……これもまた難儀な質問だな。顔を突き合わせている時も、そうでない時も想っている。ふと抱きしめたくなるときはどんなときですか? 何かに勤しみ黙している背中は腕に収めてしまいたくなる。あと、どことなく寂しげに見えるとき。甘えて頭を押し付けてきたときも。喧嘩はしますか?仲直りはどちらから? 喧嘩はしたことがないと思っているが。互いに大人だ、消化する術も再び歩み寄る術も知っている。 向こうにその気があれば感情のまま意見を交わすのもいいだろう。悪い結果にはならないと、相手と己が心を信じている。独占欲はありますか?束縛したいですか?また相手に束縛されたいですか? 叶うなら俺だけのものにしたい。縛ることは意に反する。束縛されることは嫌いではない。大切にしているものはありますか? あいつが自由でいられるよう、言葉や行動には気を付けている。…つもりではある。やりたい事をやり、笑っていてくれたらいいなと思うよ。
69 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/02/15(月) 17:02
枕元の手紙は便箋2枚に及びました。 続・惚気バトン 恋人を色、動物、花に喩えてみて下さい。 色は黒。 苗字や髪色から安直に言っているのではないぞ?内に潜む静謐な強かさに黒鉄が重なる。顔立ちと仕草に香る妖美さも、黒に例えるのが最も的確であるように思う。夜の闇のように深く蠱惑的。あれは大層美しい。動物…犬だな。 意外にも忠誠心が高い。俺のために体を張る。出掛けてもちゃんと帰ってくる。人懐っこい一面があり、包容力も備えている。花ならば、ヘンベイン。 寒さにも暑さにも比較的強い毒草だ。しかし花を咲かせれば、たちどころに枯れていく。美しい部分だけを見せ、潔く消えようとする…恰好つけのあいつにそっくりだ。摂取により幻覚を齎し、動物であれば死に至らしめる。古来から広く用いられてきた、毒、向精神薬、魔性のもの。見てくれの妖艶さもそれらしい。恋人には自分、自分には恋人しかいないと思いますか? 彼は唯一しっくりくる存在。加えて俺には、複数人を同じように愛せるだけの器量がない。 あいつにはそれを求めていない。俺には幾つも欠けている部分がある。補うのは必然だし、高みを目指そうとするのが人だ。ただそれを知りたくはない。妬いて面倒を掛けると分かっているから。……この辺りは前にも話したな。ここだけ恋人になりきって、恋人を自分に見たてて愛の告白をしてみて下さい。 『ヨルクちゃ〜ん、愛してるよ〜♡だから今晩ヤらせて?な?』 ──当たりのはずだ。これで質問は終了です。答え終わった今、恋人に伝えたいことを一言で。 一日遅れの愛をここに。 当日に間に合わなかった甲斐性無しだが、心に嘘偽りはない。今日も明日も、お前を深く愛している。
Happy Valentine’s Day. With all my love. Postscript. 封筒・便箋とも純白の、やや厚手の上質紙。染みて濃淡つけながら走るインクはブルーブラック。仄かに甘く香るところから察するに、チョコレートを仕上げた直後に書かれたもの。綴じは鮮やかな紅い封蝋。
70 :
黒沼アラヒト
2021/02/16(火) 16:54
“羨ましいぜ、色男” 小箱に添えられた小さなメモには、大陸の共通言語で綴られた文字。 更に、二つ折りの便箋が2枚。──うち1枚目。 惚気バトン 始める前に恋人へ一言。 (“恋人”ゲシュタルト崩壊気味)なあ。考えてみれば、恋人って相思相愛の間柄のことだろ。ひょっとして付き合ってなくても恋人として成立するんじゃ…?恋人の好きなところを3つ挙げてください。 1. だっこさせてくれる 鍛えた体感で姿勢よく立ってるあいつを、不意打ちで抱え上げるのが好きなんだ。不満そうな顔しても、暴れたりしないで抱かせてくれるとこが可愛い。当たり前みたいに首に腕回してくんのもいいけどな。そこそこ背もあるし重いんだが、うまい具合に重心使ってくれるから、存外持ち運びしやすい。2. 寝るときの体勢 やたら丸くなる。ベッドじゃ猫みてぇに丸まって寝るし、夜営の時もブランケットの中で小さくなって眠ってる。可愛い。3. 思い切りがいい。 判断が早いってのか。頭がいいんだろうな。戦闘でもそうだし、なんか決めるのに話し合ってる時とか、選択の必要がある場面じゃ大概、俺より先に答えを出してる。 そこは素直に尊敬できる。ただな、思い切りがよすぎて──…嫌いな所、直して欲しい所はありますか? 上の続き、諦めが秒だ。早計にもほどがある。せっかく頭の回転が速えんだからさ、もっといい方法を捻り出してみろよ。出会いのキッカケを教えてください。 ……ん?1ヶ月──ってまさか。いや。藪蛇ってこともある、か。最長どのくらいならばやり取りをしなくても大丈夫ですか? 待ってる時間も好きだよ。百年とかは無理だけど、俺の寿命があるうちなら。恋人にされて一番嬉しかったことは? 一番ってんじゃねぇが、忙しそうな時にも顔出してくれることかな。♡くれたり、おやつ置いてってくれたり。 …犬扱いされてるわけじゃないよな?最近恋人に「好きだなぁ」と思ったことを教えて下さい。 顔見るたび毎回。ふと抱きしめたくなるときはどんなときですか? バカ!って言われた時。クールなあいつが語彙力なくして子供みてぇに喚いてるの見ると…こう、リビドー?そういう類の、湧き上がるなにかを抑え込むのにえらく苦労する。アレは違法だ。喧嘩はしますか?仲直りはどちらから? たまに機嫌損ねて、目ぇ合わせてくんねぇの。アレが喧嘩に入るならまあ、謝んのは俺。 よしんば本気で衝突しても、喧嘩するくらいならさっさと折れるね。あいつとはそんな時間、過ごしたくない。独占欲はありますか?束縛したいですか?また相手に束縛されたいですか? そりゃあなくはないさ。けど、縛るつもりはねぇよ。 逆に縛られたとして…それだけ俺を気に入ってくれてるってことなら、悪い気はしねぇ。驚いたことにな。大切にしているものはありますか? 寿命云々抜きにしたって、生きてる限りはいつ何があって死ぬかわかんねぇだろ? だから次の瞬間に死んでも、できるだけ後悔しないよう接したい。あいつに向ける言葉も、行動も。
71 :
黒沼アラヒト
2021/02/16(火) 17:05
2枚目。 恋人を色、動物、花に喩えてみて下さい。 白 生クリームみたいだったり、雪みたいだったり。その時々で微妙に違うが、どんな時も清廉潔白で、守りたい反面、汚してみたくもなる。でも汚れても綺麗なんだ。高潔な白ってところか。カラカル 家猫じゃねぇんだよなあ。小さい頭、スマートに見えて筋肉質、品のある佇まい。澄ました美形、そんで怒るとすげぇ怖えの。 顔もちょっと似てる。あと、べらぼうに脚が速い。……ま、やっぱり向日葵かな! 花はよくわかんねぇ…。あ、見た目だけならネモフィラもアリ。どことなくあいつっぽい。恋人には自分、自分には恋人しかいないと思いますか? そりゃあ思い上がりか、じゃなきゃ錯覚ってもんだぜ。映画なら時代錯誤の三流以下だ。ここだけ恋人になりきって、恋人を自分に見たてて愛の告白をしてみて下さい。 『アラヒト、好き。俺のぜんぶをお前にあげる』 って感じ?…実際、こんな感じの言われた気もするが。これで質問は終了です。答え終わった今、恋人に伝えたいことを一言で。 あー、腹減った。ヨルクちゃんの飯が食いたい。 俺のために毎日、たまごサンド作って♡
(遡ること少し前) ベッドランプの淡い光で目覚めた俺は、暫しぼんやりと天井を眺め──慌てて時計を確認した。23時、セーフだ。今日のうちに彼女から預かった包みを届けなければ。 と、跳ね起きるより先、鼻を擽った甘い香り。積み上げられた箱と…手紙?一体誰から。開封したそこに並ぶ整った筆跡に瞠目。次には相好を崩し、近ごろ多少ばかり覚えた文字を辿ってゆく。 読み終えて急ぎ、紙にペンを走らせる。 小包にも1枚添え、手紙の主の部屋を目指した。 あいつはもう寝ているだろう。
72 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/02/19(金) 15:10
俺がお前でお前が俺で 事の次第 >>65 (要約:殴り合ってセッ久したら入れ替わってました。)おい、真顔でチンポジ弄んのやめろ。(突っ込みつつも距離を詰め、まじまじ己の顔を眺め)……。…無表情の俺も中々イケてんな。(呟き、おもむろに差し向かう自分の体の首元へ腕を回し。満面笑顔で猫撫で声)…──アラヒトくんかっこいい♡抱いて…♡ (死んだと思っていた俺の表情筋も案外まともに働くものだ──破顔一笑に眉一つ動かさず思考。ポジションは結局↑で落ち着き)便利だな。自分相手に欲上できて。(以前のダメ出しを思い出して渋々抱き上げ、寝台上に優しく下ろし。両手とも指を絡めて組み敷き、金糸の纏わる首筋へと顔を寄せ)…………何処をどうされたいんだ、ヨルク。 (無論、自分に抱かれて喜ぶ趣味はない。しかし相手の肉体の支配権は俺にある。つまり、この体に。あんな発言やこんな振る舞いをさせ放題。…姿を見下ろせないのが惜しいが、声と事実のみで十二分興奮に足る)──…聞かなきゃ善くできないのか?その頭が飾りでないなら、思い出して触れて見せろ。(高慢に吊り目を細めノリノリで口調を真似、一転。頭の横を囲う腕にすり、と頰を擦り寄せ、甘く媚びる声で)……俺のアラヒトなら、上手にできるだろう? (……こうなれば強行策を取るしかあるまい。顔を上げ、翠眼に映るアラヒトフェイスで何とか己を高め)──ハ、欲しくてもお強請りできねぇもんなァ…初心なヨルクちゃんは。(切れ長を揶揄の色に歪めつつ上唇をゆっくりと舌でなぞり、傍ら解いた右手の爪でブラウス越し胸DSPを柔く弾き)……いいぜ?アンタの好きな焦れったいので徐々に仮面引き剥がしてやるよ。(アラヒトってこんなんだったよな) あっ♡(胸の先に走った刺激に腰を跳ね。おお、DSPってこんなに敏感なのか。弾かれただけでじんじん痺れる突起と期待に疼く蕾。いやらしい体しやがって…♡股座の同色が下着を押し上げる。──遊びは終わりだ。解けた片手でブラウスのボタンを外しながら瞳を潤ませ眉尻を下げ)だめ、焦れったいの我慢できない…♡はやく俺のおっぱい直接触ってぇ…♡ (真顔)(ハッ!いかん…俺はアラヒト俺はアラヒト…――)触れ?…舐れの間違いだろ。(きめ細かな白磁の胸、すでに物欲しげに尖った色づきに舌を這わせながら、ねちっこく吊り目を見やり。そのまま唇を押し当てて強く吸い、わざとらしい水音で離し)旅館で散々教え込んでやったんだ、乳首だけでイけるよなあ?(再びprprprprprprprpr)(しつつ反対を指でpnpnpnpnpnpnpnpn) (甘えて蕩ける澄んだテノールに達しかけたのをどうにかやり過ごし、愛らしく膨れたDSPが舐られる光景にも耐えた。が、WDSPへの想像を絶する快感にビックン)ひぁああんっ♡ぺろぺろだめぇっ!乳首でイッちゃう、アラヒトにおっぱい舐められて乳首でおち◯ぽみるく出ちゃ──ぁアッ♡(ここぞとばかり大袈裟に隠語と♡を撒き散らし、己演じるヨルクの痴態:胸への刺激=8:2で放出)ハァハァ……あらひとくんのえっち…♡ 下着、汚れちゃったな…♡(耳から外れ汗ばむ額に張り付いた前髪を掻き上げ、できる限りのスパダリオーラを醸し出して脱力中の相手を撫で)ヨルクちゃんのかわいい声のせいで俺の股間がはちきれそうだ。(身を起こして平坦なままの前立てを指し)なあ…舐めて…♡(ボロンッ) (目にした代赭に興奮してどうにかポンペイアン化を果たし) (ちょww全力で萎え──…エッ?どうして突如モードチェンジした…?)(自分のチ◯コをしゃぶるのはキツいが仕方ない)(髪を耳に掛け先端にキス)……んむ、ぅ♡あらひとくんのお◯ん◯んおいひい…♡(prprgpgp中略ディー◯スロート)(声&ポンペイアンが相手の喉粘膜を×している事実にDSP↑) >>73 へ続く
73 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/02/20(土) 16:40
俺がお前でお前が俺で2 (こいつ勃ってるし舐めかた異様に激しいしやっぱり元からゲi)――ウッ!(……アナコンダが狭い口内で弄ばれる感覚はIncredible…♡ 、射出の快感に浸る端で100人斬りのテクを讃えた。襲い来る賢者タイムに苦しむもなんとか根性でメ○スを激怒させ、相手の下衣をはぎ取ると強引にセ☓☓☓☓×☓スに持ち込んで)ハァハァ…ヨルクちゃん、ぶち込むぜ…(これで戻れる…!はずだ…ッ)(入刀)(全力腰振り) んん…っ♡よるくの××××いっぱい×してぇ…♡(膝を折った脚を自ら抱え上げ◯字開脚)(大興奮)(メ◯スが隘路を走り、ところてんからの盛大な喘ぎで数度の絶頂を繰り返し──数十分後。いまだ俺はヨルクの中にいた。 )そう落ち込むな。そもそもセッ久したら元に戻る確証があったか?安直だったな、アラヒト。(うつ伏せて手やら爪やらをうっとりと眺めていたが徐ろに服を纏い)…さて。練兵場の様子を見てくる。夕刻からは会議もあることだし…──充実した1日になりそうだ。 (音速で駆け抜け疲労に倒れた○○スを股座に抱えながら仰向けで放心する俺。その視界の端で無情に踊った金糸と外套。練兵場?会議?……引き止める力は残されていなかった)(それから暫く)──…アラヒトの性的嗜好が分かった はいいが、由々しき事態だ。追わねば。(持ち直し、服を身に着け練兵場へ急)(兵士に捕まり)待て!俺は悪いアラヒトじゃな-アッ.*。゜ (練兵場にて。兵士から向けられる挨拶に逐一柔らかな笑顔を返しつつ歩き、目的の人物を探──…いた。三銃士の中で一番チョロそうなクリオス…こいつは訓練中のヨルクをいやらしい目で見ていたことがある。ちょっとイケメンだからって変な気を起こさぬよう釘を刺しておかねばなるまい)(数十分後。椅子に成り下がったクリオスの上で脚を組み兵士達にチヤホヤされる謎空間を練兵場の中心に築き上げ)ハハハ!おい椅子、右が1センチ下がっているぞ!!!(クリオス『ハヒィ!申し訳ございませんヨルク様!』) (えらい目に遭った…しばき倒され服には破れと土埃が。ようやく練兵場に辿り着き、隅に蹲ってハァハァしているクリオスから事情を聞き)何としても会議だけは…っ!(ヨルク(アラヒト)は決意を新たにひた走った。群がる兵士を突き飛ばし、己を叱咤し走り続けた。が、)父う…族長ッッ!?(通りがけのエレシアスに肩を組まれて万事休す)は?ヨルクのアソコの具合っすか?あー…可もなく不可もなく──(おのれアラヒト) (ヨルク(アラヒト)のピンチを余所に鼻歌混じり議席へ。目が合う大臣に片っ端から微笑みかけて会議室にキラキラハートのエフェクトを施し──下準備完了。無常にも会議開始)本日の進行は俺が執ろう。議題は女性近衛兵の制服デザインの改新について。ここに俺が考えたデザイン案がある…アウルム!(控えていたアウルムが資料を配り)(ビキニアーマー )(上目に円卓を見回し全力ぶりっ子ボイス)……一生懸命考えたんだ。いいよな……? (議員:ゴクリ…)(可決) (「一杯付き合え」と族長に強引に連れ込まれた先はオネエ居酒屋。父上は母を最後の人とし無闇に女性のいる場に赴かない。それはいいが、左右の屈強系オネエにやたらと股間を触られている。さすが魅惑のアラヒトボディ)いや違う、これはただ刺激で勃(ふと、景色が揺れ──…次の瞬間、俺はビキニアーマーの資料を見下ろしていた。 可決の押印、巻き起こる拍手、男たちの歓喜の叫び。全てを理解した)……いいだろうアラヒト、今宵お前の大好きな氷の眼差し を与えてやろう…。 >>74 へ続く…
74 :
黒沼アラヒト
2021/02/21(日) 15:26
俺がお前でお前が俺で3 (──その夜。オネエ居酒屋でこれでもかと酔わされ帰城)ただいまあヨルクちゃん♪いや〜、両脇に突然オネエが出現した時には驚いたが、来月からユリドラ様や他女性兵士のきわどいビキニ姿が拝めると思うとテンション上がってめちゃくちゃ飲んじまったぜ。それよりアウルム、あいつああ見えて童貞らしいぞ。ちょっと耳元で囁いてやったら鼻血噴いちゃって、鼻血!あの!ニヒリストが!ハハハッ!アンタの忠実な犬に成り下がっちまったよ!(ベッドに腰掛けた途端ぴたりと高笑いを止め、何故かヨレヨレのタイを解き)……さて。今朝の実体験をもって、アンタの内部は完全に理解した。──今までで一番善くしてやる。来いよ…♡ (過去最高に饒舌な赤ら顔と無言で対峙し、文字通りピンクな台詞が零されると乱暴にマントを脱ぎ捨てブラウスの首元を緩め)…上等だ。返り討ちにしてお前も犬に堕としてやる。 (上戸がこの有様ならばアレは使い物にならないはず。高慢に鼻を鳴らすとメ○スを程よい圧で踏みつけ、品定めする目で睨めながら淫獣アラヒトの出方を窺い) (酒気に包まれた意識の中、打ち水の如く鼓膜を冷やした声音に一瞬、笑みを強張らせたものの)──ンっ、…なんだあ?椅子と犬1匹じゃ足りねぇか、女王様。…あー…、はは、いいなァその目。綺麗だぜヨルクちゃん…♡(硬い靴底がもたらす刺激に眉根を寄せ、見下ろす氷の視線にハァハァ息を乱しつつ、ふと違和感に気付く。アレ…おかしいな◯◯スの様子が…)(◯◯◯就寝済み) (ほら見ろ、メ゜○スはネンネした……俺の勝ちだ。不敵に口を歪めて指を鳴らせば、手元に短鞭が出現、アラヒトはベッドに大の字に拘束され。流れる動きで馬乗りになり、いつかのネクタイを取り出して目隠し)さぁて…楽しい調教の始まりだ…。 (――翌日。クリオスに座し、右足を仰向けアウルムメロス、左足を仰向けアラヒトメロスに置くヨルクの姿があった)アラヒト、念願のビキニアーマーがきたぞ。ベストアングルの下から愛でられて良かったなあ。(完) 〜調教済み猛獣部屋〜 クリオス:今後はヨルク様の椅子として生を全うしたい。 アウルム:役割を分担しよう。黒髪は番犬。俺はバター犬だ。 アラヒト:ふざけんな俺がバター犬だ。#(会議を終えるなり猛獣たちの元へ向かい)(ごく自然にクリオスに着座)(犬2匹を高圧的に見下ろし)――アラヒト、お前がバターでアウルムが犬だ。…始めろ。 🦮🦮:!? 💺:ハァハァハァハァ 🧈:(まさかアウルムにprprされ…)──ッ、俺が他の男に汚されてもいいってのか!? 🦮:(革新的かつ無慈悲な役割分担…さすがは殿下)諦めろバター。殿下のお言葉だ(忠実) 🧈:──ヒィッ!!! (飛び起き)(ベッドの上)(夢オチにてtrue end .*。゜ )
75 :
黒沼アラヒト
2021/02/21(日) 18:12
パテル・リトレにて風邪プレイ中の本編より数年後──とある日のウィリディス。 王城の一室、机上に開かれた赤革の帳面には、王とその宰相のみが解するという文字が綴られていた。『◯月×日 天気:くもり きょうはおべんきょうがはやく終わったので、母上とおはなししたくてへやにむかったところ、しつないから、母上のじんじょうならざる声がきこえた。 父上が、『ママがあの声を出してる時は、おへやに入っちゃダメだぜ?』と言っていたので、おなじくしんしつの前で父上とおはなししたがっていたアレク(おとうと・5さい)をつれて、その場をはなれた。 おれは長男だからがまんができるが、次男のアレクはがまんできずにめそめそしはじめてしまった。 でも、とおりがかったおじい様から、おかしとおこづかい(たくさん)をもらって、すぐさまきげんを直していた。げんきんなやつだ。 それから、おれのへやで絵をかいていたら、のみものを運んできてくれたメイドを、アレクがいじめて泣かせてしまった。 そういえば、かの女はきのう、父上に“かべどん”されていたな。 おれがアレクをしかると、『おにいさまはパパににているけど、なんだかまじめでつまらないよね。パパなら“女の子を泣かせるわるい子にはパパがおしおきしちゃうぜ?”って、ぼくをかまってくれるのに。やれやれ、げんめつだよ。』と言って、へやを出ていった。 アレクは母上にそっくりだが、父上ににて、やたらじょうぜつでもある。 おれだって、母上にあまえたいのをがまんしているのだから、あいつにももうすこし、このウィリディスの王子らしくふるまってほしいものだ。 ついき:もう3日、母上とおふろに入れていない。母上がおれにひとりでおふろに入るように言ったあと、『アラヒトめ…』とぼやいていたのを、おれはきいた。きっと父上のせいだ。ヨルヒト』
#俺のSEX Yが尋常じゃないみたいな言い方はやめろ。 >side Bのアンタは尋常じゃなかったわけだが、正史未来じゃあんなふうに変貌を遂げちまうってことか…。 #ひぁああんっ♡ぺろぺろだめぇっ!乳首でイッちゃう、アラヒトにおっぱい舐められて乳首でおち◯ぽみるく出ちゃ──ぁアッ♡ +side Bの縦割れ系が好みならど…努力はするが…… >いやまあ、R20エルフ陵辱同人 みたいなのも大変結構なんだが…やっぱ今のヨルクちゃんが好きかな♡ #俺も❆.゜*ありのまま.゜*❆ のアラヒトが好きだ。 >ヨルクちゃん…♡ >じゃあありのまま今考えてることを話すぜ。一体どう宥めすかしたらパパの威厳を失うことなくアレクにクラシカルロリドレス を着せられると思う? #アラヒト…♡ #アレクは進んで着ると思うが、妙な真似はしてくれるなよ。 >おいおい、俺をなんだと思ってんだ。いくらロリショタ時代のアンタに似てるからって、息子のDSPJr. に悪戯したりしねぇって。ハハッ #……。…今晩、各国の要人たちとの会食がある。遅くなるからヨルヒトとアレクに飯を食わせて風呂に入れておいてくれ。 >(各国の要人…会食……!?)(妄想開始) モブおじさん1:ウィリディス王の美貌の噂は我が国までうんたらかんたら モブおじさん2:この酒は度数も弱く甘くて云々… モブおじさん3:ヒッヒッヒどうですかな今宵以下略 >──いや、俺も行く。天使たちの世話はお義父様に頼もう。 #…………じゃあ一緒に行くか。(数時間後、会議室)ボヌス国境に蔓延る蛮族への対応だが…(クソ真面目な男たちによるクソ真面目な会議)…承知した。我が精鋭を派遣し、沈静化を図ろう。続いてケントゥリア領内における竜人の保護について── >思ってたのと違っ字数制限(完)
76 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/02/22(月) 13:57
ヨルヒトの机と背中合わせに配置されたデスク。上に置いてあった紫革の帳面が風にはためき、インクが渇いて間もないとあるページが示された。『×月△日 てんき:はれ おにいさまが“けんじゅつのけいこ”でいそがしくて、ぼくはひとりぼっちがつづいている。けいこをつけているのはヴァイス。ママに“けん”をおしえたひとだ。 ヴァイスはおにいさまにきびしい。ぼくには“おさとう”みたいにあまいのに。ふふ、やっぱりぼくが“かわいい”からかなあ? でも、“かわいい”をつくるのもたいへんなんだ。おかしはヘルシーなものにしているし、よなかにこっそり“はしりこみ”もしている。 よなかといえば、きのうのよるもパパとママはおへやにこもって“ひみつのあそび”をやっていた。“ひみつのあそび”のときだけは、ママがおしゃべりになって、はんたいにパパがしずかになる。 へんなの。ぼくもおおきくなればわかるかなあ。 なにをかこうとしたんだっけ…あ、そうそう! ぼくはパパがだいすきなんだ。ママもおにいさまもだいすきだけど、パパはとくべつ。 おおきいてでなでてくれるし、1にち10かいはキスしてくれる。おふろのときなんかね――、 あ、おにいさまのけいこがおわったみたい。 おべんきょうがはじまるから、つづきはまたこんどにしよう。アレク』
>おーい、アレクちゃーん。いねぇのか──って、(日記帳に気付き目を通し)ちょ…、風呂での話はヒミツだって言っ──ヒッ!ヨルクちゃん!?違っ、これはあの、本当に違うんだ。妙な真似はしてない!! (ママ、パパをぶん殴っていっちゃった)(すごいコブだなあ)(ナデナデ)パパ、だいじょうぶ?またおふろであらいっこしようねえ♡(ニコニコ) >アレクちゃん…♡君はパパの天使だ(抱き締め)……ママを怒らせちゃったから、パパちょっと仲直りしに行ってくる。またな♪(ナデナデ)(コブ腫らしたまま颯爽と退室) (んっ、あれは)母上!今日こそおれとお風呂に…──(…?なんだか悲しそうだ)…どうされたのですか?母上がおうつくしい顔をくもらせていらっしゃると、おれも悲しいです。(キラキラ王子+スパダリオーラ) うん♡パパがんばってね♡(こんばんも例の“おあそび”するのかなあ…まあいっか♪またあのメイドをけんせいしておこう♪)(退室) #……やけに眩しいと思ったらヨルヒトか。(ションボリ)何も悲しんでなどいないよ、お前は本当に優しい子だね。(ナデナデ)(しつつブラウスの前身頃を引っ張って胸元を覗き、腫DSPと鬱血の様子を確認)(ようやく消えた…)――…久しぶりに入るか、風呂。 >(夜。あれから城中探し回ったがヨルクちゃんの姿がどこにも──アッいた)(そしてあのキラキラオーラはヨルヒト…一体あいつらどこに向かって──湯殿か!)(無音ダッシュ&背後から肩組み)ママとヨルヒトだけでずるいぞ〜〜!パパも入る! ……。(母上チラ見)(二人で入りたいオーラ) #(二人を見比べ思案顔)…………今日はあまり顔を合わせたくないから、アラヒトは後ろ向きで入れ。(風呂。ヨルヒトを体育座りの脚の間に挟み、アラヒトとは背中合わせで入浴)……。 母上、きいてください!今日の稽古では…(楽しそうな会話)(楽しそうな雰囲気)(母子空間) >………。(圧倒的アウェイ感)(むしろ空気) (完)
83 :
黒沼アラヒト
2021/03/14(日) 07:03
ナイトテーブルに小箱が3つ。 それから、メッセージカードが1枚。Happy White Day! どんな俺が好き? いつもの…黄色い箱 あまい…ピンクの箱 いじわる…青い箱
黄色い包みに黒いリボン、平たくてシンプルな箱 人気店のキャラメルナッツタルト と、黄色いメッセージカード。
顔が可愛い。見た目が好き。面倒なこと言わねぇし、連れ歩いてる時に浴びる羨望の視線も、けっこう気分がいい。貧乳なのは仕方ないとして、もうちょっとばかし尻があれば完璧。たまには女の子と遊びたいけど、週5くらいは余裕で抱ける。好きだぜ、ヨルクちゃん♡
大きな白いリボンが目立つ、チェリーピンクの丸い箱 有名パティシエのマカロン (フランボワーズ・バニラ・ピスタチオ)
と、ピンクのメッセージカード。
本当は笑った顔も好きだ。泣かせるのも、怒らせるのも簡単なのに、笑わせるのは難しい。里の連中には優しく微笑みかけるくせ、俺の前じゃたいていクールな顔だ。なあ、どうしたら笑ってくれる?愛してる。俺の太陽、かわいい向日葵ちゃん。
細いグレーのリボンがかかった、正方形の青い箱。 手作りほろにがココアクッキー と、青いメッセージカード。
ぜんぶは受け取れない。選択肢はいくつか持つべきだぜ。
箱の底にまだなにかある くちなおしのいちごミルクキャンディー に張り付いた付箋。
けど、俺の最後はお前がいい 起き抜け。隙間から朝日を取り込むカーテンを開けようとしたところで小箱を認めた。 添えてあるカードに気付き、手を伸ばす。 視線を這わすと同時に綻ぶ口元。やがて見定めたのは── (Which one did I choose? take a guess.) #♡ >やっと抜けた。今日中には諸々返す。 #声が聞けると嬉しくてつい反応してしまう。スマートにやれず済まない。兎にも角にもお疲れ様。ゆっくりでいいし、仕切り直してもいい。適度に流しながら調整しよう。 #それにしてもこのサプライズは……心臓がもたない。忙しい合間を縫ってのものだと思うと殊更に。ありがとう。 >ありがとな、待っててくれて。また後で。 #待っていていいなら幾らでも、だ。俺も出直す。またな。
84 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/03/14(日) 14:29
WhiteDay. The answer is... >>83 から俺が選んだのは、 ──青い箱。 捻くれ者の俺は、“ホワイトデー”“いじわる”、相反するその組み合わせに惹かれて細いリボンの包みを解いた。 またカードが入っている。再び手に持ち綴りを読む。 「……あいつらしいな。」 文言が聞き慣れた低めの声で再生され、思わずくすりと笑みが零れた。 カードを退けた下からは手製らしい菓子が覗く。甘苦く大人っぽい芳香に鼻を擽られ、唆られるまま口に運んだ。 「美味い。」 菓子作りと、覚えがあると豪語する普段の料理とは別物だろう。しかし嫌味のない甘さが後を引き、つい二枚目へと手が伸びた。 「ん?」 ふと。クッキーの合間から薄桃色の包みがうかがえた。摘み上げ、剥がした小さなメモ紙を目元に運ぶ。 「──……キザなやつ。」 短いそれは見てすぐに判断できたが、押し寄せる慕情が続く動作を苛んで、暫しそのまま縫い止められた。 どこが“いじわる”なんだ。手作りだし。 照れくささに漸くと額を掻く。 『ヨルク様』 そこへ廊下からメイドの呼び掛けとノックが響き、油断に大きく肩が跳ねた。慌てて相好を引き締める。こんな腑抜けた顔は誰に見せる訳にもいかない。 深呼吸して何事もなかったかのように繕うと、足早にドア口へ向かい、扉を開けて臣下を迎えた。 「どうした?」 『早朝より申し訳ございません。本日の使節団の謁見ですが──』 . . .
Another side. 他に道があるとすれば、 ✧開たのは黄色い箱。
俺もお前の顔が好きだ。沈黙した際の爽涼な美、日差しに似た心からの笑顔。女性に向ける艶麗な表情も…まあ悪くない。高い上背と伸びやかな手足も綺麗だ。愛してるよ。お前が幸せなら、俺は何でも。
#平らな形状にブラックの小洒落たリボン。まるであいつそのものだ。適度にラフ、それでいてスマート。掴みどころが無く、いつも手から擦り抜ける。 ┄┄┄┄┄ ✧開たのはチェリーピンク。
家族、友人、恋人──俺はお前があちら側に忘れてきた全てになる。自由でいてくれ。もっと笑って。悲しみは俺が取り除く。 …なあ、どうすればお前、幸せでいられるの?
#愛らしさと高級感を感じる箱。中身も相応で、甘く、五臓六腑を満たして蕩かす。はは、強請ったからか?随分と大盤振る舞いだな。 You’re the one. >ぜんぶ開けてくれたのか。…にしても、意外なの選んだなあ。 >“何でも”なんて冷てぇな。アンタの気持ちも見せてくれ。ちなみに俺は…──アンタが幸せなら幸せだ。 >バニラが肌で、ピスタチオが瞳。フランボワーズは…なんだと思う?今を変えたいと思わない。つまり、俺は幸せってことだ。 #Ho perso la testa per te.
87 :
黒沼アラヒト
2021/03/17(水) 03:48
消すのが勿体ねぇから移した。気軽に寝落ちまで。余ったら小火が出る予定。#色まで…さすがデキる男は違うな。ありがとう。恐ろしくて眠れないがアラヒトの声に催眠作用があって危険だ。 寝落ちたらベッドまで運んでやる。無理すんなよー。(アラヒトが対女性用に常備しているカシオレ缶酎ハイとカルーアを持ち出し)(期待顔) …ちょっと待ってて。(キッチンに消え軽いつまみと缶ハイボールを持参)(しかしカシオレ好きだなあこいつ…)…甘いのが好きなのか? 飲みやすいだろう、甘いと。(缶を開けて相手と軽く打ち合わせ)──花見に行きたいな、咲いたら。 んー、女の子は好きだよなあ。…花見か、いいな。ウィリディスでは桜は咲くのか?こっちでもいいけど、例のウィルスがなあ…。 (“女”という単語に反応しかけて止め)……丘の上の桜っぽい木が白い花を満開につけるぞ。三密を避けろ、だな。…あ、壇♡蜜って言おうとしただろアラサーめ。 あのユグドラシルみたいなでかい木、花咲くのか。壇♡蜜は好きだが、アラサーのなにが悪い。アラサーからがモテんだぞ、男は。(早くも500ml缶の半分開けつつキメ顔)…なあそれより。ヨルクちゃんさあ、ぶっちゃけ里の女の子に惚れたことねぇの?あんだけ美人ばっか揃ってんのに。 ︙ (…オーケー、ヨルクちゃんは寝静まったな。俺のターン──) 30秒弱でわかる俺達の馴れ初め ──旅立ちより数日後。立ち寄った街での自由時間を終え、酒場で合流した俺達。 「一杯付き合えよ。」ウィスキーを舐める傍らで誘いをかければ、翠眼が一考に瞬いたのち、カウンターへ同じ酒が並んだ。 「本当はお酒弱いの。でもアラヒトと仲良くなりたいから、頑張って飲んじゃった♡」 出来のいい顔を酒気に染め、至近から殺し文句を放つヨルクちゃんにグラつく俺。この時点でロック4杯目。いい感じにほろ酔いである。 「俺も、アンタのこと知りてぇな。」テンション任せに口説きモードへ入る。満更でもなさげなヨルク。 「ここじゃ恥ずかしい。宿いこ…♡ 」 意向の一致を確認するなり、あいつは宿屋へ俺を連れ込んだ。そして開口一番。 「脱いでアラヒト…♡ 」 夜風に酔いが覚めかけていたため些か度肝を抜かれはしたが、俺のようにクールな男はもちろん、この程度のことで慌てたりしない。 「フッ、せっかちめ…。とりあえず座れよ。話そうぜ。」 隣り合って二言三言交わす俺達。 しかし。会話もそこそこに上衣を脱ぎ去り、桃色乳首 をアピールしつつベルトを外してパンチラをかまし、俺に迫るヨルク。白い指先が俺のネクタイにかかる。 「ねえ、お前の体も見せて…♡ 」 …このあとどうなったかって?俺を放り出して犬と遊びに行っちまったんだぜ。ったく、奔放なヤツ…♡
90 :
黒沼アラヒト
2021/03/19(金) 07:00
飲みすぎた。 何年ぶりだ?酔っ払って帰宅したら、マンションのガラス扉に顔面から突っ込んだ。見えてなかった。 深夜の話。幸い、誰にも目撃されちゃいなかったが、すこぶる派手な音がした。痛覚も鈍ってたのか、その時は気づかなかったものの、朝起きてみれば、額が微妙に腫れてる気がする。こういう時、センターパートって不便だよなあ。いい年してニキビができた時なんか憂鬱の極みだ。 つっても、髪型を変える気にはならない。どうしてって?前髪作ったら、世界で一番気にいらない男とそっくりになっちまうからさ。✦ 話が逸れた。
「節制しろ」 って小言いうあいつが妙に悲しげに映って以来、酒は控えめにしてたんだ。
…が、世話になった上司の独立祝い、からの4次会まで連れ回されてこのザマ。潰れた上司を家に送るところまでが俺の仕事だ。奥さん美人だったな。普段は真面目な上司だけに、あの醜態には相当驚いてた様子だ。ぶっちゃけ、俺もちょっと引いた。
✦ ──…にしても。いいよなあ。あんな美人に迎えてもらえて。
うちの美人は近頃、ゲームにハマってる。ゲーム機ないし携帯の画面からチラッと視線だけ上げて、
「帰ったのか」 なんてそっけない。
会社近くのカフェで何時間も待たせるのを思えば、全然いいんだけどね。
✦ ある時、画面を盗み見た。だって気になるだろ。どんなゲームに夢中なのか。バトル系かと思いきや、まさかの乙女ゲー。
画面の中で微笑う男は確かにかなりのイケメンだが、俺よりそいつがいいのかあ?
なあ。こっち見て、ヨルクちゃん。
#追記…俺らの帳面が変わってるってことについ最近気づいた。ってことで、たまには普通の日記。 >恐らく自由帳というものだ、これは。
91 :
ヨルク・ビス・アエタス
2021/03/19(金) 20:57
“イケ♡プリ”というのは、俺がいま絶賛どハマりしている携帯ゲームアプリのタイトルだ。 端的に説明して乙女ゲーである。物語を読み進め、要所要所で表示される選択肢から適切なものを選んでイケメンプリンスの好感度を上げていく。王道型だ。 ちなみに現在攻略中なのは“王子クロヌアラ”。砂漠の国のプリンスで、黒髪黒肌、ハレーム築いて遊んじゃってる系のチャラパリ☆キャラである。こいつの攻略に難儀している。何を言っても軽薄な態度で受け流すため、一向に好感度が上がらないのだ。✧ 今日も今日とてやり込んでいると、
「ただいまぁ」 と間の抜けた声。会社の飲み会を終えたアラヒト様のご帰宅だ。
一軒目は当たり障りのない居酒屋、二軒目からはキャバクラだろう。この声のトーンは四軒回ったな?…間違いない。そういうとき、俺は特に素っ気なくあしらう。
✧ 接待。付き合いだ。分かっている。けれども、女性に色目を使いベタベタ触れて間もなくの手で、声で、気安く触れられるのは悲しい。加え、そんなもので喜んでしまう自身も厭わしくて仕方がない。
✧ 不意、影が落ちる。アラヒトが俺の携帯を覗いている。気配を背中に受けながら、敢えて画面の中に入れ込む風を装った。そのうち
「そんなに根詰めてっと目ぇ悪くなるぜ~?」 ──陽気な声を響かせて、酒と紫煙、誰かの香水のにおいに塗れたあいつは風呂場の方へ消えていった。
✧ 耳にはシャワーの水音。液晶にはノーマルエンドの表示。
──……あいつが部屋に戻ってきたら、水を飲ませて。額にも冷え〇タを貼ってやるか。
なあアラヒト。よそ見、しないで。
#なーなー、ヨルクちゃん。今日もそいつの相手してんの?俺も攻略されてぇなー。 >お前の梯子、もう少し伸びないの #え…。ひょっとして、帰ってくんなって意味…? >もっとこっち来て。(言われてみればそれも梯子か…抜かった)
100 :
黒沼アラヒト
2021/03/27(土) 14:21
ついに 100 項目… ꙳ ⌖ Happy 100p anniversary! ⌖ ꙳ アンタに出会って8ヶ月。ここを始めて5ヶ月。 使い古しのありふれた言いかただが、長いようで一瞬だったな。 正直いうと、手紙でしかアンタの声を聞けなかった頃は、ちょっとばかし…んん。いや、恰好つけた。嘘。相当寂しい日もあった。ほら、俺たちふたりとも長考するタイプなうえ、時間が合わないこともあったろ? 俺は初めからアンタに夢中だったけど、ここでのアンタに…──というか、本編とここでのギャップにやられたっつっても大袈裟じゃない。 これは多分、日記のアンタしか知らなきゃとても信じられない話だろうな。本編じゃチ◯コ なんて言わないし、下ネタのひとつ口走ろうもんなら瞬く間に空気は氷点下だ。ここでも最初の頃はわりかし儚げクールビューティー路線 だったんだけどなァ…──って、ひょっとして俺のせいかあ? ま、どっちのアンタも好きだよ。たまにうっかり してるとこもな。 …さて、御託はこのあたりにしてだ。 ヨルクちゃんどれ着たい? ✧ ブラウス・短パン・白ニーハイ ✧ ✧ 俺のワイシャツ一枚 ✧ ✧ 黒バニー ✧ 零時まで待つか…だが99枚目が埋まった今、すぐにでも書いてしまいたい。と、悶々としていたらアラヒトが用意してくれていた。そういうことがよくある。俺の迷いを見透かしたように手を引いて、明るい方へ、明るい方へ。いつも連れて行ってくれる。お前の隣はとにかく心地が良い。運命の人に出逢ってしまったのだと、毎日想いは募るばかりだ。だから俺もお前の太陽に、向日葵のような存在になりたい。100頁おめでとう。ありがとう。これからもずっとそばに居てくれ。
#お前へのメッセージを綴る途中に何気なく覗いたら、また先を越されていた。待っていろよ、続きと返事を書く。 #折角だ、選んでくれたblondのインクを使う。 #……うむ。区別がつかんな。 >purpleにすっか。これならほぼほぼアンタのインクだ。 #(こういうところがモテるんだろうなあ…心配になる) #次から次に書きたいことが浮かんで纏まらない。お決まりの長考だ。 >はは、かわいーやつ。ゆっくり待ってるよ。 #……。(ほんのり赤い顔で口を歪め) はは、お前、寂しかったのか。おくびにも出さず、逆に俺を甘やかすことばかりして。……どこまでも可愛い奴だ。もっともっと、俺が分かってやらなきゃならない。
俺は話す前からおまえに惹かれていたよ。リズムと息継ぎの間隔が美しかった。…何度目だろうな、この話をするのは。
一度見送った。タイミングが合わなかった。二度目に見掛けたとき、消える前にと急いで便りを書き付けた。――そうして貰った返信に、どれだけ心が躍ったことか。
ああ。お前が俺を変えたんだ。熱情を引きだした。体裁を保つよりも、隣で馬鹿をやって一緒に笑い合いたいと思わせた。
アラヒトのチ♡コ が好き。…嘘だ。全部。ぜんぶ愛してる。
……で、こう来るよな。色気がないのはどっちだか。しかも似顔絵のヤツじゃないか。
仕方がないので
✧ お前のワイシャツ一枚 ✧ で妥協してやる。
お前はどれでサービスしてくれるの?
♡スケスケの紐パン♡ ♡H_I_P○_H_O_Pの柴犬パンツ♡ ♡全裸♡ #確実に100で収まらないな。 >恒例だな。次だ次 。 #他の頁も綺麗に整えてくれてありがとうな。 >こっちこそ。いつも便利な魔法かけてくれて助かる。