18 :
理人(調教者)
2019/08/27(火) 12:34:04
>>All…ん?お仕置きはそこの猫ちゃんにだよ。君にはお手伝いをしてもらうけどね。…それとも、君もお仕置き、されたいのかい?(くたくたに茹ってしまったように、力の抜けきった仔兎。触れれば零れる艶声にゆるりと口角を上げれば、先程の発言に不安を感じたらしく、翡翠の瞳が揺れているのに気づく。心なしか表情を和らげ、手触りの良い耳に囁きかけた、刹那。視界の端でジリジリと距離を開けていた筈の仔猫が追い詰められたように声を上げ、鋭い爪で攻撃せんと飛び掛かってきた。大凡隙を作って逃げるダメだろう、見え過ぎた攻撃。しかしこちらの腕の中には仔兎がおり、迫る爪を避ける事が出来ない。咄嗟に、万が一にも仔兎に爪が当たらぬよう彼を掻き抱くようにして庇いながら、身体の位置をずらす。それでも本来人間より高い運動能力を持つ獣人の爪を避け切ることはできず、左耳に鋭い熱が走り。…いや、それに構う暇はない。こちらが避けたことで僅かに体勢を崩す仔猫の首元へ手を伸ばし、攻撃の勢いを上手く利用して近くの壁へと投げつけた。ただ逃げるだけなら、痛い思いなんてしなかったかもしれないのに。ポタリ、ポタリと耳から落ちる血に意識を向けることなく、冷えた眼を仔猫に向け)
…だぁめ。君、お仕置き確定だ。